壁に貼る「ウッドパネル」のオススメと選び方

「ウッドパネル」というと少し前までは、屋外のテラスやベランダの床に敷くウッドパネルが主流でした。
しかし、最近は室内の“壁に貼る”ウッドパネルが人気に。素材やカラーなども多種多様ですので、アクセントウォールとして使うと、お部屋の雰囲気も一気に変わります。
今回は、そんなウッドパネルの特徴や選び方、おすすめの商品もご紹介していきます。

ウッドパネルの特徴

①DIYで簡単に設置できる

ウッドパネルの良いところが、業者などに頼むことなく「DIY」で設置できるという点。
好みのウッドパネルを購入し、おうちのサイズやインテリアに合わせて、ボンドや両面テープで設置できます。
簡単にカットできる商品もあるので、DIYに慣れていない初心者でも挑戦しやすいですよ。

商品によって、カットの可否などもありますので、しっかり商品の説明もチェックしましょう。

②天然木が多い

ウッドパネルを大きく分けると、天然木と人工木の2つに分かれます。
人工木の場合は室内の壁にというより、屋外での利用がほとんどですので、ここでは最近多く使われている天然木のウッドパネルのメリットとデメリットをご紹介します。

天然木ウッドパネルのメリット・デメリット

【メリット】
・ナチュラルな風合いが楽しめて、お部屋がセンスアップします。
・木目によって表情が違うため、個性的なインテリアも実現できます。

【デメリット】
・人工木に比べると傷みやすく、メンテナンスが必要に。
・水廻りには使えないことが多いです。

③形や色などバリエーション豊富

ウッドパネルの形は、通常の「板」タイプのものから、細かな木材を貼り合わせて立体感のあるものまで様々。
カラーも木の質感そのままのナチュラルなものから、木炭を思わせるダークでシックなカラー、古木の風合いを生かしたカラーなど種類が豊富。インテリアに合わせたカラーを選べます。

失敗しないウッドパネルの選び方

ウッドパネルにはさまざまなバリエーションがあり、選ぶのも一苦労。
そこで、ウッドパネルを選ぶ際の基本となるポイントをご紹介します。

★施工の手軽さで選ぶ

壁に貼るウッドパネルは、どれも施工しやすいものが多いですが、特にDIY初心者は「施工の手軽さ」で選ぶのが正解。
下記の特徴があるウッドパネルは施工しやすいものが多いので、優先的に選んでOK!

施工が手軽なウッドパネルの特徴いろいろ

●ウッドパネル自体の重量が軽い。
●裏面シール式で手軽に貼れる。
●のこぎりやカッターで簡単にカットできる。
●ジョイント式でさくさく貼れる。

★インテリアのスタイルで選ぶ

ウッドパネルは商品によって見た目のバリエーションもいろいろ。
好みのインテリアスタイルに合ったウッドパネルを選ぶことがポイントです。

ナチュラル系インテリアには「ライトカラー」のウッドパネルを

ウッドパネル ハッティー・グレイッシュ

ナチュラルインテリアや優しいイメージのインテリアにオススメなのが、ライトなカラーのウッドパネル。
写真のようなグレイッシュカラーやホワイト系なら、ナチュラルなインテリアとも相性良くバランスが取れます。
ちなみに写真の「ハッティー」は、リアルな質感にこだわって、本物の木にヴィンテージの木目をプリントして仕上げています。
あえて傷や節などを残して、一枚一枚が味わいのある雰囲気にしたのも特徴です。

ヴィンテージなインテリアには「木の温もりを感じる」ウッドパネルを

ウッドパネル ブリックス(モザイク)

ヴィンテージマンションのリノベーションなど、古い物を活かしたインテリアにもオススメなのが、写真のような天然木のリアルな質感が感じられるもの
天然木の温かみが、ヴィンテージインテリアにもしっくり馴染みます。
色味に関しては、写真のような少し赤みが入った木材であれば、ミッドセンチュリーの家具の風合いにもマッチしますよ。

高級感あるインテリアには「ダークカラー」のウッドパネル

ウッドパネル ブリックス(ランダム)・フジ

ホテルライクな高級感あるインテリアには、ダークな色合いのウッドパネルがマッチします。
こちらのように、様々な厚みの素材を組み合わせて立体感を出したパネルであれば、手間暇かけた特別感も演出できます。

おすすめウッドパネル

●裏面シールの軽量 組木ウッドパネル「Kumikki(くみっき)」

Kumikki(かく)

Kumikkiは、ヨーロッパでも人気の高い寄せ木貼り(パーケット)デザインの天然木ウッドパネル
アンティークな家具にもよく似合うレトロな雰囲気で、お部屋全体のセンスアップになります。
柄は、四角いパーツを組み合わせた「かく」と、ひし形や三角形などのパーツを組み合わせた「ひし」の2種類です。

