リアルリノベから学ぶ「理想のインテリア」を形にする方法

学んでほしいねん, 読んでほしいねん

皆さんの理想のインテリアってどんなイメージですか?

「ヨーロッパのアパートメントみたいな雰囲気がいい」「行きつけのカフェのようなゆったりオシャレな空間が好み」など、実現したいイメージはあるけど、具体的に形にするのって難しいですよね。

そこで今回は、友安製作所のカフェテリアを企画・デザインしたデザイナーAliceに“理想のインテリアをカタチにする方法”を教えてもらいました。

★昭和感たっぷりの「食堂」を「おしゃれなカフェテリア」に

扉を開けた途端、おしゃれな海外ドラマの中に飛び込んだような“友安World”が広がるカフェテリア。現在、友安製作所のスタッフが休憩するこのカフェテリアは、ショールームも兼ねて友安の製品をふんだんに使った空間としてコーディネートされています。

でも実を言うと、以前は在庫スペースも含めた上の写真のような昭和っ感たっぷりの「食堂」だったんです。そんな空間を現在のカフェテリアに変身させたのが、デザイナーのAliceです。

「まさに扉から別世界をつくり上げたかったんです」というAlice。その扉は、Aliceが「絶対に使いたかった」という無垢材を使った製品に、オリジナルの塗装を施しています。こういったこだわりをいくつも詰め込んだ空間は、いったいどうやって実現できたのでしょうか?次の記事からはその理想をカタチにするポイントをAliceに解説してもらいました。

★Point 1:自分がときめくポイントを見極める

カウンターや棚なども友安にしかできないものに

まず、あなたが「このインテリア好き!」と思うポイントを見極めていきましょう。例えば、インテリア雑誌で好きなページがあれば、具体的にどこが一番心惹かれるのかを深堀していきましょう。全体の色味なのか、小物遣いが気に入ったのか、それとも古材やインパクトのあるソファなど具体的なアイテムを「好き」と思ったのか etc. そういった好きな「ネタ」をとにかく集めていくことが大切。

「私は今回のカフェテリアのデザインのために、たくさんのカフェをめぐって、自分の好きだと思ったポイントを写真やメモで押さえていきました。そうすると、自分の何となく好きなスタイルから、具体的にどんな要素を入れれば好きなインテリアになるかが見えてくるんです」。

では、さっそく雑誌やネット、気になるお店などで、「なぜ自分がそのインテリアにときめいたのか?」を探ってみてくださいね。

★Point 2:改善したいこと(課題)を明確にする

※開放感もあるゆったりした空間

次にあなたが、今のインテリアで困っていることや、変えたいことを明確にしましょう。「狭い部屋を広く見せたい」「キッチンの生活感をなくしたい」などなど。ちなみに友安のカフェテリアの課題は、下記の内容でした。

  • 60席がゆったり納まり、みんなが集える空間にしたい!
  • 友安の製品をたっぷり使いたい!
  • 昭和感のあるイメージをガラリと変えたい!

ここで考えた課題を、Point 1で見つけたときめくポイントを含めて解決していきます。

★Point 3:「これは絶対使いたい!」というアイテムを決める

ドイツ製 フリース壁紙 【R4-044】Patina Panels

Step1で自分のときめくポイントを考えたとき、「このアイテムが可愛い」「こんなアイテムを自分の部屋に使いたい」と思ったアイテムをまとめましょう。

そのアイテムが、理想のインテリアをカタチにする“軸”となります。

「私がどうしても使いたいと思ったのは、入口の扉もそうですが、ヨーロッパの古城をイメージしたこちらの壁紙。この壁紙や扉のイメージを軸として他のアイテムも選んでいきました」

★Point 4:トーンで統一感を持たせる

※こちらのテーブルや椅子もほとんどがオリジナル

軸が決まったら他のアイテムも選んでいきましょう。ポイントは違う色味でもトーンで統一感を持たせること。実はこちらのカフェテリアも、できる限り多くの壁紙を使いたかったことから、なんと天井も合わせて12種類もの壁紙を使っています。コンクリート調から木材系、レンガ系など様々ですがトーンを合わせているため浮いた感じもありませんよね。

アイテムを選ぶ順番は、①床材→②壁紙→③天井→④細部(ここではキッチンなど)。床材なども数種類合わせて使っているそうです。天井の一部には、単体で見るとインパクトのあるリゾート地のシーンが描かれていますが、こちらもしっくりと馴染んでいます。

★Point 5:予算とこだわりのバランス

※キッチンの枠組やアイアンの棚などオリジナルで製作しました。

やっぱり何をするにも「予算」があるのは当然ですよね。このカフェテリアのリノベーションにも、もちろん予算がありました。しかし、「最初は予算を抑えるために安い素材のものにしようと考えたところもあったんです。でも、毎日みんなが使うところですし、こだわったモノを使ってほしいということから、他で予算を抑え、こだわるところはこだわるというメリハリを付けました」。

長い目で見たとき、毎日使うお部屋が『やっぱりあっちのアイテムにすれば良かったな…』と後悔しながら生活するのって嫌ですよね。だったら、こだわるところはとことんこだわって、納得のいくアイテムを選びましょう。予算はメリハリがポイント。

★Point 6:異なるテイストのミックスもあり

※ヴィンテージ風のソファ(手前)と動物柄のソファ(奥)もマッチ

「この椅子が可愛いけど、ちょっと姫っぽくなりすぎるかな?」といったふうに、可愛いと思っても、他のアイテムとテイストが違うことってありますよね。だけど、そういったものも合わせてみると意外としっくりくるということも多いんです。

「テイストが違うからダメ」と決めつけず、一度写真などで合わせてみることをオススメします。

また、「最近はネットでほとんどの商品が手に入りますが、実物を見るとすんなり決まることも。例えば、友安製作所の製品であれば、友安製作所Cafeで実際の商品を見ることができます。ぜひ迷った時は、実物に触って決めてください」

★Point:7 「こだわり」はあきらめない

「今回のカフェテリアのリノベーションにはいろいろなこだわりがありますが、特に気に入っているのがこのカーテン。2枚使いたかったんですが、窓周りの構造上、レールを2本付けることができず、特別に2枚を1セットにしてオーダーメイドでつくってもらったんです。こんなふうに市販品がないからとあきらめず、販売元などに相談してみると意外とほしい形状のものが手に入ることもあるんです。皆さんも、『こんなアイテムがほしい!』というこだわりのものがあれば、いろんな方向からアプローチしてみてほしいですね」。

苦肉の策だったというこちらのカーテンも、でき上がってみるとオリジナリティのある形状で、カフェテリアの雰囲気を象徴しているようなアイテムに仕上がっていました。

【まとめ】

今回は理想のインテリアを実現する方法をご紹介しました。なかでもAliceが「一番大事!」と話していたのが、Point 1の「自分がときめくポイントを見極める」ということ。インテリアでもファッションでも、買い物に行って、ほしいモノがわからなければ何も進まないですよね? 難しく考えず、ネットや雑誌、街のお店や友達のおうちなど、自分好きなポイントを見つけて、理想のインテリアにつなげていきましょう。 あなたは今回のカフェテリアの記事で、どんなところにときめきましたか?

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