ロールスクリーンの失敗事例と解決方法

日本でも窓周りのアイテムとして、徐々に浸透してきたロールスクリーン
といっても、カーテンほどメジャーではなく、「どんなふうに使ったら失敗しないの?」という疑問を持つ方も多いはず。
そこで、ロールスクリーンの失敗事例とその解決方法や、そもそものロールスクリーンを使うメリットを解説していきます。
おすすめのロールスクリーンもご紹介しますので、ぜひチェックしてみてください。

ロールスクリーンとは?

ロールスクリーンとは、カーテンやブラインドと同じ窓周り装飾のひとつ
プロジェクターや映画館のスクリーンのように、スクリーン(生地)を昇降することで、窓の遮光や目隠しをするインテリアアイテムです。
上部にロールパイプがあり、そこにスクリーン(生地)を巻き上げて収納します。

ロールスクリーンのメリット

はじめに、ロールスクリーンには、下記のような多彩なメリットがあります。

①フラットな見た目でスッキリ。
②全開のときもコンパクトにまとまる。
③部屋が広く見える。
④カラーバリエーションが豊富。
⑤間仕切りとしても使える。

メリット① フラットな見た目でスッキリ♪

ロールスクリーンの大きな特徴の一つが、フラットなルックスでおしゃれな空間になるということ。カーテンのようなボリュームのある生地がない分、スッキリ見せることもできます。
壁紙と同系色にしても、逆にアクセントになるカラーにしても、インテリアとして重要なポイントになるアイテムです。

メリット② 全開のときもコンパクトにまとまる

カーテンだと、左右に開いて全開にした場合、生地が溜まって邪魔になることがあります。
また、ブラインドの場合も、一番上に畳み上げた際に畳み込みの部分が幅を取ってしまいます。
しかし、ロールスクリーンは上まで巻き上げて全開にしても、すっきりコンパクトにまとまるのが魅力。
「窓周りをゴチャゴチャさせたくない」という人にもメリットのあるアイテムなんです。

メリット③ 部屋が広く見える

ロールスクリーンは、窓にフラットな見た目のため、部屋が広く見えるというメリットも。
特に、周りの壁紙と同系色のロールスクリーンにすれば、シンプルで広々とした空間に見えます。

メリット④ カラーバリエーションが豊富

定番カラーからカラフルなものまで、意外にもカラーバリエーションが豊富なロールスクリーン。
リビングから子ども部屋、寝室やキッチン、洗面スペースなど様々な場所に合ったカラーを選ぶことができます。
また、柄物であれば、一枚の絵画を飾るように窓辺を彩ることもできます。

メリット⑤ 間仕切りとしても使える

ロールスクリーンは、窓だけでなく様々なところで活躍するのも魅力です。
扉の無いクローゼット、キッチンカウンター、押し入れの目隠し。リビングに併設している和室や階段の間仕切りといったふうに、おうちのいろいろなところで使うことができます。

ロールスクリーンの失敗事例とその「解決方法」

ロールスクリーンにはさまざまなメリットもありますが、失敗事例もあるようです。
しかし、そのデメリットはちょっとした工夫や使い方で解決することができます。

●「光漏れが気になる」ときの解決法

ロールスクリーンは、フラットな分、室内の天井に取り付ける「天井付け」にすると窓との間にスペースが空き、光漏れが気になってしまうことも。
遮光性を重視するのであれば、下記のような解決法を検討してみてください。

解決法:正面付けで少し大きめのサイズに

ロールスクリーンを「正面付け」にした場合、窓と窓枠との距離が縮まるので、光漏れも軽減されます。
さらに横幅を少し大きめのサイズに設定すれば、窓を覆う要領で隙間が少なくなりますよ。

解決法:遮光性の高いロールスクリーンを選ぶ

ロールスクリーンにもカーテン同様に遮光率の高いものと低いものがあります。
上の写真のように、遮光のないものと遮光2級のものだと一目瞭然。
もちろん、カーテンのような完全遮光までは難しいですが、遮光性にこだわるのであれば、遮光等級の高いものを選びましょう。

