オフィスの雰囲気を変えるサインプレートの選び方とおしゃれなサインプレート

オフィスや店舗には必ずと言っていいほど、扉や壁に「サインプレート」が存在します。
サインプレートとは、その場所の名称や注意書きなどの情報を示したプレートのこと。
オフィスやお店の入り口にその名前を掲げたものから、会議室や休憩室、トイレといった場所を示すものなどがあり、オフィスや店舗には欠かせない存在です。
そこで今回は、手軽におしゃれな空間につながるサインプレートの選び方おすすめのおしゃれなサインプレートをご紹介していきます。

オフィス用サインプレートの重要性

オフィスや店舗のサインプレートは、社員やお客様が最も目にするものの一つ
それもそのはずです。サインプレートは、人の目に付きやすい場所に設置し、その存在をアピールする必要があるアイテムなのですから。
そんなサインプレートを、「なんとなく選ぶ」というのは、あまりおすすめできません。
ぜひ、皆さんのオフィスや店舗には、どのようなサインプレートが最適なのか?
しっかりと考えて、より良いモノを選んでいきましょう。

サインプレートがオフィス・店舗で果たす役割

たかが小さなサインプレートと言っても、オフィスや店舗では重要な役割を果たしています。
サインプレートがオフィスや店舗で果たす役割は、大きく次の3つ。
その役割を知ることで、最適なサインプレートを選ぶことができます。

(1)企業や店舗のブランディング
(2)オフィス・店舗を使いやすくする

(3)おしゃれなオフィスにつながる演出

(1)は特に重要。企業や店舗のコンセプトに合ったデザインのサインプレートを選ぶ必要があります。
例えば、高品質でエレガントな商品を販売するお店にカジュアル過ぎるサインプレートでは、せっかくコンセプトに合わせた空間を造っていても、雰囲気が崩れてしまう上に、お客様が感じる特別感も下がってしまいます。
インテリアに凝っているオフィスや店舗であればなおさら、サインプレート一つでイメージが崩れることや、逆によりイメージが良くなることもあり得ます。

(2)は、働く社員・スタッフやお客様が、その場所の使用用途を一目見てわかるようにすること。サインプレートの一番の役割と言ってもいいかもしれません。

(3)は、オフィスをおしゃれにする企業が増えている中、そのおしゃれなオフィスを演出するために欠かせないアイテムの一つがサインプレート。
特にクリエイティブな事業を行っている企業であれば、おしゃれなオフィスは社員のモチベーションアップにもつながると言われています。

オフィス用サインプレートの選び方

では、オフィス用サインプレートはどうやって選んでいけばよいのでしょうか?
簡単な次の4ステップで解説していきますので、ぜひチェックして実践してみてください。

① サインプレートの目的を確認する
② 設置したい場所を確認する
③ イメージに合った素材を選ぶ
④ 切り抜き、切り文字などデザインを選ぶ


次から1ステップずつ詳しく解説していきます。

選び方① サインプレートの目的を確認する

皆さんがオフィス用サインプレートを設置する目的はどのようなものでしょうか?
おそらく、前述した「サインプレートがオフィス・店舗で果たす役割」とつながっているのではないでしょうか?
その目的を再確認することで、最適なサインプレートを選ぶことができます。

【例えばこんな目的】
(1)企業や店舗のブランディング
(2)オフィス・店舗を使いやすくする

(3)おしゃれなオフィスにつながる演出

選び方② 設置したい場所を確認する

目的を確認したら、サインプレートを設置したい場所も実際に確認しましょう。
会議室(ミーティングルーム)、休憩室、社長室など、サインプレートを設置したい場所では、実際に取り付けるための建具、壁もチェックしていきます。
例えば、白い壁紙の場所に設置するのであれば、白や薄い色のサインプレートは見えづらく、その役割を果たしません。
また、設置する壁や建具の素材によっては取り付けられないサインプレートもありますので、素材のチェックも必須です。

