新店舗「Factory Cafe CO-BA」オープニングパーティー開催レポート

6月28日、友安製作所の本社・工場のすぐ隣に、新たな店舗「Factory Cafe CO-BA by TOMOYASU SEISAKUSYO」が誕生しました。“カラダがよろこぶ”お食事を提供しながら、私たちの原点であるものづくりの魅力を伝える空間としてこだわり抜いたお店です。

そのオープン前夜、関係者の皆さまをお招きし、「CO-BA THE FIRST GALA」と題したオープニングパーティーを開催。400名を超える方々にお越しいただきました。

「こうばフォーマル」で集う、彩り豊かなパーティーの開幕

ドレスコードは、「こうばフォーマル」。工場の現場感とフォーマルな装いを掛け合わせた私たちらしいファッションテーマです。作業着をスタイリッシュにアレンジされた方、スーツをカジュアルダウンされた方などなど、皆さん思い思いの「こうばフォーマル」で出席してくださりました。

そして16時、社長の友安(Boss)のごあいさつでパーティーが幕を開け、続いて八尾市長・大松圭佑さまからご祝辞をいただきました。大松市長からは、大阪・関西万博での八尾市のパビリオンでの取り組みや「みせるばやお」のお話に触れながら、ものづくりを通じた私たちの活動にあたたかいお言葉をいただきました。これからも八尾のものづくりの魅力を一緒に世界へ発信していこう、そんな強い想いがこころに残るお言葉でした。

工場・オフィス・カフェを丸ごと体験「CO-BA & OFFICE ツアー」

CO-BAの隣にある友安製作所の工場や、4月に新しく完成したオフィスも、当日は自由にご覧いただきました。

工場のエントランスにある「COLORS WALL」は、私たちの理念「Add Colors to everyone’s Life. 世界中の人々の人生に彩りを」を象徴するメッセージボードになっています。額縁の中のカラフルな背景に、来場者それぞれの“未来の理想像”を描いていただきました。さまざまな未来像が壁に描かれていく様子は、集まった人たちの個性やあたたかい気持ちが、この空間をやさしく彩っているように感じました。

工場内では、木工所、鉄工所、印刷所など、さまざまなものづくりの現場をご案内。また、創業時代から70年以上使い続けている、カーテンフックの工作機も見ていただきました。私たちの原点であり、今もなお、現役で動き続けています。

鉄工所では、ものづくりの楽しさを体験していただけるワークショップも。今回体験していただいたのは、真鍮を使った「カラビナづくり」。治具を使って自分の手で真鍮を曲げます。友安製作所のはじまりは、針金を曲げてつくるカーテンフックの製造。今回のワークショップでは、その原点ともいえる技術を少し体感していただけるような内容にしました。

また工場の一角には、お花で彩ったフォトブースも登場。無骨な機械と、華やかなお花のコントラストが楽しい、こちらも「こうばフォーマル」なインスタレーション。多くの方が記念撮影を楽しんでくださりました。

つくり手の想いをつなぐ、「Factory Cafe CO-BA」のおもてなし

この度オープンした「Factory Cafe CO-BA」も、友安製作所工務店が内装を手がけた空間。木や鉄など素材そのままの風合いを活かしたインテリアになっています。隣の工場でつくった家具や雑貨も並び、カフェで過ごしながら、ものづくりの空気を感じられる場所です。

パーティーでは、CO-BAのコンセプトにも通じる「カラダがよろこぶ」お食事をご用意。無添加・オーガニックの素材を使い、地元八尾産の野菜や食材を中心にした料理が並びました。また、友安製作所に関わりの深い企業さまにも、お食事やお飲み物をたくさんご協力いただきました。手間ひまかけてご用意したお料理を、みなさんに喜んでいただけて、本当に嬉しかったです。

クライマックスは、ワイヤーカットのセレモニー

18時からは、オープニングセレモニーを開催。まずはBossより、これまでの歩みや、CO-BAに込めた想いをお話しさせていただきました。このCO-BAは、ものづくり企業としての友安製作所にとって、新たな挑戦の場。そのスタートの日に、たくさんの大切な方々にお集まりいただけたことへの感謝の気持ちも、あらためてお伝えしました。
続いて、エクスペリエンスデザイン部 部長のJoyより、CO-BAのコンセプトや今後の展望をご紹介しました。

そしてセレモニーの締めくくりに、友安製作所らしく、テープカットならぬ、ワイヤーカット。針金を、大きなニッパーでカットしました。カットを務めたのは、Boss、Joy、会長のDon、製造課のPunch、そしてこの日のドレスコードである「こうばフォーマル」をもっとも体現してくださった、リングスターの唐金さま。なんと自社の製品である工具箱を全身に身につけて参加してくださいました。「3,2,1」のかけ声でワイヤーをカットし、賑やかで楽しいCO-BAの幕開けとなりました。

ぬくもりに包まれた「CO-BA NIGHT」

セレモニーのあとは、再び自由に工場やオフィス、カフェを巡りながら過ごす「CO-BA NIGHT」。時間を忘れて語り合い、写真を撮り、笑い声が響く、とてもあたたかな夜になりました。

友安製作所の社員にとっても、この日のために準備を重ねてきたからこそ、たくさんの笑顔に包まれた空間が本当にうれしくて、心に深く残る時間となりました。「おめでとうございます」と声をかけていただくたびに、胸がいっぱいになりました。

この場所が、人と人、人とものづくり、人と地域をつなぐ“交差点”になれたら。そんな願いが、少しずつカタチになりはじめたように思います。

これからこの場所が、地域の方々の日常のなかで、ちょっとしたひと息の場になったり、未来のものづくりに出会えるきっかけになったり、時には新しいチャレンジが生まれる場になったり——そんな“余白と可能性”をもった場所でありたいと考えています。

いつも支えてくださる皆さまと共に、これからも「Add Colors to everyone’s Life.」という理念を胸に、新しい一歩を踏み出してまいります。これからのCO-BA、そして友安製作所を、どうぞよろしくお願いいたします。