日常のトキメキを探しに行こう!「トモフェス2025」を開催しました

友安製作所が毎年秋に開催するお祭り「トモフェス」。今年も11月15日・16日に、「友安製作所Cafe&Bar 阿部野」と、店舗前の特設会場にて開催しました。お天気にも恵まれ、過去一番の盛り上がりを感じることができた今年の「トモフェス」。ご来場いただいた皆さま、一緒に心トキメク空間をつくりあげてくださった出展者・出演者の皆さま、本当にありがとうございました!

この記事では、イベントの企画運営を担ったスタッフの目線で、2日間のイベントレポートをお届けします。

2025年、「トモフェス」がパワーアップ?!

今年で9回目の開催を迎えた「トモフェス」。その原点は、八尾市久宝寺の本社横ではじめた小さなお祭りでした。2021年にご縁があり、阿部野区の店舗前に会場を移してから、今年で5回目の開催。実はこのイベント、「友安フェスタ」としてスタートし、近年は「友安製作所フェスタ」と掲げてきましたが、いつの間にか「トモフェス」という愛称で親しまれるようになっていました。ということで、今年からイベント名を「トモフェス」にリニューアル!これまで「トモフェス」の成長を見守ってくださった方々に、より愛着を感じていただけるように、そして、これからもっともっと多くの皆さまと出会える場所になりますように。そんな想いを込めて、ロゴやキービジュアルも刷新し、ポップでお洒落な「トモフェス」をデザインしていきました。

名前が変わっても、私たちが大切にしているイベントの合言葉は変わらず、「日常のトキメキを探しに行こう!」。「トモフェス」は、友安製作所をはじめ、日々のくらしを彩るアイテムやアイデアを手がけるものづくり企業と、つかい手の皆さまが出会い、直接交流するための場所です。くらしの中の、ちょっとしたトキメキを探してもらえることを願って開催しています。

10周年の節目を目前に控えた今年は、過去最大規模での開催にチャレンジ。新たな出展者さんもたくさんお迎えし、30を超える出店ブースと、多彩なコンテンツが詰まった賑やかなイベントになりました。

秋晴れの会場に並んだ、色とりどりの出店ブース

やっぱりメインはお買い物

ものづくり、グルメ、音楽などなど、くらしを彩る様々な要素を詰め込んだ「トモフェス」ですが、やはりお客様の一番のお目当てはお買いものではないでしょうか。お借りした大きな駐車場に広がる「屋外エリア」と、「友安製作所Cafe&Bar阿部野」店内の「カフェエリア」。今年は合わせて約30ものお店が集い、インテリアやキッチン周りの生活雑貨、食品やコスメ、アパレルなどなど、個性豊かなアイテムたちが並びました。

「トモフェス」最大の特徴は、なんといっても「つくり手」が自らお店に立っていること。ただ商品を販売するだけでなく、それぞれの想いをお届けすることを大切にしています。また製造過程で出てしまうサンプル品や、B品などを、アウトレット価格で提供しているブースも多く、友安製作所のアウトレットブースでも、カーテンや壁紙のハギレや職人による試作品などをたくさんご用意しました。これも、つくり手が直接販売するからこその魅力ですよね。

また、トモフェス限定のアイテムや、お得なガチャガチャなど、イベントならではの「おたのしみ」を用意している出店者さんも!いつものお店やECショップとはひと味違う、お買い物を楽しんでいただけたのではないでしょうか。

毎年お馴染みの常連出展者さんも多い「トモフェス」ですが、今年は10社の初出店企業さんをお迎えしました。中でも今年は、石川県で特殊な樹脂のテーブルウェアをつくる「ARAS」さん、熊本県で竹のお箸をつくる「ヤマチク」さんなどなど、大阪府以外のつくり手さんをお招きできたことが印象的でした。

地元大阪府からは、友安製作所の地元八尾市で、こだわりのお花を届けている花屋の「Mersig」さんや、天満橋で人気のパン屋「コバトパン工場」さん、そしてものづくりのまち生野区からも新たに2社、つくり手さんにご参加いただきました。地域の枠にとらわれず、全国の素敵なものづくりを感じていただけるイベントになっていけたらいいなと思っています。