●「全開にすると部屋が丸見えになる」ときの解決法

ロールスクリーンを上まで巻き上げて全開にした場合、当然ながらお部屋が丸見えになってしまいます。
人通りの多い場所などは気になりますよね? そんなときは、こんな解決法で快適にロールスクリーンを使いましょう。

解決法① 調光ロールスクリーンにする

調光ロールスクリーン」は、写真のように通常のフラットなロールスクリーンの生地部分とメッシュになった生地部分のボーダーで構成されているアイテム。
それが2枚重なった生地を前後で動かすことで、ブラインドのように目隠しと採光の両方を実現することができます。

解決法② レースカーテンを併用する

カラーのレースカーテンに組み合わせるのも◎

ロールスクリーンは、他の窓周り装飾のアイテムと組み合わせることも可能
ロールスクリーンのデメリットを補うアイテムを加えるとすると、「ロールスクリーン+レースカーテン」の組み合わせなら、ロールカーテンを巻き上げても、光を取り入れながら目隠しができて便利。
特に、レースカーテンを室内側に付けると、フラットなロールスクリーンにレースカーテンが映えて洗練度もアップします。

●「出入りや開け閉めの多い窓では不便になる」ときの解決法

掃き出し窓など、出入りの多い窓にロールスクリーンを取りつけると、何度も昇降させる手間が必要になります。
そういったときは、こんな解決方法で対応するのがオススメ。

解決法:ロールスクリーンを2枚並べて使う

ロールスクリーンを2枚並べて使うと、1枚は上げて置いて、もう1枚は下げたままでOK。
昇降の手間は省けます。ただし、2つ並べるとどうしてもその間が空いてしまいます。
その場合は、レースカーテンなどの併用もオススメです。

ロールスクリーンの取り付け方

ロールスクリーンの取り付け方は、主に次の3種類。それぞれの一般的な取り付け方を解説していきます。
★製品によっても取り付け方が異なってきますので、必ず製品に添付されている説明書をご確認ください。

●天井付け

①ブラケットを取りつける

窓枠にブラケットを取りつける

窓枠の天井(上側)に、ドライバ―や電動ドライバー付属のブラケットを取りつけます。
窓枠に穴が開きにくい場合は、キリなどで事前に仮穴を開けておきましょう。

※部屋の天井に直接取り付ける「天井付け」の方法もあります。

②ロールスクリーン本体を取りつける

窓枠天井に本体を取りつける

本体のツメをブラケットに引っ掛け、カチッと音がするまで、本体を奥まで押し込んだら完成です!

天井付けのメリットは、窓枠内にロールスクリーンが納まるので、よりスッキリとした見た目で部屋が広く見えることです。

●正面付け

①ブラケットを取りつける

窓枠の上にブラケットを取りつける

窓枠内ではなく、窓枠の上にブラケットを取りつけます。
穴が開きにくい場合は、キリなどで事前に仮穴を開けておきましょう。
また、ロールスクリーン購入前に、周囲の家具やエアコンなどに干渉しないようにサイズをしっかり決めておきましょう。

②ロールスクリーン本体を取りつける

窓枠上に本体を取りつける

本体のツメをブラケットに引っ掛け、カチッと音がするまで、本体を奥まで押し込んだら完成です!

正面付けのメリットは、窓を覆ってしまうので、天井付けよりも光漏れが少なく、遮光性が上がることです。

●カーテンレール付け

①専用の取付金具を付ける

カーテンレールに専用金具を付ける

カーテンレールに「カーテンレール用取付金具」を取り付けます。
カーテンレール用取付金具は、ロールスクリーンを購入する際、通常の付属品に入っているか、オプションになるか確認しましょう。

カーテンレールに取り付ければ、賃貸でも使いやすいですよ!

