「カーテンレールの取り付けはプロが行うもの」そんなふうに思っていませんか?
しかし実を言うと、カーテンレールの取り付けは意外と簡単にできる“初心者向けDIY”でもあるんです。
今回は場所別の取り付け方法の解説や、失敗しない注意点もお伝えしますので、ぜひご自身でカーテンレールの取り付けにチャレンジしてみてください。
目次
新築やマンションにカーテンレールが付いていない理由
新築の戸建てやマンションでは、カーテンレールが取り付けられていない場合がたくさんあります。これは、住む人の好みに合わせたインテリア(カーテンレールやカーテン、ブラインド等)が選べるようにしてあるため。
当然と言えば当然ですが、カーテンなどの窓周りアイテムは、防犯上の理由もあり、引っ越したら早めに取り付けたいものの一つ。そのため、カーテンレールが付いていないと、ちょっと困りますよね。
そういうときは、ぜひご自身でカーテンレールを取り付けてみましょう。
カーテンレールの取り付けは、ポイントを押さえていれば意外と簡単にできるんですよ!
自分でカーテンレールを取り付けるメリット・デメリット
自分でカーテンレールを取り付ける以外には、業者に依頼するという方法があります。
この2つの大きな違いは、「費用」。業者に依頼すればもちろん高くなりますし、自分で行えば安く済みます。
●ポイントがわかっていないと失敗することも…
→逆にカーテンレールの取り付け方のポイントを知っていれば、簡単に設置可能!
自分でカーテンレールを取り付ける方法
カーテンレールの種類
カーテンレールには下記のように大きく3つの種類があります。
それぞれ特徴がありますので、好みやインテリアに合わせて選んでください。
①機能カーテンレール
機能性を重視したシンプルなデザイン。使用するカーテンの枚数によって、レールが1本のシングルと、レールが2本のダブルに分かれます。
②装飾カーテンレール
装飾性を重視し、様々な素材でデザイン性が高いカーテンレール。使用するカーテンの枚数によって、レールが1本のシングルと、レールが2本のダブルに分かれます。
③つっぱりレール
つっぱり棒型のレールで、小窓などにも使いやすいのが特徴。ランナーを外せば、カーテン以外にも小物やグリーンを吊るすなど、アイデア次第でさまざまな用途があります。
取り付け方は、メーカーや製品によって多少異なりますが、スタンダードな形状の①機能カーテンレールを使って、基本的なカーテンレールの取り付け方を取り付ける場所別に解説していきます。
●カーテンレールを木枠に取り付ける方法
カーテンレールを上の写真のような窓の周りの細い木枠自体に取り付けている人も多いようですが、実はこの方法、あまりお勧めできないものなんです。
木枠自体に正面から付けてしまうと、カーテンレールやカーテンの重みで木枠が剥がれてしまうことも……。新築のおうちがそんなことで傷付いてしまうなんてショックですよね。
そのため、木枠にはカーテンレールを取り付けず、写真のように木枠の上に正面付けで取り付けましょう。
結論:木枠に取り付けると、木枠ごと剥がれてしまう危険性あり!
① 窓に合わせてレールの長さとブラケットを調節
伸縮式の場合、窓の幅に合わせてカーテンレールの長さを調節します。その際、エアコンやドアなどの障害物を考慮して調節していきましょう。
また、壁に取り付ける用のブラケットの位置も調節します。
●カーテンレールは、窓枠の外側よりも10~20㎝上に取り付けるのがおすすめ。
●カーテンレールの長さは、窓枠の左右10~15㎝プラス程度に設定。
② 取り付け位置にビスで取り付ける
取り付け位置が決まったら、ビスで取り付けていきます。
ドライバーでも簡単に取り付けられますが、取り付ける箇所が多い場合や女性の場合は電動ドライバーがおすすめ。
●カーテンレールを天井に取り付ける方法
カーテンレールは、上の写真のように部屋の天井に取り付ける方法もあります。
高いところにあるために、壁に付けるよりも若干作業がしにくくなりますが、下記のようなメリットがあります。
●天井が高く、部屋が広く感じられる。
●カーテンレールにホコリが溜まりにくい。
次に、「天井にカーテンレールを取り付ける方法」を説明していきます。
①カーテンレールのブラケットを取り外す
カーテンレールに、壁付け用のブラケットが付いている場合は外しておきます。
また、伸縮式レールの場合は、周囲の家具や建具、エアコンなどを考慮しながら長さを調節しておきます。
カーテンレールの長さは、窓枠の左右10~15㎝プラス程度に設定すると、見た目もキレイ。
幅が狭すぎると、光漏れの原因や冷暖房効率の低下につながります。
②ビスを取り付ける
カーテンレールに開いた穴を使ってビスを取り付けます。
天井に取り付ける場合は、無理な体勢を取ることも多いので、電動ドライバーがおすすめです。
●カーテンレールを窓枠に取り付ける方法
カーテンレールを窓枠に取り付けることも可能です。
この際も、窓枠の正面部分ではなく、内側の天井の部分に取り付けることをおすすめします。