トキメキ感じる、ものづくり体験

友安製作所が「トモフェス」でとても大切にしているコンテンツのひとつが、ものづくり体験です。今年は細い真鍮の素材を曲げてつくる「カラビナキーホルダーづくり」と、壁紙のハギレをつかった「クリスマスカードづくり」を行いました。

実は、「カラビナキーホルダーづくり」は、友安製作所のものづくりの歴史を物語るワークショップ。創業期に鉄の線材でカーテンフックをつくっていた技術をそのまま応用しています。鉄も真鍮も硬いので、手で綺麗に曲げることは難しいですが、職人がつくった治具(ジグ)を使えば、誰でも簡単に綺麗な形をつくることができます。今回は、3つの形をご用意しました。細い真鍮の棒が、あっという間にカラビナ状に。オリジナルデザインの銘板をつければ可愛いキーホルダーの完成です。

昨年も大人気だった「クリスマスカードづくり」は、今年も壁紙のハギレを活用して行いました。友安製作所の輸入壁紙は、ユニークな色や柄がたくさん。みなさん、お好みのパーツを一生懸命選んで、自分だけのクリスマスツリーをデザインされていました。「これでサンタさんにお手紙書く!」と、可愛らしい声も聞こえて、小さな参加者さんも大満足のご様子でした。

カフェエリアのお部屋では、毎年ご好評をいただいている予約制の木工ワークショップを開催しました。木工職人による少人数制のワークショップは、今年も大人気で、参加者の皆さまは早くからご予約のうえ、心待ちにしてくださっていました。今年は木と真鍮を組み合わせたオリジナルの三角形の時計づくりに挑戦。各回とも、和やかな雰囲気の中、皆さま黙々と取り組まれていました。

今年は友安製作所のほかにも、ワークショップブースが登場。「アンドアップサイクル」さん、「創作園藝課」さんのブースでは、友安製作所の壁紙や、カーテン生地をつかったハンドメイドをお楽しみいただきました。

「トモフェス」での体験を通して、ものづくりの楽しさを少しでも感じていただければ幸いです。

フェスムードたっぷりの、美味しいグルメ

お買い物やものづくりなど、1日中お楽しみいただける「トモフェス」では、美味しいグルメも自慢のひとつです。今年も友安製作所Cafe、スパイスカレーの「FATCAMP kitchen」さん、クラフトブールの「ブリューパブスタンダード」さんの3店舗が並びました。

友安製作所Cafeでは、看板メニューのハンバーガーが、東京、大阪、福岡の3店舗から集結。各店が自信を持っておすすめする、オリジナルバーガーが揃いました。今年はハンバーガーの他にも、ホットスナックや、初登場のクレープなど、様々なお味をお楽しみいただきました。

「FATCAMP kitchen」さんのブースでは、とろとろ温玉のせのスパイスカレーの他に、お家やキャンプで簡単につくれる本格的なスパイスカレーキットが並び、とっても賑やか。「毎年トモフェスでキットを買って、お家でカレーをつくっています」という常連のお客様にも出会いました。

「ブリューパブスタンダード」さんブースには、今年も「トモフェス」限定ビールが登場!

今年は、友安製作所の会長、DON(ドン)自家製の「燻製ベーコン」をイメージした個性派のビール。その名も「スパイシー・ドン・スモーキー」をお届けしました。友安製作所Cafe各店でハンバーガーやパスタに使われている、DONの手づくりベーコン。今回はそのレシピを拝借して数種類のスパイスをブレンドし、ビールに風味を加えました。燻製チップをイメージして、ローストした麦芽を使用しているので、少しスモーキーな香りもお楽しみいただけます。今年はぽかぽか陽気のお天気だったこともあり、例年以上にクラフトビールが大人気でした。

会場の真ん中。トラックステージでは?