設置場所でチェックするべき事柄

●サインプレートを設置したい高さ
 →目線の高さより上に合わせるのが基本。
●設置場所の壁や建具などの色・柄
 →サインプレートを選ぶ際、設置場所と同系色にならないように。
●設置場所の壁や建具などの素材
 →サインプレートを取り付けられる素材なのか確認を。

選び方③ イメージに合った素材を選ぶ

①②を確認したら、それにマッチするデザインのサインプレートを選んでいきます。
サインプレートは、デザインだけでなく素材によっても大きく印象が変わってきますので、様々な素材のサインプレートを見て、マッチするものを探しましょう。
サインプレートに使われる素材は、下記のようなものが主流です。

耐久性が高く高級感もある「アイアン」

アイアンを使った椅子

アイアン(鉄)は耐久性が高いこともあり、古くからヨーロッパを中心に家具や雑貨などにも使われていた素材です。
アイアン板から文字やピクトサインなどを切り取って作り出したサインプレートは、安っぽくならずに凝った印象を与えることができます。
また、アイアンに白や黒などのカラーを施すものが多く、選択肢の幅も広がります。

アンティークな味わいが魅力の「真鍮(しんちゅう)」

真鍮のアンティーク品

柔らかなゴールドの輝きを持つ真鍮は、空気や人の手に触れることで酸化し、独特のくすみやツヤ感が出る素材
時が経つにつれてアンティークな風合いに変化し、愛着が出てくる素材の一つです。
派手なゴールドよりも素朴感も出やすく、おしゃれ度もアップします。

透明性とスタイリッシュな雰囲気が人気の「アクリル」

アクリルのプレート

最近では、「アクリルスタンド」や「アクリルキーホルダー」などが人気のアクリル素材
サインプレートでも、その魅力を十分に発揮することができます。
アクリルは透明性があるため、カラーや印刷が映えやすいことが特徴です。
さらにガラスの10倍以上と言われる耐久性があるため、サインプレートにもぴったりです。

柔らかく温かい印象をつくる「木材」

木材の魅力は、他の人工的な素材に比べて「温かみ」があること。
「無機質なイメージよりも、柔らかいイメージにしたい」というときにおすすめの素材です。
ただし、商品によっては木材特有の反りが出る可能性もあるため、実績と技術力のある製作会社の商品を探すことが重要になります。

選び方④ 切り抜き、切り文字などデザインを選ぶ

素材以外にもサインプレートには多種多様な種類が存在します。
ここでは、特におすすめのおしゃれなサインプレートの種類を大きく3つに分けてご紹介していきます。

● 切り抜きタイプ

真鍮サインプレート TOILET

おしゃれなサインプレートの一つが、「切り抜き」タイプ。
切り抜きタイプは、精密なレーザー等を使って、アイアンや真鍮、ステンレス等の板を切り抜き、文字や模様をつくり出したサインプレートです。
素材だけでなく、切り抜いた文字のフォントや模様のデザインで、雰囲気も大きく変わってきます。
写真のような細めのフォントで模様がない場合は、シンプルでスタイリッシュな印象に。

また、面が広いことで目に留まりやすく、接地面が広いので取り付けしやすいことも特徴です。

● 切り文字タイプ

アイアンオフィスサインプレート OFFICE

アイアンや真鍮、アクリルなどの素材をレーザー等で切り出し、文字や模様をつくったサインプレート。
一文字ずつ分かれているものもあれば、写真のようにデザインの一部をつなげ、一つのプレートになっているものもあります。
切り抜きのデザイン同様に、文字のフォントや模様によってイメージが変わってきますが、広い面がない分、よりシンプルでおしゃれなイメージになります。
壁や建具など設置場所の色によっては目立ちにくくなるため、色合わせは必須です。

● ピクトグラム

「ピクトグラム」とは、特定の言語がわからない場合などでも、視認するだけでその情報を伝えられる簡略化されたデザイン・記号のこと。
「絵文字」「絵記号」などとも呼ばれ、言葉と違って、小さな子どもや外国の方でもイメージしやすい案内用図記号になります。
写真のトイレのサインプレートは、ピクトグラムを使った典型的な例。
皆さんも一度は目にしたことがあると思います。
ちなみに「切り文字タイプ」の例に挙げたサインプレートも、オフィスをイメージさせるピクトグラムを使ったデザインです。

