壁紙って種類が多すぎて、いざ選び始めると「どれが正解?」って迷っちゃいますよね。
でも大丈夫。ちょっとした手順を踏むだけで、理想の空間づくりがグッと進みます。今回は、初めての方でも迷わない「壁紙選びの5ステップ」をわかりやすく紹介。
さらに、おすすめの壁紙の使い方「アクセントウォール」や、それだけでおしゃれになる輸入壁紙についても解説していきます。壁紙選びの参考にしてみてくださいね。
目次
STEP1|まずは“叶えたい雰囲気”を決める

「北欧っぽくしたい」「ホテルみたいな落ち着いた空間にしたい」など、まずはざっくりと方向性を固めるところから。
SNSやPinterestで「好き!」と思った写真を集めてみると、自分の好みが整理されやすくなります。まだ曖昧でも大丈夫。最初は“感覚”で自分の「好き」を見つけていきましょう。
STEP2|床・天井・建具の色をチェックする
例えばこんな床の色!



壁紙を選ぶ上で、実はとても重要なのが「床・建具との相性」。
床は部屋の中でも広い面積を占めるため、新築やリフォームなどで壁紙を決める際の基本と言われるのが、「床→天井→建具→壁紙」の順番で選んでいくことです。
リフォームやDIYで壁紙だけ替えたいという場合は、まず既存の床・天井・建具の色やデザインをチェックしましょう。次の表のように床の色によってマッチするインテリアスタイルが変わってきます。
あなたの部屋の床の色は、自分の目指すインテリアに近い床色ですか? もし床の色がイメージと違うものだとしても大丈夫! 次の項で解決策も提案していきます。
| 床の色 | マッチするインテリアスタイルの例 |
|---|---|
| ダーク~ミディアムブラウン | ミッドセンチュリー、ヴィンテージ、クラシック 他 |
| ライトブラウン | ナチュラル、北欧系、シンプル 他 |
| ホワイト系 | シャビー、ガーリー、韓国風 他 |
| 大理石調 | モダン、クラシック、ホテル風 他 |
床の色がイメージと合わない場合の解決策
床の色を確認すると、「すでに床の色が決まっていて、それがインテリアのイメージに合わない…」ということも。特に賃貸や部分リフォームだと、なかなか床を丸ごと変えることはできませんよね。
そんな時は、次のような方法で手軽に解決することができます。これで理想の壁紙を選ぶこともできますよ。
✅ラグやカーペットを敷く
手軽な解決策として、広めのラグやカーペットを敷くことで、床の色の印象を抑えることができます。
例)ダークカラーの床にホワイト系のラグを敷いて、ナチュラルインテリアに。
★手軽に床の印象を変えられるフロアラグはコチラ→ラグ
✅置き敷きタイプの床材(フロアタイル)で手軽にDIY
タッカーや釘を使って施工する床材は大変ですが、置き敷きタイプの床材なら、賃貸でも使えて手軽に床のイメージを変えられます。
例)ナチュラルカラーの床の上に、大理石風のフロアタイルを設置してホテル風に。
★手軽に床の印象を変えられる床材はコチラ→フロアタイル
さらに、「床→壁→天井」の順に明るいカラーにしていくと、開放感のある広々とした印象に。逆に“おこもり感”を出したい寝室などでは、天井を壁よりもワントーン暗めにするのもおすすめです。
STEP3|部屋の用途と求める機能で選ぶ

