友安製作所は2025年3月、大阪・八尾市にある本社オフィスをリニューアルしました。
以前は本社オフィス全体の様子をお伝えしましたが、今回はお客さまを最初にお迎えする場所でもある”エントランス”にフォーカスします。
会社の“顔”となる入り口は、友安製作所の魅力が伝わるようにと、本社工務店が設計から施工までを一貫して手がけています。

例えば、入り口に設置されている、こちらの玄関扉・・・!建具や取手に使われている真鍮はすべて、友安製作所内の工場で職人の手によってつくられています。
また、壁材や照明、サイン、ソファに至るまで、実際に友安製作所が取り扱っているアイテムを使用。訪れた人に商品を“見て・触れて”いただけるショールームとしても機能している自慢のエントランスです。すみずみまで、たっぷりとご紹介させてください!
目次
入ってすぐに、廃材でつくったゴリラがお出迎え

エントランスに入ってまず目につくのが、ひときわ存在感を放つゴリラのオブジェ。
実はこちら、ものづくりの際にどうしても出てしまう「廃材」を用いた作品。アーティストさんに制作を依頼した世界で一つのオリジナルオブジェなんです。

ちょっとユニークで、でもどこか愛着の湧くこのゴリラは、訪れた方が思わず足を止め、写真を撮っていただけるフォトスポットにもなりつつあります。
身長160センチの私は見上げてしまうほどの大きさ。ぜひ本社に訪れた際は、その圧倒的な存在感を目で見て感じてください!
防音にこだわってつくられたMTGルーム「Isora」

エントランス横にあるMTGルーム「Isora(イソラ)」は、少人数での打ち合わせに最適なスペースです。近年、主流になったオンラインMTGなどにも利用できるスペースということもあり、防音設計にこだわってつくられています。
「Isora」という名前は、イタリア語で「島」。外界から隔てられた、静かな空間のイメージから名付けられました。
Isoraの内側の壁に使用されているのは、sotto(ソット)と Fimoru(フィモール)という2種類のパネル。
sotto(ソット)は、表面材・吸音層・基材の三層構造によって、音をしっかりと吸収・拡散し、室内の反響をおさえてくれる吸音パネルです。社内で行った実験でも反響の抑制効果が数値として確認されており、実際にイソラをご案内すると「この素材だけでこんなに変わるんですね」と驚かれることも。吸音の効果を体感できる空間として、お客さまからの反応も大きい場所です。

ヨーロッパで注目されている最新の壁材 Fimoru(フィモール)も、自社でセレクトしたアイテム。
フェイクレザー調の上質な見た目と耐久性を兼ね備えており、ボールペンなどの汚れもサッと拭き取れるメンテナンス性が魅力です。さらに吸音効果もあり、会話の響きをやわらげてくれるため、会議室など静かな環境を求められる場所にも最適です。
座り心地のよい、しっかりとした厚みのあるソファには、インポートカーテン生地のデニムを使用。存在感もありボリュームのあるソファは、どこか安心感も与えてくれます。
よくみると、Isoraの天井はアーチ型になっており、その壁面にはデザイン面でも高く評価されているRIB:BO(リブボ)が沿わせて施工されています。

RIB:BOは天然木を使用した薄型リブ状壁パネル。本物の高級木材を薄くスライスしているので、柔軟性と適度な厚みを兼ね備えています。
そのため、壁に沿わせた施工でも美しく仕上がり、デザイン性の高さからSNSでも人気のアイテム。
防音・吸音性能とデザイン性の両方にこだわったイソラ。日々の打ち合わせやMTGを、より集中しやすく、心地よくしてくれるスペースです。
これも、あれも、友安製作所のアイテムです
エントランスに使われている壁紙や照明なども、すべて私たちが取り扱っているアイテムです。
たとえば、エントランス全体のメインとなる壁には、本物の天然石を使用した「ソリッドタイル」が使われています。シールタイプのため、剥離紙をはがして壁に貼るだけで、簡単に施工できるのが魅力のDIYアイテム。
石と石のすき間にあたる「目地(めじ)」と呼ばれる部分には、あらかじめ立体感のある溝がデザインされているので、通常のタイルのように目地材を詰める必要はありません。貼るだけで、まるでホテルのエントランスのような、上質で落ち着いた雰囲気が生まれます。

入り口には「アイアンスタンドサインボード」が置かれていて、中の文字は、ペンキやシールなどで自由にデザインすることができます。無骨な印象のあるアイアン素材ですが、細かな部分まで丁寧に仕上げることで、空間にすっとなじむ落ち着いたアクセントになっています。

さまざまな場所に設置された看板やサインも、自社でデザインし製造されたアイテムたち。既製品のご提案はもちろん、オーダーメイド制作も対応可能です。
使用する場所や用途に合わせたデザインもご相談いただけますので、気になるアイテムがあれば、お気軽におたずねくださいね。


ソファには、スペインのファブリックブランド「Vilber」の「Tibetan Tige(グレー)」を張地として大胆に取り入れています。パッと目を惹く、ユニークなチベタンタイガー柄が特徴で、落ち着いた色合いの中に、ほんの少しの遊び心が漂うアクセントに仕上がりました。

照明には「シガロ ペンダントランプ」を使用。ガラスの繊細な表情が、やわらかな光とともに空間にやさしいニュアンスを添えています。
どれも空間の中で自然と調和するようにコーディネートされたアイテムたち。実際の暮らしや働く場所にも取り入れたくなるような、ヒントとアイデアが詰まっています。
COLORS WALL(カラーズウォール)」
一人ひとりの想いが少しずつ重なって、通るたびに彩りが増していく「COLORS WALL(カラーズウォール)」。
この通路は、友安製作所の理念「ADD COLORS TO EVERYONE’S LIFE(すべての人の暮らしに彩りを)」を表現した場所です。

入口には、さまざまな色がついた刷毛が飾られており、ペンキの色と、壁に飾られている紙の色がリンクしています。
これは、「皆さんの人生に、私たちが色を加えていく」という想いを、設えを通じて表現したもの。
壁には、社員や訪れた方が「やってみたいこと」や「なりたい自分」をイラストや文字で表現しており、通るたびに誰かの「人生の彩り」に触れられる瞬間です。

さらに、通路は広い入口から奥に進むにつれて、少しずつ間口が狭くなる設計にしています。
これは、気持ちが自然と切り替わり、これから始まる“ものづくりの世界”に入り込んでいくような、わくわくする非日常を演出しています。
訪れた人たちと一緒に、これからも少しずつ完成に近づいていくこの場所。書き加えられた言葉や絵が少しずつ増えていくことで、歩くたびに新しい誰かの“Color”に出会えるかもしれません。
エントランスに詰め込んだ、友安製作所の“ものづくりにかける想い”

いかがでしたか?エントランスに詰め込まれた、友安製作所のものづくりへの想いやこだわりを、少しでも感じていただけたら嬉しいです。
壁材、サイン、照明、ソファに至るまで、この空間に並ぶアイテムは、私たちが自信を持って提案しているものばかりです。
訪れた方たちが「このエントランス素敵だな」「このアイテム、自宅やオフィスにも取り入れてみたい」 そんなふうに感じてもらえたら、とっても嬉しく思います。
今後も、暮らしや働く空間に役立つアイテムやヒントをお届けしていきますので、ぜひトモヤスタイムズの他の記事もチェックしてくださいね。