先日、友安製作所としてはじめてのアウトドアフェス「トモフェス森のなか」を開催しました!会場は福井県勝山市で友安製作所が運営するキャンプ場「モリノネカワノネ」。豊かな森と川のせせらぎが美しい、私たちの大好きな場所をもっとたくさんの方に知ってほしい!この場所で、笑顔あふれる夏の思い出が生まれてほしい!そんな思いで、はじめてのアウトドアフェスを企画しました。
コンセプトは、「森と、川と、みんなと奏でるアウトドアフェス」。会場ではグルメやものづくり、サウナ、お買い物、自然あそび、音楽などなど、多彩なコンテンツをお楽しみいただきました。開催日の8月9日は、夏本番にしては過ごしやすい気温で、会場はたくさんの笑顔と、心地よい活気に包まれました。
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フェス会場もDIY!森のなかで「トモフェス」

なんでもDIYする友安製作所。今回の会場も、自分たちの手でつくりあげました。「モリノネカワノネ」は普段は無人で運営されており、お客さまをお迎えするのは大自然だけ。自然に近い環境を大切にしたシンプルなキャンプ場です。この日は木々に囲まれた広いキャンプサイトにテントをたて、ガーランドやタペストリーで装飾。1日限りのフェス会場に変身させました。

実は、装飾には友安製作所のアイテムがたくさん使われています。カーテン生地や壁紙のサンプルを再利用したガーランドや、塗ると黒板になる塗料を使って書いた看板。私たちならではのアイデアでフェス会場をデザインしました。そして今回は、普段はものづくりをしている職人たちも森のなかへ出張!現場でもサクッと工具をつかって一緒に会場をつくってくれる彼らは、とても心強い存在です。文字通り、みんなでつくったフェス会場だからこそ、愛着のわく空間になりました。

ここでしか出来ない、自然あそびが盛りだくさん!
森を探検!ネイチャーゲーム体験
せっかく「モリノネカワノネ」にお越しいただくのなら、会場を囲う豊かな森を探検してほしい。そんな思いで企画したのが、「ネイチャーゲーム」でした。ネイチャーゲームは、ゲームを通じて自然のさまざまな表情に出会い、自然の不思議や仕組みを学べるアクティビティ。今回は「日本シェアリングエコノミー協会」登録のネイチャーゲームリーダー、山岸登美子さんを講師としてお迎えし、2回のネイチャーゲームツアーを実施しました。

ツアーの中では、リーダーによる生き物クイズや、ネイチャーゲーム用のビンゴカードを使ったビンゴ大会など、森を探検しながら楽しめるさまざまなゲームが行われました。中でも、カードに書かれた虫や植物などの生き物を見つけていくビンゴゲームは大盛り上がり。子どもも大人も夢中になって森の中を歩き回りました。さらに、額縁を手に持ってお気に入りの景色を切り取るように探してみるなど、ただ歩くだけでは気がつけない自然の魅力を発見できるツアーとなりました。

道中では虫と触れ合える場面もあり、子どもたちは興味津々。捕まえた虫についてリーダーに教えてもらうと、嬉しそうに耳を傾け、そっと自然に返してあげていました。
川でととのう、テントサウナ体験
「モリノネカワノネ」のもう一つの自慢は、もちろん川!浅いせせらぎのすぐそばにテントサウナを設置し、希望者の方に体験いただきました。薪の香りが立つテントの中でしっかりと身体をあたためたら、水風呂代わりに川へダイブ!どんなに暑い日もひんやり冷たい川の水と、森のなかの澄んだ空気に包まれると、それはそれは最高の気分です。

今回このサウナ体験を目当てに来てくださったサウナーさんも多くいらっしゃいましたが、みなさん大満足のご様子でした。友安製作所スタッフも「モリノネカワノネ」で楽しむテントサウナが大好きなので、みなさんがととのう様子を、とても嬉しく見守りました。
大地に寝転び、ゆったりヨガ
段々と太陽が傾き始めた頃、木陰でヨガ体験を行いました。教えてくれたのは、勝山市のヨガ教室「古民家ヨガスペースブル―」の竹内ゆうこさん。「草の上ににごろんと寝転がって、大地と青空を感じましょう」という竹内さんの呼びかけに集まったみなさんで、15分間のリラックスタイム。大地に身を任せて、ゆったりと身体を動かしました。終了後には「気持ちよくて今にも眠ってしまいそうだった」との声も聞こえてきました。

たき火でじっくり、バームクーヘンづくり!
デイエリアの奥では、あそびばプロジェクトさんによる「たき火でバームクーヘン作り体験」のブースから、ほんのり甘いいい香りが。手渡された材料を袋の中でミックスし、たき火でバームクーヘンを焼く体験です。

棒につけた生地が焦げないように、くるくると回しながら、焼き上がるとまた次の層を重ねていきます。とても地道な作業ですが、みなさん真剣な表情で焼き上がりまで頑張っていました!