おすすめのおしゃれなサインプレート

★TEKKI CRAFT 真鍮オフィスサインプレート

真鍮オフィスサインプレート

友安製作所がおすすめするサインプレートは、TEKKI CRAFTの真鍮オフィスサインプレート
TEKKI CRAFTは、友安製作所オリジナルの家具ブランドで、当社のデザイナーが素材を活かして企画からデザインまで手掛け、同じく当社の職人が一つひとつ手作りで丁寧につくり上げています。

おしゃれなオフィスにつながる

TEKKI CRAFTではサインプレートのバリエーションも豊富ですが、その中でも特におすすめなのが「真鍮オフィスサインプレート」です。
真鍮特有の優しいゴールドと、シンプルな切り文字がベストマッチ。
細めのフォントとオリジナルのピクトグラムで、サインプレートの目的の一つ「おしゃれなオフィスにつながる演出」を実現することができます。

価格以上の価値を

また、真鍮は経年変化による独特の色合いが魅力の素材。
時が経つごとにアンティークな風合いが増して、より“こなれたおしゃれ感”が演出できます。
大量生産がメインの工業製品に比べ、価格は決して安価ではありませんが、「企業や店舗のブランディング」として取り入れると考えれば、職人が一つひとつ手作りした真鍮オフィスサインプレートは、ストーリー性や企業の想いも伝わりやすいのではないでしょうか。

5種類の使いやすい単語から

真鍮オフィスサインプレートの文字の種類は、OFFICE、STAFF ONLY、RESTROOM、MEETING、PRESIDENTの5種類。
それぞれに文字の意味につながるオリジナルのピクトサインが施されています。
どれもオフィスや店舗で使いやすい単語を集めていますので、コンプリートして統一感を出すことをおすすめします。
※サイズもそれぞれ2サイズ用意していますので、設置する場所に合わせて選ぶことができます。

オフィス用以外にも、「PULL」「PUSH」「WELCOME」「TOILET」「BATHROOM」といったサインプレートもご用意しています。
真鍮サインプレート

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サインプレートの取付方法

サインプレートは、DIYで取り付けることも可能です。
ここでは、TEKKI CRAFTを使って一般的なサインプレートの取り付け方を解説していきます。

★切り抜きなどプレート面が広いタイプの場合

切り抜きなどのプレート面が広いタイプのサインプレートは、その面を活かして強力両面テープで取り付けることも可能です。

① まずは、設置したい場所を再度確認し、汚れなどを固く絞った布などで拭き、乾燥させておきます。
② プレートの裏面に強力両面テープを付け、剥離紙を剥がします。
③ 取り付ける場所を確定したら、強力両面テープを貼った面を施工場所にしっかり押し付けます。

商品によって、専用のテープが付属されている場合もあります。
また、商品によって細かな施工方法が異なりますので、必ず各商品の説明書等をご確認ください。

★切り文字タイプの場合

① まずは、設置したい場所を再度確認し、汚れなどを固く絞った布などで拭き、乾燥させておきます。
② 切り文字タイプは面積が少ないため、接着剤での取り付けがおすすめ。
③ 取り付ける場所を確定したら、接着剤を塗った面を施工場所にしっかり押し付けます。
④ 接着剤が固まるまでしっかり手で抑えるか、太めのマスキングテープを上から貼って、固まるまで仮固定をしましょう。

商品によって細かな施工方法が異なりますので、必ず各商品の説明書等をご確認ください。

サインプレートで手軽におしゃれなオフィスを

オフィス用のサインプレートには、素材からデザインまで様々な種類が存在します。
それらに共通するのが、比較的手軽に取り入れることができ、おしゃれなオフィスの第一歩につながるということ。
新築やリノベーションはもちろん、すでにサインプレートが設置されているオフィスや店舗でも、ぜひこの機会に、新しいサインプレートを取り入れてみてはいかがでしょうか?