②本体を取りつける

カーテンレールに本体を取りつける

カーテンレール用取付金具に本体をはめ込めば完成!
カーテンレールが設置されていれば、賃貸でも原状回復を前提にロールスクリーンを楽しむことができます。

カーテンレール付けのメリットは、すでにカーテンレールが付いている場合、そのまま手間なくカーテンレールを活かして取り付けができること。

おすすめのロールスクリーン

①シンプルな無地・防炎タイプ

ローリーポーリー防炎・無地

こちらのロールスクリーン「ローリーポーリー 防炎・無地」は、シンプルで使いやすい無地のロールスクリーンに、防炎機能がプラスされたもの。
リビングや子ども部屋など一般住宅だけでなく、店舗や公共施設にも人気です。

おすすめロールスクリーン①の特徴

防炎機能が付いた生地

万が一の火災などに備え、炎が生地に燃え移っても、炎を上げずに溶けるように燃える生地に加工してあります。
※11階建て(31m以上)の高層マンションなど、消防法で指定を受けた場所には防炎認可生地を使ったカーテン等を使用することが義務付けられています。

●ピッタリサイズでオーダー可能

幅は5㎜単位、丈は1㎝単位でサイズオーダーが可能です。
窓枠内に収めたい場合や窓の周囲に建具や家具などある場合にもサイズを調整しやすくて便利。

●11色の定番カラーから選べる

リビングや子ども部屋、洗面スペースなど様々な場所に合わせられる定番カラー11色を用意しています。上写真の中からお部屋の雰囲気や好みに合わせてチョイスしてください。

②スリット窓にピッタリのロールスクリーン

スリット窓用スリムロールスクリーン「TKTR」

デザイン性にも優れ、近年注目度の高い「スリット窓」や小窓。
しかし、「サイズに合った窓周りアイテムが少ない…」というデメリットもあります。
そこでおすすめなのが、こちらのスリット窓用スリムロールスクリーン「TKTR」

おすすめロールスクリーン②の特徴

●幅は10㎝から5㎜単位でオーダー可能!

細いスリット窓にも対応できるように幅は10㎝からオーダー可能。
幅は5㎜単位、丈は1㎝単位で指定できますので、おうちのスリット窓にピッタリなサイズを作ることができます。

●ウォッシャブル機能で清潔に

ロールスクリーンは、なかなか洗濯できないのが悩みですが、こちらは巻き取りパイプから簡単に生地を取り外しでき、ご家庭の洗濯機で洗えるウォッシャブル機能の生地
ホルムアルデヒドを低減する「ホルムアルデヒド分解」の機能も付いているから、新築時やリフォーム時も安心です。

●防炎機能の生地で安心

防炎機能が付いた生地を採用しているため、万が一の火災の際も安心度高めです。
炎が燃え移っても、溶けながら燃える生地ですので、他への広がりも軽減できます。

③友安製作所オリジナルの柄ロールスクリーン

森の中

無地のシンプルなロールスクリーンもいいですが、インテリアのアクセントになる柄物のロールスクリーンもおすすめです。
「ロリータオリジータ」は、友安製作所のデザイナーによる完全オリジナル。
ガーリーな動物柄やアーガイル、北欧風、アンティークな英文字模様などの10種類のデザインで、リビングのアクセントや子ども部屋、間仕切りとしてもポイントになってイチ押しです。

トロピカルフィッシュ

ロールスクリーンで生活に彩りを

今回ご紹介したロールスクリーンは、使い方次第で生活に彩りを取り入れられるアイテム。
お家全部をカーテンでまとめるのもいいですが、一部をロールスクリーンにしてアクセントを付けるのもいいですよね。
取り付け方も簡単なので、模様替えの一つとして選択肢に入れてみてはいかがでしょうか?

※友安製作所は公式サイトだけでなく、大手モールにも出店していますので、普段利用しているショッピングサイトでも購入頂けます。