リモートワークが日常となった今、「ワークスペースづくり」は、インテリアの一つのテーマになっているほど。
だけど、 どうしても自宅のワークスペースって、「集中力も続かないし、なんだかいつも以上に肩こりもひどくなっているかも」ということ、多いんじゃないでしょうか。そういったリモートワークの悩み、実は「座りっぱなし」が主な原因。今回はそんな悩みを解決する、アイテムを解説・ご紹介します。
目次
なぜ座りっぱなしはダメなのか!?
「座りっぱなしは第二の喫煙」という内容の記事が、2012年にイギリスのスポーツ雑誌に掲載され話題となりました。それより以前にも、「座り過ぎは死につながる」という内容の『セデンタリー・デス・シンドローム』という症候が発表されたりと、長時間のデスクワークや座りっぱなしの状態による健康リスクに関する議論が増えています。
なんと、「1時間座り続けることによって、平均寿命が22分ずつ短くなる」という恐ろしい研究結果もあるそうです。
これらの健康リスクは、座っている状態が続くことで血行が悪くなり、動脈の機能障害が誘発されることが主な原因のようです。その他、座りっぱなしは、筋力低下や過食の原因にもなり、肥満にもつながると言われています。
そもそも、人間は身体を動かしながら進化してきました。狩猟採集民の時代には、1日16~20㎞も自力で移動していたと言われています。そんな人間がテクノロジーの進化と共に、動かなくても情報を得られ、人とつながり、仕事ができるようになりました。「立って、動く身体」としてつくられた人間の身体が、座りっぱなしの状態でいいわけがないですよね。
また、血流が悪くなると、脳へブドウ糖と酸素を送りづらくなり、集中力低下にもつながってしまいます。つまり、「長時間パソコンに向かっていたけど、仕事はあまり進んでいない」という効率の悪い結果になってしまうのです。
スタンディングデスクで仕事の効率もアップ!
前述した座り過ぎがもたらす健康リスクを軽減するため、近年、大手IT企業なども積極的に取り入れているのがスタンディングデスクです。
パソコン作業だけでなく、ミーティングなども立って行うことで、健康促進、無意味な長時間の会議が減っているようです。
そして、リモートワークにこそスタンディングデスクを取り入れてみましょう!
「人間の集中力は15分しかもたない」と言われています。さらにリモートだと、緊張感もなく、ついダラダラと過ごしてしまいますよね。「座り」と「立ち」を適度に切り替えることで、集中力を保ち、メリハリのあるリモートワークを可能にしますよ。
もし立ち姿勢で仕事をすることに不安があるのであれば、一度写真のように箱をデスクの上に置いて試してみては?その快適さがわかるはずですよ♪
スタンディングデスクのメリット・デメリット
メリット | ● 血流が良くなる。 ● 筋力がアップする。 ● 姿勢が良くなる。 ● 内臓が活発になり、便秘が治る人も! ● 集中力がアップする。 ● 眠気を解消できる。 |
デメリットと解決法 | ●長時間使うと足腰に負担がかかる。 【解決法】 →「座り」とメリハリをつけて使用する。 →足元にマットなどをひく。 ●高さが合わないと腕や首などに負担がかかる。 【解決法】 →次の記事を参考に、「適切な高さ」を理解し、きちんと合わせる。 |
スタンディングデスクを選ぶ時のポイント
スタンディングデスクを使う時の一番のポイントは、“自分に合ったサイズを使う”ということ。
横幅や奥行きは、使用する場所やパソコンのサイズに合わせればOK。重要なのは、「天板の高さ」。この高さが間違っていると、首が前傾し過ぎたり、肘が曲がり過ぎてしまうため、首や肩、肘を痛めてしまいます。
【高さの決め方】
まずはまっすぐ立ち、腕を90度の角度に曲げて、肘から床までの高さを測ります。これがあなたに最適なスタンディングデスクの高さです。パソコン作業をする際にスリッパなどを履くのであれば、実際に履いて測るなど、その高さも考慮して測りましょう。
自分にぴったりのスタンディングデスクをDIY
「天板の高さが重要なのはわかったけど、すべてのサイズがぴったり合うスタンディングデスクがない!」という方は、DIYもオススメです。デスクは、DIY初心者でも比較的作りやすいジャンルですので、こちらの記事と動画を参考にチャレンジしてみてください。
スタンディングデスクをDIYすると…
- 自分ぴったりのサイズが手に入る。
- サイズが合うと、快適さもアップ!
- 色や素材などのデザインもオリジナルにできる。
- 既製品よりも安く手に入る。 ※市販されている自動昇降式のスタンディングデスクは、 6万円から十数万円することも!
【まとめ】
いかがでしたでしょうか?スタンディングデスクを使うと、リモートワークが快適になる上に、ダイエットや健康にもつながるようですね。ぜひ自分にぴったりのスタンディングデスクを手に入れて、もっとあなたらしいリモートワークを楽しんでください。