暖房費の節約に!ハニカムブラインドの失敗しない選び方

皆さんは、「ハニカムブラインド」という名前をご存じですか?
メーカーによってハニカムスクリーンやハニカムシェードと呼ばれていますが、普通のブラインドでもロールスクリーンでもない、断面が六角形このブラインドは、シンプルな見た目と機能でミニマリストにも注目されています。
このハニカムブラインド、実は冬の寒さ対策暖房代の節約にも、ぜひ取り入れてほしいアイテムなんです!

冬にハニカムブラインドがおすすめな理由

● 暖房が効きやすい!「ハニカム構造」の秘密

そもそもハニカムブラインドのハニカムとは、「ハニカム=ハチの巣(Honeycomb)」という英語から来た名称。
ハチの巣を正面から見ると、六角形の無数の穴をしていることはご存じの方も多いと思います。
この六角形が無数に集まったものを「ハニカム構造」といいます。
このハニカム構造はさまざまな産業で活用されているのですが、その理由は、強度を損なうことなく、できる限り少ない材料で構成することができるから。

ハニカム構造が効率よく強度を保てることはわかりましたが、省エネにつながるのはどういうことなのでしょうか?
それは、効率よく六角形の中に空気の層を作ることができるからです。
ちょっと数学の問題になりますが、例えば、1c㎡の面積を作るために図形の周囲の長さが最も短いのは「円」です。しかし、見ての通り六角形も円に近く、三角形や四角形よりも少ない周囲の長さで、効率的に1c㎡の面積を作ることができます。

つまり、効率よく「強度」と「空気の層」を得ることができるのがハニカム構造

● ハニカム構造の空気の層が断熱効果に!

ハニカム構造によって効率よく作った「空気の層」が、窓とお部屋の間にあることで夏は断熱効果で外気からの熱を侵入させず、冬は保温効果で、冷気による冷えを防ぎます。
つまり、外気の影響を受けにくいから、エアコンなどの冷暖房器具の効率も良くなリ、電気代の節約になるということ。
「冬は暖房器具をつけても窓際は寒くて…」というお悩みも改善できます。

ハニカムブラインドがあるかないかで、どのくらい室温が違ってくるかというと、下記のグラフを見れば一目瞭然。
特に遮光効果のあるハニカムブラインドだと、冬は保温効果率が50.3%アップするというから驚きです!

● 夏に涼やかなおしゃれ感

暑い夏に部屋の中がゴチャゴチャしていると、それだけで暑苦しい気分になってしまいます。
ハニカムブラインドなら、シンプルなデザインで窓周りがスッキリした印象に。
見た目も涼しくすることで、体感温度も下がると言われていますので、薄い色のカラーを選べば、さらに清涼感が上がりますよ。

また、ハニカムブラインドは他のインテリアを邪魔しないシンプルなルックスで、どんなスタイルにも馴染むことも特徴。
不織布の優しいニュアンスは和室にもしっくりと馴染みます。

和室にもおすすめ

ハニカムブラインドのデメリット

魅力たっぷりのハニカムブラインドですが、選ぶ前にデメリットを確認することも大切。
ハニカムブラインドのデメリットは下記のようなものが挙げられます。

①子どもやペットが遊んでしまう??
②カーテンのように洗えない
③賃貸だと取り付けられない場合も

④外の景色が全く見えない
⑤ピッタリなサイズがなくて、隙間が…
⑥窓に結露が付きやすい

ハニカムブラインドのデメリットと解決法

「ハニカムブラインドを使いたいけど、デメリットが気になる」
という人のために、それぞれ解決法を提案します。

子どもやペットが遊んでしまう??

ハニカムブラインドなどのブラインド系やシェード、スクリーンには昇降操作に必要なコードが付いていることがほとんど。
このコードが、お子さんやペットに巻き付いてしまう可能性があります。

★解決法① セーフティーホック
写真のような「セーフティーホック」が付いたものを選ぶと、もしもお子さんやペットにコードが巻き付いたとしても、弱い力でホックが外れて巻き付きが取れやすくなります。

★解決法② コードを短く束ねる
そもそもコードがお子さんやペットの手の届く場所にあることが原因。
ということで、コードを短く束ねるのも解決法の一つです。

② ハニカムブラインドはカーテンのように洗えない

ハニカムブラインドは、材質・構造上カーテンのように洗うことはできません
これは通常のブラインドなどと一緒ですね。
下記のような解決法がありますが、「インテリアアイテムも常に水洗いして清潔にしておきたい」という人には、向いていないかもしれません。

★解決法① こまめにホコリを取る
ホコリ等が付いた場合は、羽ばたきや化学モップ等で軽く払ってください。
それだけでもある程度キレイを保つことができます。

★解決法② 濃い色のカラーを選ぶ
シミなどの汚れがつくことが心配な場合は、濃い色のハニカムブラインドを選ぶことをおすすめします。
例えシミがついたとしても、あまり気にならずに済みます。 

