【プロに聞く!vol.1】写真映えするインテリアのコツ

どんな分野でもその道のプロには、それまで培った経験知識、そしてセンスがあります。そんなプロであれば、「これってどうしたらいいの!?」なんて私たちの疑問や困ったを解決してくれるはず!
ということで始まった『プロに聞く』シリーズ。第1弾は数多くのインテリアコーディネートを企画してきた“インテリアのプロ”に聞く写真映えするインテリアのコツです。「インスタにお洒落な部屋の写真をアップしたいけど、いまいち上手く行かない…」「新築を建設中だからお洒落なインテリアのコツを知りたい」という方は、ぜひ参考にしてください。

≪この人に聞きました≫

◆Sammy 

webデザイナーから転身し、インテリアメーカーである友安製作所の商品企画を担当。トレンドに乗った新製品の企画はもちろん、広告用の数多くのインテリアコーディネートも行うインテリアのプロです。

1.まず決めるべきは「インテリアのテイスト」

「コーディネートを考えるとき、最初に決めるのはインテリアのテイストです」というSammy。テイストを決めることで、使うべきカラーやアイテムが決まってきます。あなたの好きなインテリアはどんなイメージでしょうか?

≪インテリアのテイスト例≫

■ナチュラルインテリア

白や木目など、その名の通りナチュラルなイメージのインテリア。誰にでも挑戦しやすい人気テイストです。

■ヴィンテージ調

ヴィンテージ家具やエイジング加工されたアイテム、そしてDIY品を使ったインテリアコーディネート。

リジッドクリックウッド

■北欧スタイル

ナチュラルテイストに、北欧のデザイン性の高い家具やファブリックをプラスしたスタイル。カラフルなファブリックも特徴。

■シャビーシック

少し古びた味わいのあるインテリアで、ヴィンテージ調の女性版といったイメージ。特にフレンチを意識したフレンチシャビ―が人気。

ウィンドウフィルム Old English

■ 西海岸スタイル

西海岸の海をモチーフにした爽やかなサーファースタイル。夏にもピッタリでなブルー基調のインテリアです。

【CH503】 ブルービー

2.「床」の色を決めよう

テイストを決めたら、次は床の色を決めていきましょう。「床は部屋の中でも最も面積の広い部分の一つ。例えばダークな色であれば、落ち着いたモダンなイメージやヴィンテージなどのカッコイイ雰囲気に。白っぽい木目なら、ナチュラルシャビーシックにも。床の色一つで、部屋の印象がガラリと変わってきますよ」。

賃貸だと「床の色まで変えられない…」という人も多いと思いますが、賃貸でも原状回復可能で簡単にはめ込める床材があるので試してみては?

OKUDAKE Premium Soft vintag 「コスタ」

3.「壁」の色を決めよう

次に決めるべきは壁の色。「壁は無難な白系一色にしてしまいがちですが、今や一般的なテクニックとしても使われる、一面だけアクセントカラーを使うのもいいですね。色だけでなく、せっかくなので柄物でアクセントをつけるのもあり」。

床材と同じく、壁紙だって賃貸でも替えられます。DIY初心者でも可能な壁紙で好みの色柄を見つけてみましょう。

design id壁紙 不織布/フリース製 【KDID024】キューブウッド

4.窓周りは季節によって着替えよう

「カーテンなどの窓周りの製品も、お部屋の印象を変える大きなアイテム。さらに手軽に付け替えられるものだから、季節によって模様替えをする事を提案します」。Sammyオススメなのが、レースのカーテンにも柄物を使うこと。それだけでパッと部屋が明るくなります。「色やテイストなどを合わせれば、思ったよりも取り入れやすいですよ」。

【RH459】デザインレースカーテン コペル

5.プロじゃなくても「写真映え」は「柄」が決め手

「インスタなどの写真で、手っ取り早くオシャレに見せるポイントは柄物」とSammy。壁やカーテンなど、面積の広い部分で柄物を取り入れると、インパクトもありオシャレ度が一気にアップします。特に写真では「大柄」がオススメだとか。写真にも映えやすく、一点投入で変化を楽しめます。

≪Sammyからのメッセージ≫

日本では、インテリアやファッションの色選びなどもベージュやモノトーンなどの無難なものに落ち着きがち。でも、アクセントとしての色や柄物を加えるだけで、インテリアやオシャレの幅が広がります。ソファなどの大物家具だって、好きな柄や色のファブリックを被せるだけで、イメージが変わりますよ。ちょっと冒険するつもりで、いろいろなインテリアにチャレンジしてはいかがでしょうか。