バームクーヘンづくりは、子どもから大人まで大人気!たくさんの方にご参加いただきました。

福井✖️大阪!ものづくり企業の「良いもの」集合!
お買い物エリアには、開催地の福井と私たちの地元・大阪からものづくり企業が出店。それぞれの地でつくられた日用品やアウトドアアイテムが集まりました。身近なアイテムをつくり手から直接購入できるのが「トモフェス」の魅力。福井県勝山市で建設業を営む北八建設さんのブースには、建設資材の廃棄物をアップサイクルした素敵な花瓶や、木製のまな板が並びました。
大阪で130年以上の歴史を誇る、プロ用工具箱の専門メーカーのリングスターさんは、自社のアウトドアブランド「Starke-R」シリーズのツールボックスをズラリと展開。キャンプ好きさんを惹きつけるアウトドアフェスらしいブースになりました。


そして私たち友安製作所は「友安製作所と大阪のプロダクツ」と題し、自社で製造した日用品や、オリジナルのアウトドアグッズに加え、町工場の仲間たちが手がけるアイテムを展示・販売しました。福井のみなさんに大阪のものづくり企業のかっこよさを少しでもお伝えできていたら嬉しいです。


森のなかでも、ものづくり
ものづくり体験のブースでは、それぞれが工夫を凝らしたワークショップを、お子さまから大人までお楽しみいただきました。「オリジナルアイテムづくり」の THE EACH BASEさんブースでは、本格的なシルクスクリーンプリント体験が!なんと、「トモフェス森のなか」のロゴも用意してくださっていて、Tシャツやトートバッグなど、手づくりのトモフェスグッズも誕生していました。
トンカンテラスさんは、福井県の海岸に漂着する海洋ゴミの廃プラスチックをアップサイクルした「カラビナキーホルダーづくり」を実施されました。地元の環境問題にも触れることができる素敵なワークショップ。出来上がったカラビナはアウトドアシーンにもぴったりです。



友安製作所は、「木製蝶ネクタイづくり」を行いました。教えるのは、木工所の職人たち。自分たちがつくったリボン型の木に子どもたちが思い思いの色を塗る様子をみて、職人たちも嬉しそうでした。木を使ったものづくり体験が、少しでも子どもたちの思い出にのこりますように。

自然のなかで味わうグルメ
グルメブースには、福井と大阪の美味しいものが集合。勝山市名産「やまのサーモン」を使ったアサヒフードさんの笹寿司や、若手農家団体ディノファーマーズさんによる新鮮な野菜・果物など、勝山ならではの味覚も並びました。勝山の豊かな自然が育んだ食の魅力も感じていただけたのではないでしょうか。
デイエリアの入り口では、Ameliaさんのお洒落なキッチンカーがお出迎え。スペシャリティコーヒーを使用したこだわりのコーヒーフロートやラテは暑い日にぴったりでした。
大阪からは、スパイスカレーのFATCAMP Kitchenさんと、友安製作所Cafeが出店。いまや大阪名物として人気のスパイスカレーですが、緑あふれる森のなかとの相性もばっちり。会場に漂うスパイスの香りが食欲をそそりました。FATCAMP Kitchenさんブースでは、キャンプや自宅で簡単にスパイスカレーをつくることができるスパイスキットも好評でした。



友安製作所Cafeはキッチンカーで、ハンバーガーとアルコールメニューをご提供。この日のために考案された限定バーガー「モリノネバーガー」が登場しました。東京・大阪・福岡で人気の友安製作所Cafeのハンバーガーは、天然酵母からこだわったバンズと、肉の旨みがしっかりとつまったパティが自慢の本格的なグルメバーガー。今回は森のなかをイメージして、“森のバター”と言われるアボカドと、香り高いトリュフをトッピング。ここでしか味わえない限定バーガーをお楽しみいただきました。自然の中でワイルドに頬張るハンバーガーは格別ですよね。

音楽ステージ
盛りだくさんのコンテンツを詰め込んだ会場は、いつも心地の良い音楽に包まれていました。ステージには、福井の「このゆびとまれ」、愛知の「檸檬」、大阪の「Nagakumo」が登場。個性が光る3組のバンド演奏が始まると、会場は一気にフェスムードに。音楽に合わせて身体を揺らしたり、椅子に座ってゆったりと耳を傾けたり、みなさんそれぞれスタイルで楽しまれていました。木々に覆われたステージには木漏れ日が差し込み、うっとり見とれてしまうようなフェスのワンシーンを演出してくれました。
イベントのオープニングとクロージングを務めたのは、大阪の“まちこうばDJ”こと「DJ MIZUTA」。森のなかでアナログ盤を回す姿が、とても絵になり、お洒落でした。
森のなかに素敵な音楽を届けてくれたみなさん、ありがとうございました!


また来年、森のなかでお会いしましょう!
キラキラと輝く夏の森と川の魅力を体感いただいた、今回の「トモフェス森のなか」。実はもともと今年4月に開催予定でしたが、天候の影響で8月に延期となっていました。今回も翌日はあいにくの雨模様で、キャンプパス向けの一部コンテンツは断念せざるをえなかったものの、9日のデイエリアでは多くの方々に「トモフェス森のなか」をお楽しみいただくことができました。
はじめての福井県でのイベント開催でしたが、素敵な出店者さん、出演者さんに恵まれ、あたたかいフェスをつくりあげることができ、ありがたい気持ちでいっぱいです。
そして何より、多くの方にご来場いただき、日頃はひっそりと佇む「モリノネカワノネ」に、たくさんの人たちの笑い声が響くようなイベントができたことを、スタッフ一同とても嬉しく思っています。また来年パワーアップした「トモフェス森のなか」を開催できるように頑張っていきますので、これからも応援よろしくお願いします!
「トモフェス森のなか」2025、本当にありがとうございました!