明日から使いたくなる!プロ直伝のくらしのアイデアをお届け

屋外エリアには、今年もトラック型のステージが登場。友安製作所スタッフによるMCと、出展者・出演者のみなさんで一緒になって、1日中ノンストップで様々なプログラムをお届けしました。トモフェス名物のプロ技実演では、今年も8社が実演を披露。友安製作所は輸入壁紙の貼り方実演を行いました。DIYだけでなく、お掃除の仕方や、キッチン用品の使い方、防災豆知識、ごま油の搾油などなど、個性溢れる内容でした。実演をきいて実際に商品を買ってみたり、お家で試してみたりしたよ!という方が少しでもいらっしゃれば嬉しいです。

ステージ横の常設実演ブースでは、2日がかりで車の全塗装をお見せしました。塗られているのは、友安製作所の営業車。もともと紺色だったハイエースが、オレンジのボディと真っ赤なハートマークが目を惹く、可愛いデザインに生まれ変わりました!塗装に使っている車用の塗料は友安製作所で販売しているものなので、興味を持ってくださった方にはぜひチャレンジしてみていただきたいです。

車の塗装実演ブース

6組のアーティストが登場!ハートフルな音楽ステージ

昨年から「トモフェス」の新たなコンテンツとして加わった音楽ステージ。今年は6組のアーティストさんにご出演いただきました。関西で活躍中のインディーズバンドから、軽音部の高校生、そして出店企業を中心に結成された「トモフェス」限定バンドまで、個性豊かなみなさんに会場を盛り上げていただきました。

今年の「トモフェス」のフィナーレを飾ってくれたのは、洋楽でバンド活動をしている近大附属高校の部活動「E.S.S.S.」さん。総勢23名の生徒のみなさんによる、笑顔あふれる圧巻の演奏がとても眩しかったです。

アーティストのみなさんの素敵な演奏からも、日常のトキメキを感じていただけたのではないでしょうか。

スペシャルゲストは青木崇高さん!

実は今年の「トモフェス」では、開催1週間前にスペシャルゲストを発表していました!お越しいただいたのは、友安製作所の地元である八尾市出身の俳優・青木崇高さんです。2年前の「トモフェス」にもご登場いただいた青木さんが、今年も急遽駆けつけてくださることになりました。

今回はステージでトークライブをお届け。前半は、友安製作所・代表のBOSS(ボス)、木村石鹸工業の木村社長、藤田金属の藤田社長とのトークセッション形式でご登壇いただきました。このメンバーは、3年前に「ごぶごぶ」という番組で青木さんが八尾を訪れた際にご紹介いただいた3社ということで、当時を振り返っての感想や番組の反響について共有しました。

後半戦は、5社の企業さんによる青木さんへのPRタイム!自社アイテムの解説や想いをお伝えしながら、それぞれ約5分間お話ししていただきました。青木さんとのトークを通して、よりブースやアイテムの魅力をお伝えいただけたのではないでしょうか。

快晴の「トモフェス2025」、本当にありがとうございました!

イベント名をリニューアルしたり、過去最大規模での開催にチャレンジしたりと、盛りだくさんの「トモフェス2025」でしたが、お天気に恵まれたことが何よりの幸せでした。

実は毎年、悪天候に悩まされてきたので、今年は爽やかな秋晴れのなか、たくさんの方々にお越しいただき、「トモフェス」をゆっくりご体感いただけたことを嬉しく思っています。

「トモフェス」は友安製作所のスタッフが、企画運営から、会場づくりまで全てを担う、手づくりのイベントです。だからこそ、お客様にも出展者・出演者の皆さんにも身近に感じていただけるような、あたたかい場所づくりを目指しています。

「わいわい、がやがや!なんでも自分たちでつくってしまう」そんな友安製作所らしさを、少しでも会場で感じていただけていれば幸いです。

さいごに、今年も無事に「トモフェス」を終えることができたのは、関わってくださったすべての皆さまのおかげです。これからも友安製作所では、日常にトキメキをプラスできるような、楽しいイベントづくりを行っていきたいと思っています。

これからも、どんどん成長していく「トモフェス」、そして友安製作所をよろしくお願いいたします。

「トモフェス2025」、本当にありがとうございました!