SNSやインテリア雑誌のおしゃれなインテリアの写真に、必ずと言っていいほど登場する“アート”系のアイテム。フレームに入った現代アートや定番の名画、ポスターや写真など、「私の部屋にも飾ってみたい!」と思っている人も多いのでは?
でも、いざアートを取り入れようと思っても意外と難しいですよね。そこでこの記事では、アートをインテリアに取り入れる簡単な方法や、人気の高いゴッホのインテリアアイテムについてご紹介していきます。
目次
名画インテリアが人気の理由「推し活」のようにアートを日常に

コロナ禍をきっかけに、おうちで過ごす時間が増え、インテリアへの関心もぐっと高まりました。遠出をせずとも、自宅でまるで外にいるような気分を楽しめる「おうちで〇〇気分」という新しいライフスタイルも生まれましたよね。「おうちで美術館気分」もその一つ。自宅の壁や棚が美術館の小さな展示室へと姿を変えています。
また、好きなアーティストや画家の作品を身近に置きたいという、いわば「推し活」的な感覚も人気の理由です。好きな音楽を繰り返し聴くように、好きな画家の作品を繰り返し眺め、インテリアとして暮らしに取り入れる。そんな素敵な日常のスタイルが広がっています。
おうちで美術館気分!名画・アートをインテリアに取り入れる方法
「アートをインテリアに取り入れる」と一言で言っても、さまざまな方法があります。
手軽に取り入れられるものから、部屋の印象が一変する大物アイテムの投入まで、リアルに実践できる方法をご紹介します。
まずは心惹かれるアートや絵画を探そう

まずはあなたがどんなアートや絵画に心惹かれるのか、どんな作品を身近に置いておきたいと感じるのか探してみましょう。実際に美術館やギャラリーに足を運んでみるのもいいですよね。また、いろんなジャンルのアート系やインテリア雑誌を見たり、お気に入りのカフェのインテリアをじっくり観察してみるのもイマジネーションが高まる方法です。
すでに好きな画家やアーティスト、デザイナーがいるという方は、その作品の中でもどんなものに惹かれるのか、もう一度考えてみてください。
それらの心惹かれる絵画・アートには、きっと共通点があるはず。カラーや絵のタッチ、描かれているモチーフなど、共通するものを見つければ、自然とインテリアに取り入れるべきアート・絵画の系統が明確になってきますよ。
アートなポストカードやポスターから始めましょう

小さなポストカードやポスターは、リーズナブルでチャレンジしやすい名画アイテム。
美術館好きの方は、「ミュージアムショップでついついポストカードを買ってしまう」という方も多いのでは? 集めたポストカードで、おうちでもミュージアム気分を味わってみましょう。
カーテンなら手軽にイメージチェンジ

面積の広いカーテンを替えるのは、お部屋のイメージを大きく変える簡単な方法の一つ。
特に掃き出し窓のカーテンなど、大きなものにアートな柄を取り入れると、華やかさもアップします。
また、カーテンだけでなくロールスクリーンやローマンシェードといった窓まわりアイテムで絵画・アートのデザインを楽しむ方法も。窓周りアイテムだったら、窓があれば基本的にどの部屋にも取り入れられるので、部屋ごとにアートのテーマを変えるのもおもしろいかもしれませんね。

「より絵画やアートのディテールを目立たせたい」という時は、フラットカーテンにするのもおすすめです。ドレープがない分、生地に描かれた絵画やアートが見えやすくなります。
マット類は友人に褒められるきっかけに

ランチョンマットやキッチンマットは、手軽にアートを取り入れられるアイテム。
絵画のようなデザインのランチョンマットは、ホームパーティーなど来客があるときに使うと、「センスのいい人!」と褒めてもらえるかも?
こういったアート要素を楽しむランチョンマットやキッチンマットを選ぶ時は、ファブリックではなくPVCなどでできた商品を選ぶのがおすすめ。汚れをふき取りやすいことはもちろんですが、プリントでデザインが映えやすく、よりアート・絵画を楽しめます。
ファブリックパネルで壁を彩る

