就職活動を進める中で、「入社したら、どんな仕事をするんだろう?」「会社の雰囲気は自分に合うのかな?」と気になる人も多いのではないでしょうか。
友安製作所では、今年も新卒採用のエントリー受付がスタートしました。そこで今回は、これまで新卒として入社した社員5名にインタビューを実施。それぞれがどんな想いで選考に臨み、入社後はどんな仕事を経験してきたのか、リアルな声を聞きました。
「選考はどんな雰囲気だった?」「今、どんな仕事をしている?」──そんな就活生の気になるポイントを中心に、先輩社員がこれまでを振り返ります。後編では、友安製作所が新卒採用をはじめてから初の入社となった社員がインタビューに答えました。第1期生として2023年4月に入社したAllen(アレン)とVivi(ビビ)のストーリーを深掘ります。
友安製作所で働くイメージを膨らませるヒントとして、ぜひ参考にしてみてください。
まちづくり事業課 Allen(アレン)

友安製作所の魅力はずばり「人の良さ」です! 多様な事業や部署、異なる肩書きを持つ人たちが、みんな一丸となって「生きるをあそぶ」という会社のスローガンを体現しているのは本当に凄いことだなと感じます。助け合う文化があるのも、素敵な人たちばかりだからこそですね。
企画課 Vivi(ビビ)

この会社の良いと感じるところは、「困りごとがあれば必ず誰かが助けてくれるところ」です。部署の垣根を超えて、日頃から私のことを気にかけてくれる人が多いので、温かみのある人となりやコミュニケーションの濃さを実感する日々ですね!
目次
【クリエイティブディレクター】Allen:やりたい仕事が分からなかった先に見つけた「友安製作所で叶えたいこと」

石川県に生まれ、大阪で育ったAllen(アレン)。アメリカサンディエゴへの留学経験を持ち、友安製作所が新卒採用を始めた年の1期生として、2023年に入社しました。ビジネスネームの由来は、映画『Yes Man』の主人公の名前から。チャンスを掴みに行くために「イエス」の心を忘れず、何事にも挑戦していきたいという想いが込められています。まちづくり事業課に所属し、地域の困りごとに寄り添う役割を担当。ものづくりの現場を一般公開するプロジェクト「FactorISM」のパンフレット制作やイベントの事務局をはじめ、社会課題に対してクリエイティブの視点からアプローチする仕事に、日々向き合っています。「ある意味、正解のない仕事なので毎日刺激的で、飽きることがありません!」とYes Manらしい熱い言葉が返ってきました。
やりたい仕事を見つけるには?模索してきた時間が友安製作所との出会いにつながった
大学では総合心理学を専攻し、人の心と行動について学んでいたAllen。その傍らで「英語スキルを身につけたい」と独学で勉強を始め、アメリカサンディエゴへの短期留学も経験しました。
学生時代から「人生で叶えたいこと」をひとつずつ実行してきたAllenですが、仕事となると別の話。「やりたい仕事」が自分の中でうまく整理できず、就職活動にも戸惑いを感じていたといいます。その経験から、彼は「やりたいことがある学生」と「やりたいことが見つからない学生」をつなぐ交流イベントを個人で定期開催していたというエピソードも。自身が感じた疑問や悩みをひとりで抱え込まず、同じ想いを持つ人の力になろうとする姿勢からは、当時から周囲を巻き込むずば抜けた行動力が感じられます。
そうした模索の末に導き出した答えは、「夢は会社の中で叶えるものではない」ということ。Allenにとって就職とは、夢そのものではなく「叶えたいことを実現するためのスキルを身につける場」。成長できる環境であれば、業界や職種にこだわらず全力で挑戦したいと考えるようになったといいます。

友安製作所を知ったのは、求人情報がきっかけでした。最初に目を引いたのは、アメリカ人の社員が写る写真。アメリカやイギリス、イタリアなど多国籍な社員が在籍している会社だと知り、「もし仕事の中で英語に触れる機会があればラッキーだな」と感じたそうです。
とはいえ、英語を使うこと自体が応募理由の軸だったわけではありません。社員自らが執筆した求人情報から伝わる会社の雰囲気や、企画から販売までを一貫して行う体制を知り、「ここなら自分が大きく成長できる環境がある」と感じたことが、応募を決めた一番の理由でした。
1年目からプロジェクトの動かす立場へ。正解のない「まち」の課題に挑む日々
書類選考後に伝えられた面接の条件は、「自分らしさが分かる服装で来てください」という一言。当日は、これまでの経験や興味についてざっくばらんに話す、和やかな雰囲気だったそうです。「『カフェに来たのかな?』と思うくらい(笑)。なんでも話せる環境をセッティングしてくれていたんです」と、決まった質問ではなく、Allen自身の根底にある想いや考えを深掘りしてくれた面接でした。その空気感の中で、「この会社に働きたい」という気持ちは、選考が進むにつれて確信へと変わっていきました。

