賃貸の壁にペンキを塗って原状回復する方法

賃貸住宅の悩みの一つが、自由にインテリアを楽しめないということ。
北欧やヴィンテージスタイルによくあるアクセントウォールもその一つ。
「壁一面だけ色を変えたい」と思っても、「賃貸の壁を塗るなんてもってのほか!」だと思いますよね?
なにしろ、ペンキを塗ってしまったら原状回復できませんから。

でも実は、ペンキを塗っても原状回復できる方法があるんです!
その方法と、ポイントを解説していきます。

賃貸でもペンキを塗る方法とは?

結論から言うと、賃貸住宅の壁にペンキを塗る方法は、「ペンキ用下地壁紙を貼る」こと。
DIYの盛んなヨーロッパでは、水性ペンキを塗るための下地壁紙が一般的です。
その壁紙を貼った上から水性ペンキを塗れば、ペンキは裏に染み出さないため、原状復帰が可能というわけです。

賃貸で原状回復するには、「ペンキ用下地壁紙を貼る」

単にもう一枚壁紙を貼ったらいいというわけではありません。
しっかりと「ペンキ用下地壁紙」を貼りましょう。
友安製作所がオススメするペンキ用下地壁紙は、スカンジナビアスタイルの本場デンマークから輸入した『Fiona wall design』の製品。
この壁紙であれば、上からペンキを塗ってもOK。上の写真のように塗料が染み込まないので原状回復できます!

しかし、きちんと原状回復できるようにするには、いくつかのポイントがありますので、次から解説していきますね!

原状回復するためのポイント① 「貼って剥がせるのり」を使う

ペンキ用下地壁紙を貼る際の「のり」は、貼って剥がせるものを使用するのがマスト。
友安製作所のおすすめは、DIY楽のり」
既存の壁紙の上から貼って、元の壁紙を傷つけずにキレイにはがすことができます。
※もともとある下地や壁紙の種類により施工できない場合や、のりの使用量によって、のり跡が残る場合がございますのでご注意ください。

原状回復するためのポイント② 重ねて貼る

ペンキ用下地壁紙を貼るときに注意したいのが、壁紙と壁紙の隙間からペンキが漏れてしまうこと。
そのために、壁紙と壁紙の貼り合わせは隙間なく貼りましょう。不安な方は、「重ね貼り」することをお勧めします。
最低1mm程度は重ねるとペンキがはみ出しにくくなりますし、それでも不安な方は、1mm以上重ねて貼りましょう。

原状回復するためのポイント③ ペンキの希釈量に注意する

ペンキを希釈する際は希釈量がポイント。
希釈とは、溶液を薄めること。塗料の場合は、それによって塗りやすさが変わってきます。

水性塗料の希釈剤は「水」ですが、原状回復をしたい場合は、その水の量に注意して希釈しましょう。
ペンキ用下地壁紙は、希釈率が高い、つまりシャバシャバ感が高くなると、元の壁紙にペンキが染み込んでしまいます。

★Fiona ペンキ用下地壁紙の染み込まない希釈率は、「0~3%以下」

下記の写真のように、水の量が多すぎると元の壁紙にペンキが染み込んでいるのがわかります。

「でも、希釈の計算ってどうするの?」という方は、こちらの計算方法を参考に割り出してみてください。
また、0~3%と幅があるのは、季節や湿度によって塗料の粘度が異なるため、それに合わせて調整するという意味です。ときには、「0%」など、ほとんど希釈しなくてもよい場合も。

希釈量の計算
【ベースの容量(gまたはml)】×【希釈率 (%)】=【希釈量(gまたはml)】

≪計算事例≫
2kgの塗料を0~3%希釈するのなら、
① 2,000g×0%=0g
② 2,000g×0.03(3%)=60g
→→0g~60gの水で希釈する ※水の場合は60g=60ml

