ブラインドの取り付け方法4パターンを解説!

難しいと思われがちなブラインドの取り付け、実は簡単に行うことができるんです。
一般的な取り付け方から、原状回復できる賃貸にもOKな取り付けまで、4パターンを紹介していきます。
DIY初心者の方でも簡単に取り付けられますので、ぜひチェックしてブラインドの取り付けにチャレンジしてみてください。

ブラインドの取り付け方は4パターン!

今回解説する「ブラインドの取り付け方」は4種類。
それぞれ取り付け方だけでなく、メリットも違ってきますので、皆さんの取り付け場所や好みなどに合わせて選んでください。

4種類の取り付け方

①天井付け
②正面付け
③カーテンレールへの取り付け
④つっぱり式の取り付け

ブラインドや他の付属品は、メーカーや商品によって細かな取り付け方が異なってきますので、取り付けの際は必ずその製品に付属する取扱説明書に従って取り付けましょう。

ブラインド取り付けの準備物

ブラインドの取り付けに必要なものは、取り付けるブラインド本体と下記のシンプルなアイテムになります。
メーカーや商品によっては、必要なものが異なる場合がありますので、取り付ける製品の取扱説明書も事前にチェックしておきましょう。

・ドライバー(電動ドライバーもOK)
・取り付けネジ(付属している場合が多いです)
・キリ
・メジャー
・鉛筆やペン(印がつけられるもの)

ブラインドの取り付け方① 天井付け

「天井付け」というのは、上の写真のように窓枠の内側上部に取り付け、ブラインドを窓枠の中に収める取り付け方です。
窓枠内に収めないといけないため、サイズはしっかりと測っておきましょう。

天井付けのメリットは、スッキリとした見た目で、部屋を広く見せることができる点です。
さらに、取り付け可能なブラインドも多いことが特徴です。

天井付けの順序

①ブラケットを取り付ける

ドライバー(電動ドライバーでもOK)で、窓枠の内側上部にブラケットを取り付けます。
ブラケットが2つの場合は、端から4cm程度空けた両サイドに。3つある以上の場合は、両サイドの間を等間隔に空けて、それぞれ取り付けていきます。

②ブラインド本体を取り付ける

ブラインド本体をブラケット取り付けます

次にブラインドの本体を取り付けます。
本体を両手で持ち、ブラインド上部のヘッドボックスの手前をブラケットの爪に引っ掛け、図のように奥側を押し上げます。
カチッとはまれば取り付け完成です。

※製品によって、ブラケットと本体のツメが逆向きのものもあります。製品の説明書を読んで確認してください。

ブラインドの取り付け方② 正面付け

正面付け」とは、窓枠の室内側に取り付けて、写真のように窓を覆うように設置する方法です。
窓枠より大きなサイズになりますので、周囲の家具やドア、エアコンなどの配慮も考えて、サイズ設定しましょう。

正面付けのメリットは、窓を覆うために窓枠内に設置する天井付けよりも光漏れが軽減されること。さらに窓枠内にサイズを合わせる必要がないため、リーズナブルな既製品のブラインドでも対応できる点です。

正面付けの順序

①ブラケットを付ける

窓枠の前面上部の左右の角にブラケットを取り付けます。ブラケットが3つ以上ある場合は、余った分を等間隔に付けていきます。
天井付けと同じく、ドライバ―か写真のような電動ドライバーで取り付けていきましょう。

②ブラインド本体を取り付ける

天井付けと同じく、ブラケットのツメにブラインド本体のヘッドボックスを引っ掛け、奥側を押し上げてカチッとはまればできあがり。
※製品によって、ブラケットと本体のツメが逆向きのものもあります。製品の説明書を読んで確認してください。

ブラインドの取り付け方③ カーテンレールへの取り付け

ブラインドは写真のようなカーテンレールにも取り付けることが可能です。
例えば、賃貸で最初からカーテンレールが付いている場合など、そのまま取り付けることができるので便利です。ただし、木製ブラインドなど重量があるものは取り付けられないので注意。アルミブラインドなど軽いものを選びましょう。
また、カーテンレールの方も、装飾レールは取り付けられないものが多いので注意が必要です。

カーテンレール付けのメリットは、カーテンレールが設置されているのであれば、賃貸でも原状回復できること。壁や窓枠に穴を開けることなく、ブラインドが設置できます。

カーテンレールへ取り付ける順序

①カーテンレールのランナーを取り外す

カーテンレールにランナーが入っている場合、ランナーを取り外す必要があります。
①のようにカーテンレールの端についているキャップのネジをドライバーで外します。
②キャップを外し、③レールについているランナーをすべて取り外します。

