DIY初心者の ワークショップ体験レポートvol.2「壁紙ティッシュケースアレンジ」

こんにちは! 前回、『窓フィルムの貼り方講座&ステンドグラス風フォトフレーム作り』に参加し、少しは初心者を脱出したつもりのライターJackyです。今回は、『 壁紙の貼り方講座 &壁紙でティッシュケースアレンジ 』にチャレンジ。前回に引き続き、友安製作所カフェのワークショップで腕を磨いてきました!

◆まずは壁紙の貼り方を教わりました!

今回ティッシュケースをアレンジするのは、住宅に使われる本物の「壁紙」。キレイに作るために、まずは「壁紙とは?」や「壁紙の貼り方」から教わりました。

日本で使われる壁紙には、大きく分けて「ビニール」「フリース」「紙」の3種類があります。それぞれ特性が異なりますが、詳細は下記の記事をチェックしてみてください。

※【プロに聞く!vol.2】壁紙をどうにかしたい!と思ったときの第一歩

◆講師のお手本

最初に講師のMollyがビニール壁紙を使って、剥がし方と貼り方をレクチャーしてくれました。ビニールの場合は横端に「ミミ」があるため、柄合わせが難しく、最後にそのミミを重ね切りする必要があります。

≪「ビニール製」の場合の主な壁紙張りの工程≫

  • 元の壁紙を剥がす。
  • 新しい壁紙に糊をつける。※糊は多めに付けるのが◎
  • 壁に貼り、ハケで優しく撫でつける。
  • 竹べらで角を取る。
  • ステンヘラガイドを使ってカッターで余った部分をカット。
  • (2枚目)ミミの部分に注意しながら、柄を合わせて貼る。
  • ミミの部分を重ね切りする。
  • ローラーで平らにして、完成!

◆実際に壁紙貼りにチャレンジ

次は実際に参加者が壁紙貼りにチャレンジ。重ね切りなどの必要がなく、柄合わせもしやすいフリース製の壁紙を使いました。基本の工程はビニール製と同じですが、下記の点でフリースの方が初心者向けと言えます。私が体験してみた感じでも、「糊を塗った壁紙を移動させなくてよい」「柄がそのまま合わせられる」という点で、意外にも「簡単かも!?」と思えるくらいすんなりとできました!

≪ビニールとフリースの工程の違い≫

ビニールフリース
糊付け「壁紙」自体に糊を付ける「壁」につけるから簡単
柄合わせミミに注意しながら合わせ、2枚のミミを重ねて切る(重ね切り)見たまま柄を合わせていく

※壁紙の詳しい貼り方はコチラをチェック 『壁紙の貼り方』

※フリース壁紙の貼り方はコチラの動画も便利です。

◆いよいよ壁紙を使ったティッシュケースアレンジ

教えてもらった壁紙貼りのノウハウを使って、今回の作品、ティッシュケースのアレンジをスタート!必要な道具は、写真の様に壁紙張りとほとんど一緒でした。

(1)好きな壁紙を選んで形を取っていきます

数十種類の壁紙の中から好きなものを選び、ティッシュケースの型取りをしていきます。私は今回、フリース壁紙の 「ミックスランタン」をチョイス。 本物のタイルの様な柄が個性的で、他にはないティッシュケースになりそうです!

★他にもいろいろな壁紙が!こちらをチェック『壁紙・クロス専門店 スタイルダート

市販の木製ティッシュケースを壁紙の上に置き、底以外の型をボールペンで取っていきます。最初に上の面→そのまま手前の辺を付けながら手前に返し→手前の面の型を取ります。あとは同じように他の面も型を取るだけ。

(2) 糊を付けて貼っていきます

ティッシュの取り出し部分には、写真の様な細かな切り込みを入れます。まずはその取り出し口のある上の面に糊を付けていきます。この糊も、壁紙貼りで使った糊と同じ使いやすい『DIY楽のり』です。

壁紙を貼ったら、上からローラーでコロコロと押さえつけ、空気を抜いていきます。角なども丁寧に転がすと形もくっきり。

取り出し口の切り込み部分は内側に折り返しボンドを付けて貼った後、さらに上からテープを貼ります。ボンドは速乾性の高いモノがオススメです。

側面も同じように糊を付けて貼り付けていきます。

(3)仕上げの工程

角は壁紙を重ねて、重なった部分を角から「赤線」のように斜めにカッターでカット。角の三角の部分が切り取られます。

裏面は写真のようにボンドで貼った後、マスキングテープで仮止めしておきます。

裏面を乾かしている間に、角の処理。ジョイントコークを薄く塗って、角が剥がれてくるのを防ぎます。

最後に裏面の処理を。余った壁紙をカットしていきますが、カッターを当てながら余った方の壁紙を引いていくとキレイにカットできます。さらに、底の面のフタとなる角の壁紙をカットすれば、フタがスライドするように!

(4)完成!

完成です!他の参加者の方も、ナチュラル系やスタイリッシュな柄など、思い思いの柄を選択して楽しんでいらっしゃいました。

≪ワークショップに参加して≫

今回のワークショップは、「壁紙を貼る」という“DIYの王道”を経験することができました。実際に自分の家で試すのはなかなかハードルの高いことですが、こういったワークショップなら、道具もすべて用意してくれるし、講師が丁寧に教えてくれるので、お手軽で安心でした!

参加者の方からも「家の壁紙を替えたい」というお話が出ていたくらい実践的。これから壁紙チェンジを考えている方は、まずこんなワークショップでノウハウを学んでみては?