入社後は新人研修を経て、まちづくり事業課へ配属。企業や行政と連携しながら、まちの社会課題を抽出し、文化や産業を守りつつ発展につなげていく仕事です。各担当者が実際にまちに足を運び、空気感や人との関係性を大切にする「まちに寄り添う姿勢」を重視しています。Allenは配属直後から大阪市生野区を担当。最初は上司のWillに同行しながらノウハウを学んでいましたが、ほどなくして「まちを盛り上げるためのイベント企画」や「ものづくり企業と連携した新商品開発」という2つのプロジェクトマネジメントを任されました。
「正直、何から手をつけていいのか分からなかったですね」と笑いながら振り返るAllen。それでも彼がまず選んだ行動は、とにかく生野区に通うことでした。
「言葉で聞くだけでは、そのまちのことは分からないと思って。商店街には100回以上通いましたし、飲食店の方々にも、片っ端から話を聞かせてもらいました」と、正解が用意されていないからこそ、本質的な部分からひとつずつ向き合い、できることを積み上げていったといいます。
その後も、オープンファクトリーイベント「FactorISM」の事務局運営をはじめ、民間企業からの制作物ディレクションなど、複数のプロジェクトを担当。特に印象深い仕事のひとつが、FactorISMのパンフレット制作です。
2023年版では、入社1年目ながら115ページに及ぶ英訳を担当し、得意分野を発揮しました。2025年版では、48ページの構成から携わり、全体のクオリティを担保するクリエイティブディレクションにも挑戦。企業の魅力をどう映していくかに苦戦もしましたが、思い入れの深い仕事になりました。Allenが関わるのは、取引先だけではありません。取材先やまちの人々、そしてデザイナーやカメラマン、ライターといった多様な関係者の中心に立ち、プロジェクトを動かしていく──その役割の重さとやりがいを実感している彼は、まさに要となる存在です。
まちの起点になれた瞬間があった。友安製作所が目指すまちづくりを体現できた喜び

これまでの3年間でAllenが実現してきた、予算やスケジュールを管理し、多種多様な関係者の中心に立って物事を形にするプロジェクトマネジメント。そして、ビジュアルや表現のクオリティを担保し、企業の魅力を最大限に引き出すクリエイティブディレクション。「まちごとに課題や魅力が違うため、プロジェクトの内容は異なりますが、『まちの変化の起点になる』というまちづくり事業課のスローガンの意味が、ようやく腑に落ちた気がします。自分自身が、まちの変化の起点になれたと感じた瞬間もありました」と感慨深げに語ります。
時間をかけて会社の考えを咀嚼し、自ら前に立って体現してきたAllen。今後は、プロジェクトを動かすだけでなく、プロジェクトをゼロから生み出す側にも挑戦していきたいとのこと。そのために、ほかの地域のまちづくり事例を学び、実際に足を運んで視野を広げながら、新たな可能性を探っています。
クリエイティブディレクションやプロジェクトマネジメントなどの仕事は、一般的には下積みを経て30代以降に任されることの多い職種ですが、友安製作所では1年目から主担当としてプロジェクトに関わり、まちや社内の人の協力を得て実践を重ねながら成長していくスタイルを大切にしています。
正解が用意されていないからこそ、考え、動き、人と向き合う。「正解がないからこそおもしろい」と微笑むAllenは、今やまちづくり事業課において、独自の存在感を放つクリエイティブディレクターへと成長しました。どんな難題にも「Yes」と飛び込み、まちの心に寄り添い続ける彼が、次はどんな驚きを友安製作所にもたらしてくれるのか。その進化の過程を、これからもともに歩んでいきたいと思います。
【商品企画】Vivi:「新卒で企画職」「2年目で海外出張」──若手の「やりたい!」に向き合う会社で働くということ