※「天井付け」と呼ばれる場合もあります。
窓の周りにエアコンやドアなどの障害物がある場合は、この窓枠内への取付が便利。
窓枠内にカーテンを取り付ければ、障害物に影響を与えることも少なくなります。
①ブラケットを外し、長さを調節する
カーテンレールについている壁付け用のブラケットを外し、窓枠に合わせてレールの長さを調節します。
左右が窓枠に干渉しないよう、左右1㎝程度のスペースを空けておきましょう。スペースを開けすぎると、光漏れの原因や冷暖房効率の低下につながるので注意。
②ビスを取り付ける
カーテンレールに開いた穴にビスを取り付けます。
取り付けるのは、基本的に両サイドの穴と伸縮式であればスライド部分。他は等間隔に取り付けます。
カーテンレールの取り付けに失敗しないための注意点
「カーテンレールの取り付け方」では、取り付ける場所別に解説してきましたが、この取り付けに失敗しないためには、次の3つの注意点があります。
注意点① カーテンレールを取り付ける「下地探し」をする
カーテンレールを取り付ける際、重要になるのが「下地」のある場所に取り付けるということ。
日本の住宅の壁のほとんどは石膏ボードになっており、壁の下地(補強)がない場所は強度がなく、カーテンレールを取り付けてもすぐに外れてしまう場合があります。
そのため、カーテンレールを取り付ける前に、「下地の場所を探す」ことが必要になってきます。
その方法は大きく以下の2つ。
●壁を叩いて音で確認する。
●「下地探し針」や「下地チェッカー」などの道具を使う。
音で確認する方法は、道具も使わず手軽ですが、コツがわからないと下地の場所を間違えてしまうリスクがあります。ちなみに、壁をコンコンと叩いてみて、鈍い音がする場所に下地があります。
おすすめは、上の写真のように下地探し針などのアイテムを使って下地を探す方法。
失敗せずにカーテンレールを設置できます。
下地の場所が確認できたら、マスキングテープや鉛筆などで印を付けておきましょう。
注意点② カーテンレールの取り付け位置を決める
下地の場所がわかったら、その下地のある範囲で、ブラケットやビスを取り付ける場所を決めましょう。
カーテンレールは、窓枠の外側よりも10~20㎝上の取り付けるのが理想です。それも踏まえて、取り付け位置に鉛筆などで印を付けていきます。
●カーテンレールは、窓枠の外側よりも10~20㎝上に取り付けるのがおすすめ。
●カーテンレールの長さは、窓枠の左右10~15㎝プラス程度に設定。
注意点③ カーテンレールが水平になるように取り付ける
下地と同じように重要なのが、カーテンレールの水平を測るということ。
そのために便利なのが、写真のような「水平器」です。
水平器は、気泡管の中の気泡の位置で水平を測るアイテム。気泡が線と線の間、中央にあれば水平ということになります。また、気泡が右側にあれば、右が上がっていて、左が下がっているということになります。
カーテンレールの水平を測るときは、レールの中央あたりに水平器をマスキングテープなどで留めて使用しましょう。
注意点①で探した下地の範囲内、さらにカーテンレールが水平になった位置で、ブラケットをビスで留めていきます。
カーテンレールを取り付けたらカーテンを選ぼう!
自分で取り付けられないようなら業者に依頼する
ここまでカーテンレールを自分で取り付ける方法をご紹介してきましたが、「どうしても自分で取り付けられない」「取り付ける数が多くて大変」「高いところが怖い……」といった方は、取り付け業者に依頼して取り付けてもらいましょう。
依頼できるのは主に下記のような業者になります。
●ホームセンター
カーテンレールを購入した場合に取り付けてくれる場合が多いようですが、工賃は別。
●インテリアショップ
同じく商品を購入した場合に、工賃を追加で測れば取り付けてくれるところが多いようです。
●カーテンレール取付業者
他社の商品も取り付けてくれます。
どの業者に頼むとしても、やはりネックになるのがコスト。
一つの窓に取り付けるのに、工賃が8,000円以上かかる場合もあります。
自分で行えばコストもゼロ。もしDIYに興味があれば、ぜひ今回ご紹介した取り付け方法にチャレンジしてみてください。
おすすめの機能カーテンレール
※友安製作所は公式サイトだけでなく、大手モールにも出店していますので、普段利用しているショッピングサイトでも購入頂けます。
おすすめの装飾カーレンレール
※友安製作所は公式サイトだけでなく、大手モールにも出店していますので、普段利用しているショッピングサイトでも購入頂けます。
●費用が安く抑えられる。
→単純に業者に頼む人件費や工賃がゼロに。業者だと1ヵ所8,000円以上かかる場合も! 自分で付けるならカーテンレールの商品代金のみ!
●自分の都合の良いスケジュールで作業できる。
→業者に頼むと、すぐに来てくれなかったり、タイミングが合わなかったり…。自分で付ければ、すぐに取り掛かれます!