特徴① 軽量で扱いやすい

ウッドパネルは重くて分厚いイメージがありますが、Kumikkiは、「厚さ約4㎜、1枚130g」と薄くて軽量!
カッターでカットすることもでき、女性やDIY初心者でも扱いやすいのが特徴です。

特徴② テープ付きで簡単

Kumikkiの裏面には粘着テープが付いているので、剥離紙を剥がすだけでそのまま貼り付けることができます。
ボンドを使ったり、自分で両面テープを貼ったりする手間がないので楽に施工できますよ。

特徴③ 美しい寄せ木貼りのデザイン

Kumikki(ひし)

オーク、メープル、ウォールナット、チェリーといった色の違う様々な木材を組み合わせて作った寄せ木貼りは、パネル一枚一枚で表情が違います。
その表情や風合いをデザインとして楽しめるのが、Kumikkiの魅力の一つです。

●天然木の古材で作ったウッドパネル「ブリックス(ランダム)」

縦貼りでランダムに配置した施工例

本物の天然木古材を使った立体感のあるデザインが特徴のウッドパネル「ブリックス」
「本物の木に囲まれている感じがいい」というリアルな質感や雰囲気を求める方にもおすすめです。

特徴① ホテルライクな立体感

立体感の秘密は、5~10㎜の様々な厚みのウッドタイルを組み合わせて作った奥行。
ランダムな厚みのおかげで、一枚のパネルにも陰影ができて、ホテルライクな高級感に。
重さが出てしまいそうなイメージですが、一枚あたりフジとエベレストは約420~610g、モンブランは約480~600gと女性が片手で持てる重さです。

特徴② 天然木ならではの質感

本物の天然木の「古材」ならではの質感も、ブリックスの魅力の一つ。
「寒々しい人工物は置きたくない」という人には、このブリックスの温かみのある質感がピッタリ。

特徴③ 簡単「貼るだけ」のジョイント式

見た目や質だけでなく、施工のしやすさも重要なポイントですよね。
ブリックスは、接着剤や両面テープを使って貼るだけの簡単施工
さらに、ジョイント式なので、DIY初心者でも手軽に貼ることができますよ。

●高機能吸音ウォールパネル「sotto(ソット)」

ソット(オーク)

ソットは、「天然木材+クッション(吸音)材」の構成で、手軽に騒音対策ができる優れもの
貼って剥がせる施工も可能なので、オシャレな見た目で賃貸の騒音問題にも役立ちます。

特徴① おしゃれと機能性を兼ね備えた「吸音パネル」

ソットの最大の特徴は、おしゃれなのに騒音対策もできる「吸音性能」
秘密は裏面にある厚さ9㎜の吸音パネルです。クッション層にある無数の空気孔が音の振動を吸収し、音が漏れるのを軽減してくれます。
そのおかげで、吸音性能を測った実験では、こんな結果も出ています。

★壁全面にsottoを貼った場合は、騒音を26.6%減少させることができました。
★壁全面にsottoを貼った場合、外側の騒音を32.2%減少させることができました。

特徴② 賃貸OK!簡単施工で原状回復可能

賃貸住宅でのDIYで気になるのが、“原状回復できるかどうか”。
ソットなら、「貼って剥がせる両面テープ+T型画鋲」で施工が可能なので、賃貸でも安心して施工することができます。
さらに、カッターやノコギリでもカットできるので、女性や初心者の方でも手軽に挑戦できますよ。

特徴③ タテ・ヨコ自由に

ソットは、タテ向きにもヨコ向きにも、自由に貼ることができます。
また、カラーもオーク、ダークブラウン、ホワイトバーチ、アッシュグレー、ブラックエボニーの5種類を展開。
インテリアのスタイルや雰囲気、貼る場所に応じてカラーと貼り方を変えてみるのもステキです。
上の2つの写真のように、カラーと貼り方で印象が全く違いますよ。

ウッドパネルでお部屋をセンスアップ


今回ご紹介した壁に貼るウッドパネルは、簡単に本格DIYが楽しめるアイテムの一つ。
「リノベしたいけど業者に頼むのはコストが…」「簡単に部屋の雰囲気を変えたい」といったニーズのある皆さんは、ウッドパネルという選択肢を増やしてみては?
リビングや玄関、寝室などのアクセントウォールに。カウンター周りの装飾や腰壁など、皆さん好みのさまざまな使い方でウッドパネルを暮らしに取り込んでみてください。

※友安製作所は公式サイトだけでなく、大手モールにも出店していますので、普段ご利用されているショッピングサイトでもご購入頂けます。