三重県に生まれ、兵庫での大学生活を経て大阪へ。Allenと同じく、新卒1期生として2023年に入社したVivi(ビビ)。選考前に友安製作所を見つけた瞬間、「ビビッと来た!」という直感を信じて飛び込んだことから、このビジネスネームを選びました。企画課で、新商品の開発や商品の買い付けを行うほか、商品登録や価格管理といった商品管理業務も担当。友安製作所の中心事業であるインテリア&DIY商品を企画の立場から支えています。社内向けの商品説明会を開催したり、プロ向けの展示会や出張に出向いたりと仕事の幅は多方面に及びますが、「難しさもあるけれど、発見のある仕事で楽しいです!」と生き生きと語ってくれました。
大学ゼミをきっかけに芽生えた、「商品企画」という夢
大学では経済経営学部でビジネスの仕組みを学んでいたVivi。転機となったのは、大手家電メーカーへビジネスモデルを提案するゼミのプロジェクトでした。「商品企画の内容を含むビジネスモデルを、企業の社員さんに直接プレゼンする場があったんです。手応えも感じたし、無我夢中で取り組んだあの時間が本当に楽しくて!」と振り返ります。それまでは特にこれといったやりたいことがなかった彼女は、ゼミ活動の経験を通してはじめて「商品をつくる仕事がしたい」という夢を描くようになりました。
就職活動では、メーカーのジャンルを問わず、企画職に属して働ける会社を条件にしていました。とはいえ、一般的に企画職は、顧客の視点を持って商品開発を行うため、経験が重視されやすい世界。新卒で就くことは難しいとされている職種です。Viviも現実的な問題を認識しており、入社は難しいかもしれないと無理を承知の上で、思い切って面接に臨むことにしました。

友安製作所は求人サイトで採用情報を見つけました。「商品企画」や「マーケティング」のキーワードに惹かれて応募を決めましたが、エントリー時点では前述の通り難しいだろうと感じていたため強く入社への意思があったわけではなかったそう。しかし、「面接日に、実は高校時代に友人と『友安製作所 Cafe & Bar 阿倍野』に行ったことを思い出したんです。なんて可愛らしくてワクワクするお店だろうと、ずっと心に残っていて。そのカフェを運営しているのがこの会社だと知ったとき、自分の中で『これは運命だ』と感じたことが決定打になり、本気で入社を志すようになりました」と、奇跡の再会が「何が何でも入社したい」という強い決意に変わりました。
仕事の内容以上に心が動いた、友安製作所の空気感
Viviの選考は、一次が会話式の面接、二次は役員面接でした。面接でも友安製作所らしさ全開の温かい雰囲気だったそうで、一般的な緊張感のある面接とは程遠い環境に、「良い意味で見極められている感覚がなく、本当の私を知ろうとしてくれているんだと感じました」と、自然体で選考に臨めたようです。
友安製作所では本人の希望と会社の方針を考慮して配属先を決めるため、入社後に100%企画課になるとは限らない状況でしたが、Viviの意思は揺らぎませんでした。それは、社員のエネルギッシュな雰囲気や、好きなこと・得意なことを活かせる環境に深く共感したからです。友安製作所の選考を通して、できないかもしれないという不安はいつしか「この場所で、絶対に企画をやってみせる」という自信へと変わっていきました。

無事に入社が決まり、念願の企画課でお仕事をスタートさせたVivi。当時はViviを含めて4人しか企画課社員がいなかった中で、まずは上司であるSammyや先輩からノウハウを教わる日々。最初の半年間は企画の考え方や使用するソフトの使い方を学びながら場数を踏んでいきましたが、1期生ゆえに近い世代の先輩がおらず、マニュアルもない環境。苦労する場面も少なくありませんでしたが、支えになったのはプライベートでもあそぶほどの仲になった同期の存在でした。不安を共有し、がむしゃらに頑張る同期の姿を見て「私もとりあえずやらなきゃ!」と自分を奮い立たせたといいます。新しい仕事には積極的にチャレンジし、努力を重ねた結果、ようやく現在は企画課で行うとされる仕事を一通り任せてもらえるようになりました。
現在は直属の後輩もでき、新人ならではの悩みや業務でつまずきやすいポイントをすぐに察知してあげられる能力が身についたそう。「意識しているのは、背伸びせず等身大の自分で向き合うこと。分からないことは後輩たちがすぐに聞けるように、同じ目線に立って仕事することを心がけています」と、自身が悩んだ経験を力に変えていました。「必死に仕事をする3年間でしたが、後輩の『分からない』に対してアドバイスできた瞬間は、少しは成長したかなという実感になります」と謙虚な姿勢の裏には、必死に駆け抜けてきた3年間の確かな積み上げが隠れていました。
世界のものづくりを知って景色が広がった、企画の仕事
企画課の仕事は、大きく分けて2つあります。
1つは「商品企画」。その中でも商品の買い付けや販売方法を考える仕事と、商品を0から開発する仕事があります。国内外のトレンドを現地で吸収するため、Viviはこれまでに韓国、香港、上海、ドイツ、フランスの5カ国の海外出張も経験しました。「若いうちから国内外の現場を自分の目で見て、直接買い付けを任せてもらえる環境は、他にない貴重な経験です」。バイヤーとして商品の魅力を伝える視点と、0からものづくりをする発想力の両方が求められる立場ですが、「やっぱり商品企画に関する仕事はおもしろいです」と笑顔で語ります。
2つ目は、「商品管理」。商品登録や価格管理などが中心に行われ、商品の売れ行きによって何を変化させていくかを考えます。商品をどのように広めていくかというマーケティング的思考も求められる重要なお仕事です。