原状回復するためのポイントまとめ

原状回復するためのポイントをまとめるとこの通り。
このポイントを押さえてペンキ用下地壁紙を貼り、壁のペイントを楽しみましょう。

◎貼って剥がせるのりを使う。
◎重ねて貼る。
◎ペンキの希釈量に注意する。

ペンキ下地用壁紙のカットサンプルで、お手持ちの塗料の試し塗りをお勧めします。
塗った時の色の確認や水の量での染み込み具合も確認すると安心です。
※元の壁紙に色が染み込んでしまった場合など、当社は一切の責任を負いかねます。
Fiona(フィオナ)ペンキ用下地壁紙 有料カットサンプル

『Fiona wall design』ペンキ用下地壁紙の特徴

原状回復できるポイントは押さえられましたか?
次に、友安製作所がオススメする『Fiona wall design』のペンキ用下地壁紙の特徴をご紹介します。

①ペンキを塗るための“こだわりのテクスチャー”

Fionaのペンキ用下地壁紙は、ペンキを塗った時の表情が楽しめるように様々な凹凸のテクスチャーが施されています。

パターンは、レンガ調の「ブリック」、細いストライプがおしゃれな「シンストライプ」、シンプルな「プレーンストーン」の3種類。
ペンキの色や塗り方によって、それぞれいろんな表情を見せてくれますので、お部屋によって使い分けたり、2種類合わせて使っても個性的ですよ。

②難易度低め!破れにくいから安心

壁紙を貼るときの失敗談といえば、「壁紙の破れ」。なかにはすぐに破れてしまう壁紙もあります。
その点、こちらのFionaは、アクリルコーティングされた素材で破れにくいため、幅100㎝とちょっと広めですが施工の難易度は低めです。

③ほしいときにすぐ!レアな国内出荷の正規輸入品

他店では、輸入壁紙のほとんどを注文を受けてから購入→輸入という流れを取っているのをご存じでしょうか?
そのため、皆さんが注文しても手元に届くのは数カ月後…ということに。
しかし、友安製作所では正規輸入品をしっかりと国内倉庫に確保しているため、“即日出荷”が可能!
皆さんが「DIYしたい!」と思ったその時に手元に届きます。
※平日お昼12時までの注文確定で当日発送

賃貸の壁DIY、こんな塗り方もできます♪

Fionaのペンキ用下地壁紙を使えば、シンプルな1色での塗り方はもちろん、賃貸の壁DIYも様々な塗り方を楽しむことができます。
友安製作所のスタッフが実践した塗り方をご紹介しますので、「ちょっと個性的な部屋にしたい」「せっかくだからおしゃれ度を上げたい」という方は、ぜひ真似してみてくださいね。
※使用した塗料もご紹介します!

①ストライプにストライプ柄

こちらはシンストライプパターンのペンキ用下地壁紙に、いろいろな幅のストライプを塗ったデザイン。
色を変えれば、雰囲気も変わりますので、ポップなカラーで子ども部屋、シックなカラーで寝室にといろいろなお部屋に合わせられます。

②2種類の壁紙と2色の塗料でツートーン

2種類のペンキ用下地壁紙を腰壁風に上下に貼り分けてペンキを塗った実例。
単にツートーンに塗るのもいいですが、下地となる壁紙も変えてみると微妙なニュアンスが楽しめます。

使用した塗料

ウォールペイント
●メゾン/ピレ、レニュイ

③柄を活かした塗り方で立体感がアップ

ブリックパターンのレンガ柄を活かしてこんな塗り方も!
4色を使ったこだわりの塗り方で、本物のレンガのような立体感を出し、アメリカのヴィンテージアパートメント風になりました。
Fionaのペンキ用下地壁紙は、もともと凹凸のテクスチャがある製品。だから、こんな立体感も出やすいんですよ。

ペンキ用下地壁紙で賃貸の壁DIYにチャレンジしよう!

これまでご紹介したように、Fionaのペンキ用下地壁紙なら、賃貸住宅でも壁にペンキを塗ってDIYを楽しむことができます。
部屋の中でも面積が大きな壁は、インテリアの印象を大きく左右する場所の一つ。
壁の色を一カ所変えれば、それだけで垢抜けたインテリアに変身することもできますよ。
ぜひ、Fionaのペンキ用下地壁紙で賃貸住宅でも壁DIYにチャレンジしてみてくださいね。