②ブラケットを取り付ける

次にブラケットをカーテンレールに取り付けていきます。
図【a】のようにブラケットにレールビスを取り付けます(仮止め)。【b】のようにカーテンレールの端からレールビスを付けたブラケットを差し込み、スライドさせて位置を決めます。両端から約4cmの位置にブラケットがくるようにしましょう。ブラケットが3つ以上ある場合は、等間隔になるように位置が決めます。位置が決まったら、ネジを締めて固定します。

「レールビス」は、レールビス、レール取付具といった名前で単品でも販売されています。カーテンレールを購入される場合は、オプションで付けられる場合が多いようです。

③ブラインド本体を取り付ける

他の取り付け方と同じく、ブラケットのツメにブラインド本体のヘッドボックスを引っ掛け、奥側を押し上げてカチッとはまればできあがりです。

ブラインドの取り付け方④ つっぱり式

「つっぱり式」とは、突っ張り棒の要領で、窓枠の内側にブラインドをつっぱって固定する取り付け方のこと。
これには、専用のつっぱり式のブラインドが必要。アルミブラインドなど軽量で手頃なものも多いので、小窓や賃貸の窓にオススメです。

「つっぱり式」のメリットは、壁や窓枠を傷つけないため、賃貸でも原状回復ができるということ。また、ブラインド本体さえあれば、ドライバーやネジなども必要ナシ! 手軽に取り付けることができます。

つっぱり式で取り付ける順序

①プレート受けを付ける

まずは、つっぱり式ブラインドに付属されている「プレート受け」を窓枠に取り付けましょう。
両面テープを剥がし、プレート受けに貼ります。プレート受けの上部を窓枠の天井部分に合わせて、左右が水平になるようにしっかりと貼り付けます。
※プレートを取り付ける窓枠は、両面テープが付きやすいように、汚れや油などキレイに拭き取っておきましょう。

②プレート受けにブラインド本体を取り付ける

(1)左右の突っ張りシャフトをプレート受けのツメにかけ、左右の隙間が均等になるように製品の位置を調整してください。
次に、(2)左右のダイヤルが硬くなるまで、左右均等に回してください。

③ブラインド本体を固定する

(1)レバーを内側に動かすと、ヘッドボックスの両サイドに突っ張る力が加わり、製品が固定されます。
(2)左右のボックスカバーをスライドさせて、つっぱり部分を目隠しすれば完成です。

プレート受けに確実に製品本体が固定されていることを確認しましょう。確実に固定されていない場合、製品が落下し、思わぬケガやトラブルが発生する場合があります。

ブラインドの取り付けに失敗しないためのポイント

ブラケットの取り付け方には、失敗しないポイントがいくつかあります。
こちらのポイントをチェックし、確実にブラインドを取り付けていきましょう。

◎窓枠のサイズを測る

そもそもブラインドを購入する前に、窓枠のサイズをしっかりと測っておきましょう。
測り方は下の図のようにブラインドの付け方によって異なります。付け方を先に決め、それに合わせて、きっちり図っておきましょう。
「つっぱり式」の場合も、天井付けと同じく窓枠の内側を測り、1㎝引いたサイズで購入しましょう。

◎ブラケットを取り付ける位置を決める

ブラケットを付ける前に、メジャーを使って取り付け位置に印を付けておきましょう。
ブラケットが2つの場合は、両端を約4cmずつ空け、3つ以上の場合は、等間隔に印を付けます。
また、窓枠に穴が開けづらい場合は、最初にキリなどで下穴を開けるとネジが取り付けやすくなります。

◎ブラインドは意外と「重い」……

カーテンと比べ、重さがあるのがブラインドです。特に重いのが木製ブラインドであるため、カーテンレール付けには向きません。
重いものを持ち上げることに不安がある方は、思わぬケガや事故につながらないよう、2人以上で取り付けることをオススメします。

まとめ:賃貸は「カーテンレール付け」か「つっぱり式」

ブラインドの取り付け方を4パターンご紹介してきました。どれもDIY初心者の方でもチャレンジできる簡単な方法ばかりですので、ぜひ自分で取り付けてみましょう。
その中でも、賃貸の場合は原状回復できるのは、「カーテンレール付け」「つっぱり式」。カーテンレール付けは、木製ブラインドなどの重量のあるものはNG。アルミブラインドも意外と重量があるので、十分気を付けて取り付けを行いましょう。

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