中でも彼女の大きな功績となった仕事のひとつが、入社1年目から担当している「by TOMOYASU S.S.」のネーミング変更でした。もともとは「TEKKI CRAFT」でしたが、鉄器の枠を超え、ブランドそのものを成長させたいという想いからリニューアルを決断。ブランドへの想いが強かったViviにとって、非常に印象深い仕事となりました。
またViviは入社して1年が経ったころ、企業がターゲットとなるリフォーム産業フェアに向けて短期間で数多くの商品を考案した経験も、彼女のスキルとメンタリティを強くしました。その後も、展示会やイベントに向けて、インテリアのテーマに合わせた商品を短期間で数多く考案しなくてはいけないタイミングが定期的に訪れましたが、気持ちに余裕を持って挑むことができているといいます。「Factory Cafe CO-BA」のオープン時には、店内の壁一面に展示できるよう、テーブル脚を13種類も考案するプロジェクトを成し遂げました。
「集中的にものづくりに向き合う期間を乗り越えた経験は、本当に大きいです」とそっと胸をなでおろします。
by TOMOYASU S.S.とともに、さらに大きく羽ばたく存在へ
今や企画課に欠かせない人材となったVivi。新卒の後輩を引っ張っていくリーダー的な役割を担い、会社唯一のオリジナルブランド「by TOMOYASU S.S.」の商品開発を一手に引き受ける存在に成長しました。入社4年目にして、次々と大規模なプロジェクトに挑み続けるその姿勢は、会社にとっても唯一無二の、非常に貴重な存在となっています。
将来は、会社としてもViviとしても特に力を入れている「by TOMOYASU S.S.を友安製作所の看板ブランドへと成長させていきたい」といいます。「ブランドを大きくすることが会社の発展に繋がると信じています。『友安製作所といえばby TOMOYASU S.S.だよね』と多くの人に認識してもらうことが目標です」。
同時に、Vivi自身もものづくりの視点をさらに広げ、人として成長していきたいと考えています。「友安製作所でなら、ジャンルを問わずさまざまなものをつくれるチャンスがある。だからこそ、『今自分は何をつくりたいのか』と改めて自分自身に問い直し、向き合いながら、私にしかできないものづくりを展開していきたいです」。
友安製作所初の新卒社員として、会社に新しい風を吹かせてくれたVivi。分からないなりにも向き合った努力が実を結び、今では彼女の存在が会社の大きな発展にもつながっています。これからも商品企画担当として、人々にどんな幸せを彩ってくれるのか。彼女の活躍から、これからも目が離せません。

by TOMOYASU S.S.でテーブル脚を開発する際に用いられた手書きのイメージ資料。口頭で打ち合わせることも多いですが、アニメで描かれたデザインを通じて製造担当と一緒にブラッシュアップしながら、商品を完成させています。
まとめ:答えのない仕事に向き合う。その先で見えた、自分の武器
いかがでしたでしょうか。 後編では、クリエイティブディレクター、商品企画と、それぞれ異なる立場で活躍する2人のストーリーをお届けしました。
彼らに共通しているのは、「何をするか」よりも、「どう向き合うか」を大切にしている点です。正解のない仕事に対して、自分なりに考え、動き、試し続ける。その積み重ねが、いつしか「仕事としての強み」へと変わっていきました。
ただいま友安製作所では、2027年3月卒業予定の学生さんの採用を始めています。
この記事を読んでくれたあなたが、友安製作所というチームの中でどう化学反応を起こすのか。その日を、私たちは心から楽しみにしています。












2025年版FactorISMのパンフレット。職人の手仕事が伝わるように「手をよく写す」撮影をお願いしたり、会社のカラーが伝わる情報をライティングしてもらうようにしたりと、Allen自身も現場に通いながらディレクションを頑張りました!