ファブリックパネルは、木製のパネルに生地を貼って飾る北欧発祥のインテリアアイテムです。まるでキャンバスに描いた絵画を飾るように、ファブリックのデザインを楽しむことができます。
木枠に生地を張っていくだけなので、DIYでも簡単につくれるのもポイント。
もし、好きなアーティストや画家のファブリックがあるのなら、ぜひ試してみてください。あなたオリジナルのパネルをつくることができますよ。
もっともインパクトが大きい壁紙

「もっともインパクトがある名画アイテム」と言えば、壁紙。
ウォールアートのように一面を絵画で埋め尽くすことができます。リビングなどの広い空間のアクセントウォールとしても、トイレや洗面所などコンパクトなスペースを絵画で覆いつくしてもステキですよ。
上の写真は、日本画のデザインを壁紙に取り入れたもの。和室だけでなく、こういったカフェのような空間にもしっくり馴染んで、「和×洋」のよりハイセンスな空間が生まれます。

壁紙を取り入れるのは少しハードルが高いかもしれませんが、DIYしやすいフリース製の壁紙もあり、貼って剥がせる糊を使えば賃貸でも使えます。特に輸入壁紙はアート要素が高いものが多いのでおすすめです!
注目は「フィンセント・ファン・ゴッホ」のアイテム
なぜ今ゴッホ?現代でも愛される理由

ゴッホの作品は、時代を超えて多くの人の心をつかんできました。
その理由のひとつはもちろん、鮮やかな色使いや大胆な筆づかい。しかしそれだけではなく、それら作品に宿る“ゴッホの生き様”、今風に言うとモノに込められたストーリーではないでしょうか。「彼の作品からは、生きる力や情熱といったメッセージが感じられる」という人も多いですよね。
絵が売れない中、弟テオに支えられながら、ひたむきに自分の絵を追求し続けたゴッホ。その大胆なタッチの作品は、現代のファッションや雑貨、インテリアアイテムにも多く取り入れられています。
おすすめの作品は「花咲くアーモンドの木の枝(アーモンドブロッサム)」

ゴッホが描いた花の絵と言えば「ひまわり」が最もポピュラーですが、インテリアにおすすめなのが「花咲くアーモンドの木の枝(アーモンドブロッサム)」。
このアーモンドブロッサムは、ゴッホが亡くなる年、療養中の病院で描いた作品だと言われています。支援者であり最愛の弟・テオの子どもの誕生を祝って描いた作品です。
明るい空色の背景に、白いアーモンドの花が咲き誇る様子がとても印象的。春が訪れる時にいち早く咲き誇るアーモンドの花は、新しい命や希望を表現しています。
ゴッホ自身もこの作品をとても大切にしていたと言われ、情熱的な「ひまわり」とは異なり、穏やかでやさしい魅力を持つ一枚です。
インテリアに取り入れる際も、この柔らかな印象が取り入れやすく、心理的にも穏やかな気分にさせてくれる絵柄です。
解説!ゴッホの「アーモンドブロッサム」シリーズ
友安製作所が提案する名画アイテムは、ゴッホの「アーモンドブロッサム」シリーズ。
ゴッホが描いた絵画をリピートパターンに落とし込み、カラーをアレンジしました。好みやインテリアに合わせて選べるカラーは、ライトグレージュ・マスタード・ブルーグリーンの3色。展開するアイテムは7種類です。それぞれのおすすめポイントをご紹介していきます。
【アーモンドブロッサムシリーズの展開アイテム】
✅壁紙
✅カーテン、ローマンシェード、ロールスクリーン
✅クッションカバー
✅キッチンマット、ランチョンマット

①壁紙「アーモンドブロッサム」のおすすめポイント

壁一面をキャンバスに見立てて、ゴッホの名画を大胆に楽しめるのが、この壁紙「アーモンドブロッサム」の最大の魅力。
原作に近いブルーグリーンの壁紙は、明るいブルーに白いアーモンドの花が映えるデザイン。部屋全体を一気に華やかでやさしい雰囲気に変えてくれます。リビングや寝室はもちろん、玄関のアクセントなど、どんな場所でもアートギャラリーのような非日常の空間に。雰囲気のあるアンティーク家具はもちろん、シンプルなインテリアアイテムとも合わせやすいですよ。「美術館が好き」「ゴッホの絵が好き」という方には、ぜひ取り入れてほしいアイテムです。

