友安製作所「C-1グランプリ」受賞者インタビュー

友安製作所の商品を使ったお部屋のコーディネートを募集させていただいた『C-1グランプリ2021』。今回は、たくさんの応募者の中から最優秀賞に選ばれたakikotsuruhisaさんにお話をお聞きしました! 
akikotsuruhisaさんがDIYしたのは、福岡県内でご自身が運営されている会員制学習クラブの一室。塗り壁材やシール壁紙、タイルやウィンドウフィルム、雑貨など友安製作所の商品をたくさん使ってDIYしてくれたakikotsuruhisaさんに、そのコンセプトやポイントを聞いてみました。

“完璧過ぎない” 子どもたちがくつろげる空間を

ライターJacky

グランプリ受賞おめでとうございます! まずは受賞の率直な感想を教えてください!

akikotsuruhisaさん

他にもたくさんの方が素敵なアイデアを投稿されていたので、まさか選ばれるとは思わなくてビックリしました! このイベントも、たまたま立ち寄った博多のカフェ『友安製作所とハンバーガー』で知って、締め切りギリギリで応募したんです。

ライターJacky

そうだったんですね! では、今回応募いただいたコーディネートのポイントを教えてください。

akikotsuruhisaさん

実はこの物件、最初は荒れ放題で、どこから手を付けたらいいのかわからないような状態だったんです。
その空間を子どもたちが使う学習教室にするために、子どもたちがくつろげる、『この教室に行きたいな』と思える柔らかい印象を目指しました。今はオンラインの授業やレッスン動画でもこの空間が映っているんですが、大人の方にもこの柔らかいイメージが伝わって好印象を持って頂いているようです。

ライターJacky

確かにとても和む雰囲気! それに、壁を塗る面積やタイルの使い方もユニークなのが、受賞の決め手になっていましたね。

akikotsuruhisaさん

壁はあえて全部塗ることなく、白い部分との境目にタイルを貼って見切り材のような印象で使ってみました。実はこのタイルを貼った高さですが、下の写真を見てもらうとわかるように、左側の扉に貼ったシール壁紙の柄のラインとは、高さを少しずらしているんです。
ラインを合わせた方が統一感があるのですが、ラインを変えて目線をずらすことで、子どもたちが一人一人の個人で考えやすい空間をつくっています。

タイルのラインと壁紙のラインをあえてずらして
akikotsuruhisaさん

そして、「気軽に来てほしい」という気持ちから「完璧にし過ぎない」ことを意識しました。カフェや美容サロンのような場所では、もっと作り込んだ非日常的な空間にするほうがよいのでしょうが、ここでは子どもたちがくつろぎながら、それぞれの思考を広げられることが大事。だから、“抜け感” を大切にして、スイッチプレートや木の柱などはそのまま手をつけずに残しています。

ライターJacky

なるほど!それが落ち着ける空間の秘密だったんですね。
他にも子どもたちのために工夫したことはありますか?

akikotsuruhisaさん

ホワイトボードの下に、わざとペンキを落としている部分があります。
これは、「ペンキは壁などに塗るもの」という既成概念にとらわれた考えではなく、「使い方は自由!自分のアイデアを生かそう!!」という子どもたちへのメッセージを目に見える形で表現したスペースなんですよ。

友安製作所の商品は自由にアイデアを実現できるツール

ライターJacky

akikotsuruhisaさんならではの自由なアイデアが詰まった空間ですね!
では、友安製作所を知ったのはどういったきっかけだったのでしょうか?

akikotsuruhisaさん

この家をDIYするにあたって、イメージに合うカラーを決めようといろいろ探していたんですが、そこで目に留まったのが、友安製作所の『ひとりで塗れるもん』アリスブルーグレー。私が目指していた子どもたちがくつろげる空間にもピッタリなこのカラーに一目惚れしたんです。それで調べていくうちに、「他にもいろんな商品があるッ!」と友安製作所さんのファンになりました♪

ライターJacky

おぉ~!ありがとうございます!!
アリスブルーグレーは柔らかいイメージで、この空間にもマッチしていますよね。
他にもタイルやシール壁紙、時計、真鍮の商品などいろいろ友安製作所の商品を使って頂いていますが、靏久さんが考える友安製作所の魅力はどんなところでしょうか?

akikotsuruhisaさん

私は海外での生活、特にニューヨークでの生活が長かったのですが、そこではみんなそれぞれ人種も趣味も食べ物も、ファッションも違っていました。「こうしなければ」という既成概念がないのは、日本との大きな違いですよね。
友安製作所の商品は、そういった海外の環境のように、自分の個性と自分のアイデアを自由に表現できるツールだと思います。そこが一番魅力に感じるところですね。

引き戸には、壁紙シールdesign id「ビンテージブリック」

DIY初心者でもラフさを生かして

ライターJacky

ありがとうございます! 皆さん一人ひとりのカラー(個性)を大切にしてDIYを楽しんでほしいと考えている友安製作所にとって、本当に嬉しいコメントです!!
akikotsuruhisaさんは、もともとDIYが好きだったのでしょうか?

akikotsuruhisaさん

実を言うと、本格的なDIYは今回が初めて(笑)。
もともと家具などを組み立てるのが好きで、完成されているものよりも、自分で仕上げる商品を選んでいたんです。でもそのくらいのスキルしかなくて…。
今回DIYをしようと思ったのは、低コストで自分の理想の空間を実現したかったから。
壁の塗料を見てもらうとわかりますが、難しいことはできないので、逆に難しいところは気にせずラフにしよう!と。そうやってラフにしても味が出るのがいいですね。

ラフに塗っても様になる塗り壁材
ライターJacky

初めてのDIYでここまでチャレンジして頂いたとは、私たちも嬉しいですね♪
次にチャレンジしたいDIYはありますか?

akikotsuruhisaさん

今回の受賞で頂いた商品券で、『自然塗料 U-OIL』を購入したので、これを柱など木部に塗っていきたいと思っています。
この空間で大切にしている「完璧過ぎない」「くつろげる」というコンセプトも、U-OILなら木目を生かしながら自然な風合いが出るので、ピッタリかなと思っています。
今後は、東京の教室でもDIYをして、生徒さんがくつろげる空間をつくりたいですね。

ライターJacky

ありがとうございます。
東京の教室も、きっと素敵な空間になりそうですね。また友安製作所の商品と一緒に、いろいろなDIYにチャレンジして下さい!

グランプリ受賞者のギャラリー&使用した商品

柱には、『壁掛け両面時計 / LONDON RAILWAY CLOCK』
掃き出し窓には、ウィンドウフィルムの『ハナミズキ』

akikotsuruhisaさんのプロフィール

福岡から東京、そしてアメリカ・ニューヨーク(NY)へと渡り、30代でNYの4年制大学に入学。その後、NYで起業。英語も数学も苦手だった彼女が、「英語で数学を理解する」という学習方法を実体験から見つけ、帰国後は小中学生向けの会員制学習クラブ『BLUENOTE』をスタート。地元福岡と東京の2拠点で教室を展開しながら、大人向けのオンライン教室も実施中。
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