リビングは「落ち着き×アクセント」、寝室は「リラックス」、玄関やトイレ、洗面スペースなど狭い空間は「大胆に遊ぶ」など、壁紙にも部屋ごとに合うテイストがあります。
また、機能性に富んだ壁紙も多く、「汚れに強いほうがいい」「消臭効果があるものがいい」など、機能によっても壁紙を選ぶことができます。
ここで一度「用途×求める機能」を見直すと、壁紙の候補がかなり絞れますよ。
部屋別の「おすすめ機能」
| 部屋の種類 | 部屋の特徴 | おすすめの機能 |
|---|---|---|
| 洗面所、クローゼット、寝室、和室など | 湿気がこもりやすい場所、換気が難しい場所 | 吸放湿・通気性 |
| トイレ、リビング、キッチン、クリニック、幼稚園など | 衛生的に保ちたい場所 | 抗菌・抗ウイルス・防臭 |
| トイレ、洗面所、キッチン、子ども部屋など | 油汚れや水汚れなどから守りたい場所 | 汚れ防止 |
| リビング、玄関など人目に触れやすい場所 | ペットのひっかき傷など、壁紙を傷から守りたい場所 | 耐久性 |
STEP4|素材・機能で選ぶ
壁紙はデザインだけでなく素材もさまざま。代表的なのが、ビニール、紙、フリース(不織布)の3種類で、ビニールは国産がほとんど、フリースは輸入壁紙が占めています。
ここでは、壁紙の素材によるメリット・デメリットをチェックし、壁紙選びのヒントにしましょう。
| メリット | デメリット | |
|---|---|---|
| ビニール | ✅比較的安価。日本製なのでサイズも半間の幅(91㎝)に近い92㎝が多く使いやすい。 ✅ほとんどが1m単位での切り売り可能。 | ✅端に「ミミ」の部分があるため、柄を合わせて重ね切りをする必要があり、DIYでは難易度が高い。 ✅比較的早くに剥がれやすく、定期的な張替えが必要。 |
| フリース(不織布) | ✅ビニール製と違ってミミがないため、見たままの柄合わせでDIYにもおすすめ。 ✅海外製のため、デザインも華やかなものや個性的なものなど多種多様。 | ✅サイズが50㎝×10mのものが多く、切り売りが少ない。価格も少し高め。 |
| 紙 | ✅3種類の中で最も印刷が美しく出る。 | ✅ 紙の特性上、他のものより破れやすく、水回りには不向き。 |

STEP5|サンプルで“本物の質感”をチェック

写真だけでは分からない「色の深み」や「凹凸の質感」。
壁紙選びだけでなくインテリアをつくる上でのいちばんの失敗原因は、実物を見ずに決めてしまうことなんです。サンプルがある場合は、ぜひ取り寄せて実際の部屋で合わせてみましょう。
友安製作所では、人気の輸入壁紙の有料カットサンプルをスタートしました。床材や家具の色と並べて、実際の光の下でチェックしてください。
「思っていたより暗い・明るい」「質感が想像と違う」といったギャップも、ここでしっかり解消できます。
アクセントウォールなら選択肢も広がる

ここで「貼り方」の提案を。
壁紙を貼る際、部屋の全面に貼るのではなく、壁の一面だけを違う色・柄にする「アクセントウォール」にすれば、壁紙の選択肢の幅もグッと広がります。
アクセントウォールのメリット
✅1面だけだから、大胆な柄物や派手な色にも挑戦しやすい
✅部屋に奥行き・メリハリが出る
✅それだけで部屋がセンスアップして見える
どの壁をアクセントにする?
✅ソファの背面
✅ベッドのヘッド側
✅デスク正面の「視線が集まりやすい壁」
家具の配置や視線の動きを意識すると、ぐっとおしゃれにまとまります。
輸入壁紙なら特別な一枚に

「どんな壁紙にしたいか」ある程度イメージができて来たでしょうか?
さまざまな壁紙がある中で、輸入壁紙はデザイン性の高いものも多く、一枚のアートのようなデザインや、大小さまざまな柄など、個性豊かなデザインが魅力です。
「ちょっと特別な一枚がほしい」「アクセントウォールとして使いたい」「狭い場所の壁紙で冒険してみたい」という時に候補に入れてみても。
また、「輸入壁紙=フリース壁紙」は、国産壁紙よりも貼りやすいので、DIY初心者の方にもおすすめですよ。

まとめ|サンプルで比べながら、輸入壁紙も選択肢に
5つのステップ+アクセントウォールのアイデアを踏まえれば、壁紙選びの迷いはかなり減ります。
そして最後の決め手となるのが、やっぱり実物サンプル。
光の当たり方・床との相性・触り心地…。写真では分からない魅力がたくさん出てきます。
「せっかくだから、ちょっと冒険してみたいな」というのなら、輸入壁紙にも目を向けてみてください。
あなたの部屋にぴったりの一枚と出会えますように。













✅デザイン性が高い
国産にはない個性的なデザインも多く、選択肢の幅が広がります。
✅それ一枚で「おしゃれな空間」に
デザイン性が高いゆえに、アクセントウォールなど一枚取り入れるだけで、お部屋が一気におしゃれになります。
✅DIYにも最適な貼りやすさ
輸入壁紙の多くがフリース製。国選壁紙のビニール製と違って、柄合わせの際の重ね切りが必要なく、さらに幅も狭いため小柄な女性でも貼りやすいアイテム。
✅フリース製なら破れにくい
フリース製の場合は破れにくいため、貼った後はもちろん、DIYするときにも扱いやすいことがポイント。