素材はフリース(不織布)なので、丈夫で破れにくいのが特徴。施工性も高く、初心者の方もDIYしやすい壁紙です。せっかくですから、名画デザインの壁紙でDIYに初チャレンジしてみるのはいかがでしょうか?
②マット「アーモンドブロッサム」のおすすめポイント

アーモンドブロッサムのマットは、ランチョンマットとキッチンマットの2種類。
キッチンマットは52×180㎝で余裕を持って使えるLサイズと、コンパクトで1人くらしのキッチンにも使いやすい52×100㎝のSサイズをご用意しています。厚さ2.2mmで、表面強化加工を施しているので、強くて滑りにくいのもマットとして嬉しい特徴です。
そしてランチョンマットは、テーブルに一枚広げただけで食卓が特別感のある空間に。簡単な料理やシンプルな料理も、いつもより豪華に見えるはず。お友達とのホームパーティーや、家族の特別な日にも活躍するようなアイテムです。ちなみに、キッチンマットと同様に耐久性も高いので、普段使いにも気軽に使えますよ。

③カーテン「アーモンドブロッサム」のおすすめポイント

ゴッホの名画をオーガニックコットン100%の張りのある生地にプリントしたアート感満載のカーテン。
遮光カーテンと違って、外からの視線をふんわり遮りつつ、適度な光を部屋に取り込んでくれるのもポイント。光を通して、ゴッホの名画が一段と魅力的に。
マスタードはお部屋を明るく華やかに、ブルーグリーンは爽やかで清潔な印象に、ライトグレージュは落ち着いた大人っぽい雰囲気にというふうに、同じデザインでもカラーが違うだけでお部屋の印象が大きく変わります。季節ごとに手軽に替えられるカーテンだからこそ、「色違いで変化を楽しむ」のもありですよ。

こちらはウォッシャブルタイプで、おうちでも簡単に洗濯できるのもおすすめポイントなんです。カーテンは意外と汚れが付着しているので、年1回程度は洗濯するのが◎ ゴッホの名画も清潔に保つことができますよ!

④ローマンシェード・カフェカーテン「アーモンドブロッサム」のおすすめポイント

ローマンシェードにもゴッホの名画を。
ローマンシェードは、カーテン生地を上下に折りたたみながら開閉するタイプの窓まわりアイテムです。通常のカーテンとは違い、縦方向にすっきり畳み上げられるのが特徴。窓まわりをシンプルにおしゃれに見せたい方に人気のアイテムです。
下ろしたときには、生地がフラットだからデザインも映えやすく、名画をインテリアに取り入れるアイテムとしても優秀なんです。
➄ カフェカーテン「アーモンドブロッサム」のおすすめポイント

カフェカーテンは、窓の上半分や下半分だけを隠す、小さめサイズのカーテンのこと。名前の通り、カフェや雑貨屋さんの窓辺でよく使われています。ナチュラルやカントリー系のインテリアにもマッチしやすく、キッチンやトイレなど小さめの窓にアクセントとして使えるカーテンです。
「大きなカーテンで柄物を使うのは難しい」と感じる方も、カフェカーテンなら取り入れやすいですよね。
④ クッションカバー「アーモンドブロッサム」のおすすめポイント

「柄物を取り入れるのは難しい」「インテリアセンスに自信がない」と感じる方の強い味方が、クッションカバー。アーモンドブロッサムのデザインもクッションカバーから取り入れてみては?
3色を1つずつ取り入れたり、どれか好きなカラーを1つと無地柄を組み合わたり。同じような絵画テイストの柄を集めてみたりと、手軽なクッションカバーなら、個性を出しながらいろんな組み合わせが楽しめます。

くらしにゴッホの名画を
インテリアに好きな絵画やアートを取り入れることで、空間がおしゃれになるのはもちろん、「好きなものに囲まれてくらす」という幸せな気分も手に入れることができます。それは、インテリアだからこそできることですよね。
まずは、ポストカード一枚から。そして、今回ご紹介したゴッホ「アーモンドブロッサム」のカーテンや壁紙、マットなど、気になるアイテムがあれば、ぜひお部屋に取り入れてみてください。
私も上の写真のようにミュージアムショップで買ったポストカードを集めて、おうちの壁にマスキングテープでペタペタと貼っています。大きさの違うものや縦横を混ぜてランダムに貼ると、“それっぽく”見えますよ。