カウンターデスクDIYは女子でもできる! DIYレシピを聞いてみた【スタッフDIY編】

「マウスより重いものは持ったことがない!」という友安製作所の非力女子Tommyが、初めての“一人DIY”にチャレンジしました! つくったのは、リモートワークでも大活躍する『カウンターデスク』。
一見難しそうにみえるDIYですが、「ポイントさえ押さえれば私でもできた!」というTommy。今回は、そのつくり方はもちろん、非力な初心者女子でもできるDIYできるポイントをお伝えしていきます。


DIYした人/Tommy
友安製作所のWEBデザイナー。インテリアやDIYのサイトはたくさんつくっているけど、非力ゆえにDIYはいつもみんなと共同作業派。今回は他メンバーから心配されながらも、自宅で自分のつくりたいものにチャレンジしました!

➀カウンターデスクDIYは準備が大事!

★まずは理想の完成図を描いてみよう♪

Tommy の理想の設計図。ここから急遽変更した箇所も…

何事にも準備は大事!「ここをしっかりしたからこそ、私でも一人でできたんだと思いますよ」とTommy。まずは設計図を描いてみましょう♪ TommyはWebデザイナーのスキルを活かしてデジタルの設計図を作成しましたが、手描きでもOK。「あくまでも理想なので、つくる過程で少々変更しても気にしないこと! 私の場合も、カウンターデスクの脚やパソコンデスクの補強材の位置を変更し、天板3は結局既存のカウンターもあるのでつけていません(苦笑)

★リアルな方法でしっかりサイズを測る

設計図を基にサイズをしっかりと測っていきます。Tommyがサイズを決める際にこだわったのは下記のようなこと。

●カウンターデスクとリモートワーク用のパソコンデスク、それぞれ身長に合わせた高さにしたい特にパソコン作業は、モニターを見やすい高さが絶対!
●パソコン作業では、天板の奥行きも重要。キーボードを置いたときに手がデスクからはみ出ない奥行がほしい。
●パソコン作業の他にメイクスペースも確保できるように、横幅は少し長めがいい!

重要なのは、実際に椅子に座ったり、食器やパソコンを置いてみるなどしてサイズを決めていくこと今あるテーブルなどと比べて、「+〇㎝」といったふうに決めていくとわかりやすいですよ。

➁デスクDIYの材料調達のコツ

材料の木材は、購入したホームセンターでそのままカットしてもらうのがお手軽♪ その際にポイントなのが、事前に購入予定のホームセンターのサイトをチェックし、ほしい木材のサイズを確認しておくこと。そして、下の図のようにカットしてもらうための「カット指示図」を作っておくとスムーズです。

カット指示図。各記号がそれぞれ設計図の記号に対応しています。
設計図(記号入り)

「カット指示図で気を付けることは、隙間なく埋め過ぎないこと。ホームセンターの方に聞いたんですが、カットする刃物の厚み約2㎜分(店舗による)があるので、どこかに余裕がある指示図でないと、サイズが足りなくなる場合もあるそうです。もちろん手描きでも大丈夫ですよ」。
ちなみにTommyが使ったのは、ネットでも評判の良かったホームセンターの無垢材。サイズは、「820×910×24㎜」です。

➂カウンターデスクDIYの完成度を上げるポイント  

ホームセンターで木材をカットしてもらったら、 できればその日中に塗料を塗りましょう。理由は、無垢材だと乾燥して反ってしまうから。「これは友安製作所工務店で働く木材のプロに聞いたんですが、塗料やシーラーで木材に水分を入れてあげれば、反りが少なくなるそうですよ(反り止め)

左)サンドペーパーで念入りに 右)布で塗るのが簡単

塗料を塗る前に、全体的にサンドペーパー(友安オリジナルハイピッチファイル&ペーパー)をかけて、塗料がしみこみやすくしておきます。角やカット部分は、念入りにかけて滑らかに。
今回は、U-oilを布で塗っていきました 精選亜麻仁油、紅花油など自然材料でできているので、木目を生かした塗装ができるんですよ
一度塗りしたものを一晩乾かして、天板は2度塗りを、脚部分は一度塗りにしています。今回、天板の裏は塗らなかったのですが、裏面も塗っておくと、さらに反り止めになるそうです。

※使った塗料は、天板→U-oil「クリア」、脚・ボックス部分→U-oilの「古色ブラック」

≪これもポイント≫

塗料を塗る前にも下準備が大切。部屋に養生シートを敷いていきましょう。Tommyの場合は、写真のように壁と床に養生シートを敷き詰め、床には段ボールを2重に敷いたそうです。養生シートは、大きなビニール袋などで代用してもOK。特に賃貸の場合は、床や壁に塗料がついたり、傷付いたりしないように注意を!

➃カウンターデスクDIYの作成方法

★まずは脚部分を組立

塗料が乾いたら、まずはパソコンデスク側の脚部分を組み立てていきます。左側の脚はカラーボックスの形に、右側はシンプルな枠型になっています。カラーボックスの方は、カウンターを支えるだけでなく、物入れの役目も果たしてくれますよ。
それぞれカットした木材を設計図の形に電動ドライバーでビスで止めていくだけ。ここでポイントなのが、「上の写真のように、しっかり下穴をあけてからビスを打つこと。浅い下穴だと、ビスを打ったときに板が割れちゃうこともあります。実際私もヒビが入ってしまった箇所も…」

★パソコンデスクの天板を設置

➄で組み立てた脚部分を天板に設置します。「非力なので一人でできるかなと思ったんですが、天板をひっくり返して、コーナークランプで脚部分を固定したら、思ったよりも安定して楽にできました!
コーナークランプは、木材を直角に組む場合に使用するアイテム。クランプ無しで、木材を手で押さえながらビスを打つとなると結構大変。特に一人で作業する場合は、あるとかなり便利です。
脚を取り付けたら、脚と脚を横につなげる補強材を設置。こちらは、完成図ではかなり上の方につける予定でしたが、一番おさまりの良い足元近くに位置を変更しています。

★キッチンカウンターを設置

実をいうと、当初はカット指示にあるようにキッチン奥側のカウンターにも天板を乗せる予定だったんですが、サイズを間違えてしまい断念したんだそうです。食事をするためのカウンターのみ、既存のカウンターの上から天板を設置しました。
「既存のカウンターがあるため、脚部分の高さが合っているか不安だったんですが、慎重に測った甲斐があってピッタリ! 念のために写真のように斜めに補強材を付けました」。

★カウンター&パソコンデスクが完成

「塗料を乾かす時間を入れても2日程度で完成しました! 不器用なので、みんなに、『一人でできるの!?』なんて心配されていましたが、なんとか私でも完成できましたよ!」。
天板の色は U-oil の2度塗りでナチュラルに仕上げているので、 部屋全体の雰囲気にもマッチさせることができました。パソコンデスクの上には、梁の間に突っ張り棒でフェイクグリーンも。これからさらにインテリアに力が入りそうです♪

まとめ

非力女子でも、下準備をしっかり行ってポイントを押さえれば、簡単に大物のDIYを一人で完成させることができました。「一人じゃ難しいかな~」と思っている初心者の皆さんも、ぜひチャレンジしてみてください。

「スタンディングデスク」のDIYレシピはコチラ