「モダンスタイルの部屋に憧れる」「でも、どうやってつくればいいの?」
根強い人気ながらも、ちょっとハードルが高くて、チャレンジが難しく感じる「モダンスタイル」。今回はそのポイントを一つずつ解説していきます。ぜひ洗練されたモダンスタイルにチャレンジして下さい。
目次
モダンスタイルとは?
「モダン」の意味は、英語で「modern = 現代的な、近代的な、今の」と言った意味があります。インテリアでは、今までにない新しい素材や技術、デザインなどを取り入れたインテリアをそう呼んでいます。
そのため、時代や地域によっていろいろなモダンスタイルがあるんです。
例えば、有名なのが1950年代前後、つまり20世紀中盤(1世紀の中盤)に流行した「ミッドセンチュリーモダン」。プラスチックでできたイームズのチェアなどは、皆さんもご存知の方が多いのでは?
最近では、ナチュラルモダンや北欧モダン、シンプルモダンなど、他のスタイルと組み合わせたスタイルも多くなっていますよね。
★モダンスタイルのイメージ
いろいろなモダンスタイルがありますが、共通しているのが「都会的」「スタイリッシュ」「クール」といったイメージ。少し前までは、建築家が造った家やデザイナーズマンションなどで多く見られていましたが、現在では建売のハウスメーカーでもよく採用されています。
★モダンスタイルのメリット
スッキリとしたインテリアなので、ワンルームや狭小住宅など「狭くて困る…」というお部屋も広く見せることができますよ。
また、直線的なものも多いため、掃除もしやすく清潔感のあるお部屋を保つことができます。
モダンスタイルをつくるポイント
①色遣いはシックに統一
モダンスタイルのクールなイメージをつくるのには、色使いがポイント。
モノトーンやグレートーンなどに統一し、色味を抑えたコーディネートをしていきましょう。
白・黒・グレーといった無彩色を使うことが多いですが、最近はコントラストの強いモノトーンよりも、白やグレーを基調とした少し柔らかい印象のコーディネートが多くなっています。
クッションや雑貨などで、1~2色明るめの有彩色を使うのもアクセントになってオススメです。
★ワンポイント★
部屋の面積の多くを占めるフローリングや建具の色。モダンスタイルでは、ダークな色味か、逆に白やライトグレーの色味がよく使われます。「賃貸で、すでにフローリングの色が決まっている…」という人は、置くだけのフローリングなどで“簡単DIY”もおすすめです。
②「隠す収納」で生活感をシャットアウト
スタイリッシュなモダンスタイルに、“生活感”はNG!
徹底的に隠す収納で、すっきりミニマムな空間をつくっていきましょう。
収納家具は扉付きのものを選び、外に出しておきたい調味料や洗剤などは、ボトルを入れ替えて統一すればすっきりしますよ。
モダンスタイルのインテリアにして、「断捨離や片付けの習慣にもつながる!」という人も多いようですよ。
③直線的デザインはマスト
上記の収納家具など、大きな家具には直線的なラインのものを選びましょう。
シンプルな直線のデザインは、モダンスタイルを構成する大きなポイントです。窓回りも縦型・横型のブラインドであれば、簡単に直線的なデザインが取り入れられますよ。
④アートを取り入れる
アート性の高いアイテムを取り入れると、一気にモダン路線にシフト可能。
シンプルなフレームに入ったモノトーンの絵画であれば、「絵は飾ったことがないし…」という方も馴染みやすく、部屋にも合わせやすいですよ。
抽象的なオブジェや、ちょっとユニークな形のものなど、アート性の高い雑貨も取り入れてみましょう。
⑤無機質な家具やアイテム
モダンスタイルは、その時代の最先端を行くスタイル。素材もステンレスやプラスチック、ガラス、アルミなど人工的でスタイリッシュなものを選びましょう。タイルやコンクリートなどもピッタリですね。
⑥デザイナーズ家具
アイコンになるデザイナーズ家具、ソファやイスなどを一つ取り入れると、ワンランク上のモダンスタイルに。
でも、やはり価格的なネックがありますよね。そんな時には、スタイリッシュな「照明」を取り入れると、家具よりもお得にモダンスタイルが完成♪
おわりに
この記事に掲載した写真を見ても分かる通り、モダンスタイルの中にもいろんな雰囲気を持ったインテリアがあります。
「ちょっとクール過ぎるかも」と思ったら、植物や柔らかい色味のファブリックを投入するなど、シンプルなスタイルだからこそ、意外といろいろなアイテムをワンポイントに合わせられますよ。
ぜひ、あなたの好きなモダンスタイルを見つけてください♪