③ 賃貸だと取り付けられない場合も

ブラインドや他のシェード、ロールスクリーンなどと同じにようにメカ部分がある製品は、専用のブラケットをネジで取り付ける必要があります。
電動ドライバーを使ったり、何度か経験があったりすれば簡単ですが、正直最初は面倒…。
さらに賃貸だと、木枠や壁に穴が開けられない場合も多いですよね。

★解決方法:「つっぱり式」で簡単に設置できるものを選ぶ
ハニカムブラインドの中には、つっぱり式で簡単に設置できるものも販売されています。
例えば、友安製作所の『Easy Bee Bee』は、上部につっぱり棒を取り付けるだけで、設置できる簡単設計。
壁に穴を開ける必要もないので、賃貸でも手軽に使用可能です。

つっぱり棒なら簡単に設置

外の景色が全く見えない

ハニカムブラインドの中でも特に遮光効果のある製品は、レースカーテンやブラインドと違い、外の風景がほとんど見えません。
「遮光性もほしいけど、もう少し外の光を取り入れたい」という人は、次の解決法を!

★解決方法:ツインタイプを使う
光が調整しやすいレースタイプと不透明生地の組み合わせなら、外の光も取り入れながら、きちんと視線を遮ることができます。
友安製作所の『プレーン&レース ツインタイプ』は、1㎝単位からオーダーでき、取り付けたい場所にピッタリのハニカムブラインドが完成します。

ピッタリなサイズがなくて隙間が…

既製品のハニカムブラインドを設置すると、微妙に隙間が出て光が漏れてしまったり、逆に幅が大きすぎて上手く窓枠にはまらなかったりと、「もう少し幅が長ければな(短ければな)」ということが。

★解決法① セルフカットできる製品にする!
カッターで簡単に幅をカットできる製品なら、サイズが合わないというトラブルも解決できます。
友安製作所のハニカムブラインド『Easy Bee Bee』は、本来のサイズより少し大きいサイズを購入し、自分でちょうど良いサイズに調整することができます。
実際に設置場所に合わせながら調整できるので、失敗も少ないですよ。
横幅は、24・35・45・58・73cmの5サイズ展開(長さは全て110㎝)となっています。

窓に結露が付きやすい

ハニカムブラインドは、断熱性能が高いゆえに、窓に結露が出やすいのもデメリット。
結露はこまめに拭いておかないと、アレルギーの元となるカビを発生させてしまいます。

★解決法:ハニカムブラインドは窓との間に余裕を持つ
窓とハニカムブラインドが接していると、結露が本体に付いてカビの原因に。
少し余裕を持って設置するようにしましょう。

夏のハニカムブラインドの失敗しない選び方

ハニカムブラインドのデメリットと解決法がわかったところで、次は実際に猛暑対策としてハニカムブラインドを選んでみましょう。
2つの「失敗しない選び方」をご紹介します!

① 遮光性能があるものを選ぶ

断熱性能に加え、紫外線の影響も気になる方は、遮光性能の高いハニカムブラインドを選びましょう。
友安製作所の遮光1級のハニカムブラインド『Easy Bee Bee』は、ハニカム構造の裏側にアルミシートが圧着され、光や紫外線をカット
UVカット率は99.9%!窓際の温度上昇を約15℃抑えます!
注意点として、遮光1級は非遮光に比べてしっかりと暗くなるため、「ほんのり光を入れたい」という方は非遮光を選んでください。
また、同じホワイトのカラーでも、下の写真のように遮光1級は裏面にアルミシートが付いている分、クールなグレーが買った色味になります。

遮光1級と非遮光の比較

遮光カーテンの選び方はコチラ

② サイズオーダーもおすすめ!

窓のサイズに合っていないと、隙間ができて断熱性能が下がったり、直射日光が入ってきたりと特に夏には嬉しくない状況になってしまいます。
セルフカットできるハニカムブラインドや、1㎝からオーダー可能なハニカムブラインドなら、ちょうど良いサイズに合わせて、そんなストレスもなくなります。

まとめ:ハニカムブラインドで猛暑を乗り切ろう!

Easy Bee Bee(非遮光)

窓際の断熱効果率が高く、温度の下降も抑えることができるハニカムブラインド。
メリットもデメリットも理解した上で、上手く寒さ対策や光熱費の削減に使ってみてください。

手軽にハニカムブラインドを使ってみたい方は
「とりあえず手軽に始めてみたい」という人は、友安製作所の『Easy Bee Bee』がおすすめ。
つっぱり棒や画鋲、両面テームでも取り付けでき、横幅をセルフカットできるのに、しっかり遮光1級のタイプも販売しています。