世界最大規模の見本市「DOMOTEX2024」のリアルレポート

今年も友安製作所は、欧米やアジア各地で開催される展示会に足を運んでいます。
今回は、2024年1月に足を運んだドイツ・ハノーバーの展示会『DOMOTEX2024- The World of Flooring(以下、DOMOTEX)』の様子をお届けします。
リアルな展示会の空気を感じてください!

DOMOTEXとは?

DOMOTEXとは、毎年1月にドイツのハノーバーで開催される国際的なフロアカバリングの見本市です。
偶数年にはカーペットと床材がテーマとなり、奇数年にはカーペットとラグがテーマとなります。
つまり偶数年の2024年は、手作りから機械織りまで多種多様なカーペット類、そして様々な機能とデザインを持つ床材らが世界中から集結していました。
その中で友安製作所は、床材などをメインに新たな商材やアイデアを発掘してきました。

バイヤーAlice「コロナ以前は、一日かけて早足で歩き回っても回り切れないくらい展示数の多いDOMOTEXでしたが、今回はその頃の4分の1程度の展示に見えました。出展企業に話を聞くと、それでも昨年よりは出展企業も来場者も増えているようです。とは言え、世界最大規模の見本市の一つですので、様々な収穫もありました」

いろいろなWEBメディアによるDOMOTEXのレポートでは、「ほぼコロナ前の賑わいに戻っている」とのコメントが多いようですが、実際の体感では、やはり大盛況のころには及ばないようですね。

メインテーマは「FLOORED BY NATURE 自然に彩られて」

今回のメインテーマは「FLOORED BY NATURE 自然に彩られて」。
その中でも特別展示では、「ハイムテキスタイル2024」と同様に、「持続可能性」や「循環経済」「環境保護」といったサステナブルにつながる取り組みを展示したものだったようです。

やはり世界的に「持続可能性」は、重要なテーマ。
インテリア業界でも、取り組んでいかなばならない重要事項になっているようです。

バイヤーAlice「以前からこういった取り組みの展示はありましたが、どんどんそれが具体的になってきています。例えコストがかかっても、持続可能な取り組みによってつくられたインテリア商材が、ブランドとして価値を高めているイメージです」

コルク材や寄せ木細工のような商材も

注目素材!コルク材

会場にコルク材をメインで扱っている会社も数社あり、ちょっとユニークだったこともあって友安製作所でもブースを視察しました。
上の写真は、コルク材を使った壁材で、様々なカラーが施されているのが特徴です。

ちなみに、コルク材はエコ素材と言われますが、コルクを作る工程は気の遠くなるほど長いそうです。
コルク材はコルクガシの木の皮からつくられ、品質の良い皮が取れるようになるまで、植樹からなんと合計で53年はかかるとか。
しかも次の皮を取るには、また9年も待たないといけないそうです。

コルク材をメインに扱っているメーカー

寄せ木細工のようなパーケットフローリング

床材の展示では、日本の寄せ木細工のような柄も見られました。
写真のように美しい木材の組み合わせが特徴で、「パーケットフローリング」と呼ばれます。
パーケットとは、「閉ざされた小さな空間」という意味のフランス語が語源で、その始まりは、17世紀後半に数十年かけてルイ14世が造営させたヴェルサイユ宮殿に導入されたものとされています。
それほど古くから愛されているこの模様は、写真(上)のようなパターンだけでなく、魚の背骨のように細かい木材を斜めに継ぎ合わせたヘリンボーンが有名です。

DOMOTEXで展示されているこういった床材は、手軽にDIYできるタイプではなく、接着剤を使用して貼り付けるような、プロが使用するタイプがメインになります。

手軽にDIYできる床材も

前項で「DOMOTEXには、手軽に使える床材は少ない」と書きましたが、多くはないものの接着剤を使わず手軽にDIYできるような床材も展示されています。
その傾向として、以前はPVC(ポリ塩化ビニル)材がメインでしたが、最近は伸縮のないSPCという素材に変わってきているようです。

写真(上)が「SPC」素材を使ったクリックフローリング。
接着剤を使わず、フロア材同士をカチッとはめ込むだけで施工できる手軽なものになります。

「SPC」とは?
「Stone Plastic Composite」の略で、天然石灰パウダーとPVC(ポリ塩化ビニル)パウダーを主成分とした基板でできた床材です。耐水・耐熱・高耐久性があり、近年では日本でも認知度が上がり、欧米ではすでに主要床材の一つになっているそうです。

友安製作所のSPC材を使ったクリックフローリングはコチラ

はめ込み式フローリングの説明展示

大人気「sotto」の類似品がたくさん!

友安製作所のヒット商品sotto(ソット)」の類似品となる壁パネルもたくさん展示してありました。
sottoは天然木を使用していますが、天然木に似せた他の素材や、吸音性のないもの、施工の仕方が異なるものなどいろいろ。
欧米でもこういったウッドパネルの人気が高いようです。

★日本で買えるのは友安製作所だけ!sottoの姉妹品「リブボ」

sottoを提供してくれているメーカーさんもブースを出されていました。
そこで、「さらに手軽に使える薄型のウッドパネルはないですか?」と相談したところ、提案してもらったのが、こちら現在特許出願中の「リブボ」。
おしゃれなsottoの見た目を残しつつ、軽さと長さが加わった姉妹品です。
日本で販売できるのは友安製作所だけ! 早速、販売をスタートしました!!

展示会のブースで直接提案してもらいました!

DOMOTEXギャラリー

4日間にわたって行われたDOMOTEXには、60ヶ国以上から約1,000の出展者、140ヶ国から約18,000人の来場者があったそうです。
最後にほんの一部ですが、その様子を写真でお届けします。

▲ひときわ目立っていたエジプトのピラミッドのようなブース。
ブースの周囲には、エジプト文明の文字・ヒエログリフのような柄のラグが敷き詰められていました(写真下)。

▼写真下は、カーペット・ラグブースの様子。
友安製作所では床材をメインで視察しましたが、どちらかというとカーペット類の方が賑わっていたようです。

▼防音性能が高いという床材の展示。
マンションなどの集合住宅でも、下の階に足音が響きにくいということのようです。

▼獰猛な野生生物の写真がインパクト大のユニークなブースも。

▼床材そのものだけでなく、写真にあるようなフローリングを削ったり、剥がしたりするような施工機械、見切り材や接着剤、人工芝などの関連商材も多く展示されていました。

▼イベントブースの様子。イベント開催時には、来場者が集まってきます。