自他ともに認めるDIY好きの友安製作所メンバー・Molly。
DIYのワークショップ講師も務め、ほぼ家中をDIYしているのでは? と思われる彼女のお気に入りのDIY作品が、こちらのキッチンカウンター。手作りとは思えないようなオシャレで完成度の高いカウンターですが、実は結構簡単にできるのだとか。さらに賃貸物件でも可能なタイルDIYなど、DIY好きならではの工夫ポイントや、初心者でもできる作り方をご紹介します。
DIYした人/Molly
『友安製作所Cafe&Bar 阿倍野店』のインテリアショップスタッフ・ワークショップ講師。カフェの2階にあるインテリアショップで、お客様のニーズに合わせたインテリアアイテムを提案しています。また、同店舗に併設されるDIYスペースや各種イベントで開催されるDIYワークショップの講師も務めています。
目次
キッチンカウンターの材料
【用意するもの(1万円以下でできました!)】
材料
・カラーボックス 2台
※以下材料は、使用するカラーボックスのサイズに合わせて下さい。
・天板(パイン集成材)
・ベニヤ板 大きいもの1枚、小さいもの2枚
・発泡スチロール
・壁紙
・黒板塗料
・両面テープ
・ボンド
Mollyがこのキッチンカウンターを作ったのは、調理スペースを確保するため。LDKでリビング側を見渡すこともでき、テレビを見ながら、食材をカットしたり、下準備をすることができます。
今回使った壁紙は、ユニークな木目調がポイントの『シンコール壁紙 木目調「CC-BB1570」』。こちらの商品イメージの写真にヒントを得て、今回のキッチンカウンターのデザインを決めたんだそうです。
黒板塗料は、友安製作所の『水性塗料 Dippin’ Paint 黒板塗料』。臭いも少なく、手軽にレトロな黒板風のインテリアが完成します。
「水性塗料 Dippin’ Paint 黒板塗料」商品ページ
キッチンカウンターの作り方
★カラボとベニヤを組み合わせる
【1】カラーボックスを2台組み立てます。市販の製品を説明書通り組み立てればOK。色やサイズもお好みで♪
【2】 カラーボックス2台を水平になるように並べて、大きい方のベニヤ板を背面に、小さいベニヤ板を両側面にビスで打ち付けていきます。これで写真のようにカラーボックスがベニヤ板でつながった状態に。
Mollyの場合は、2台のカラーボックスの間にゴミ箱を置くスペースを空けています。置く予定のゴミ箱のサイズをしっかり測ってから間を空けましょう。木材はホームセンターでカットしてもらうと便利です。
★黒板塗料と壁紙で簡単オシャレ
【3】 次に黒板塗料を塗っていきます。見せたいスペースより広めに塗っていくのがポイント。 ご自身の好みの高さと幅で、位置を決めて下さい。 後で黒板塗料を塗ってしまうと、塗りたくない部分にマスキングをするなど、手間がかかってしまいます。
【4】 黒板塗料を塗った範囲を凹ませて見せたいので、上下に段差を作るための発泡スチロールを貼っていきます。発泡スチロールの板もホームセンターで手軽に購入できます。カットは自宅で行うので、割れないように持って帰るのが、ちょっと大変だったようです。
【5】 発泡スチロールで出っ張った面に、壁紙を貼っていきます。こちらは好きな壁紙でOK。友安製作所では、海外製の珍しい壁紙もたくさん取り扱っているので、「人と被らないインテリアにしたいな」というときにおすすめです♪
★天板も簡単にセット
【6】天板は、事前にサンドペーパーで角を丸くしておきます。日常生活でぶつかったときにケガをしない程度でOK。次に薄くステインを塗り、さらにニスを塗って乾かしておきます。濡れてしまうことも多いキッチンカウンターなので、撥水効果のあるニスは必須。
【7】塗装した天板を【5】に乗せていきますが、ビスではなく、両面テープとボンドで引っ付けていきます。今回使ったカラーボックスは、上板よりも側面・背面の板の方が出っ張って段差があるため、この方法で。また、ビスを天板側から打つと穴が開いてゴミが溜まりやすくなり、カラーボックス側から打っても、板が厚くて打ちにくい場合もあります。そういった場合は、両面テープとボンドが便利♪
ボンドだけだと、乾くまでにずれてしまうこともあるため、ずれ防止として両面テープを補助的に使っています。
★100均も活用してヴィンテージっぽく
【8】カウンターの表側に100均で購入したステンシルシートで装飾を。今回はちょっとかすれ気味にして、ヴィンテージっぽく仕上げたそうです。また側面には、タオルハンガーを取り付けて、吊るす収納用に。黒板塗料の部分には、写真のような調味料入れを引っ付けても、オシャレで実用的です♪
★こうすれば生活感は見えない!
【9】最後にカラーボックスの中には、使いやすい引き出しなどを自分好みでセッティングしましょう。Mollyは、生活感の出やすいゴミ箱やキッチンペーパーをカラーボックスの間に収納しています。生活感も見せず、家事動線とも合っているので使いやすいようですよ。
これでキッチンカウンターが完成! ビス打ちはベニヤ板を貼るところのみなので、DIY初心者の方でも手軽にチャレンジできますよ。
手軽なシール付きタイルでさらにセンスUP
★オシャレなオーダーキッチン風に
さらにキッチンの壁には、友安製作所のタイルを貼ってポイントに。シンプルなシステムキッチンが、これだけでこだわりのオーダーキッチン風に変貌しました!
タイルは下記の3種類を組み合わせて、Mollyがデザインしたそうです。 こちらのタイルは、シールで簡単に貼れるタイプ。 種類も多いので、いろんな組み合わせを試してみたいですね。
【左から】
・ピュレ・ナンシー(上の写真は色違いのロアンヌ)
・ガレット・ブルー
・マジョリカ・ルッカ
★賃貸でもタイルを張るテクニック!
でも実はこちらのキッチン、賃貸物件のため直接壁にタイルを貼ることはできません。
そこで使えるのがマスキング(養生)テープ。壁面に幅の広いマスキングテープを貼って、その上にタイルを貼っていったそうです。この方法だと、賃貸でも後で簡単に剥がせて原状復帰も可能です♪
※マスキングテープにはある程度の強度が必要ですが、強すぎると元の壁に糊が残ったり、壁紙がはがれてしまう場合もあるので、あらかじめよく確認してから貼っていきましょう。
DIYアイテムの実物は『友安製作所Cafe&Bar 阿倍野店』へ
壁紙や黒板塗料を上手く利用することで、簡単なのに本格的なキッチンカウンターが完成しました。皆さんもぜひチャレンジしてみて下さいね。
こういった壁紙や塗料、タイルなどのインテリア・DIYアイテムを「実際に手に取って見たい!」という人は、Mollyが在籍する『友安製作所Cafe&Bar 阿倍野店』へ。インテリアショップ+DIY+カフェという3つの要素がミックスされた店内で、思い思いに楽しんで下さい。様々な題材のワークショップも随時開催中♪
タイルのワークショップ作品 ワークショップ講師のMolly