四季は日本の魅力の一つですが、年々気温が高くなる夏は、正直ちょっとうんざりしてきますよね。特に今年はマスクの影響もあって、自分自身の体温も上がりがち…。「家の中だけでも快適に過ごしたい!」という方に、夏を快適に過ごすインテリアのコツをご紹介します。
目次
◆コツ1:まずは窓周辺から。カーテンを変えよう!
「冬の分厚いカーテンをそのまま使っている」という人、今すぐカーテンをチェンジしましょう!最近のカーテンには目隠しだけでなく、様々な機能が備わっています。その機能をフル活用して、夏の暑さを少しでもシャットアウトするのがポイント。 また、リネンなどの夏素材や涼やかな色合いのカーテンを選べば、気持ちも落ち着いて涼やかに。
≪選びたい夏カーテンの機能・特徴≫
・赤外線カット機能
日光の赤外線をカットする機能があれば、部屋の温度上昇も軽減でき、冷暖房の効率化にもつながります。
・UVカット機能
やっぱり気になる「日焼け」。おうちの中に居ても紫外線は意外と入ってきます。UVカット機能のあるカーテンで、おうちの中でも紫外線対策を。
・抗菌機能
気になる細菌やカビを抑制してくれる機能も注目されています。湿度の上がる夏だからこそ、カーテンも清潔にしておきたいですね。
◆コツ2:足元から清潔&涼しく
夏は毛足の長いラグだと湿気も吸収して、湿度も体感温度も上がってしまいます。カーテンの次は足元を涼しくしていきましょう。「じゃあ、どんなものを使えば涼しくなるの!?」という人は、こんなポイントを抑えて足元を整えてみてください。
・毛足の短いラグを
毛足が短いと涼しいだけでなく、ゴミや汚れもたまりにくく「清潔」にもつながります。掃除機もかけやすいので、「家事ラク」にもなりますね。
・い草素材で和洋折衷
「い草」は日本を代表する夏素材。冷たい感触がクセになります。和室だけでなく洋室に使って和洋折衷のレトロなインテリアにも。
・丸洗いできる素材
どうしても汗をかいてしまう夏場には、丸洗いできるラグが大活躍。すぐに食べ物や飲み物をこぼしてしまう、小さいお子さんがいるご家庭でも重宝しますよ。
・すっきりフローリング
いっそのことラグをなくしてしまうのもスッキリして夏に最適。冷たいフローリングでゴロゴロすれば、体感温度も一気に下がりますよ。
◆コツ3:湿度を上げないために一工夫
皆さんのおうちには湿度計はありますか?快適に過ごすためには、温度だけでなく湿度も重要。夏場は「湿度60%程度」が快適だとされています。エアコンなどで部屋全体を除湿するのもいいですが、こんな工夫で湿気を取るのはいかがでしょう。
・日本古来の素材「漆喰」
夏には余分な湿気を吸収し、冬にはため込んだ水分を放出するという調湿機能がある「漆喰」。高温多湿な日本の夏にピッタリな素材です。例えば、この『ひとりで塗れるもん』であれば、初心者でも簡単に天然素材の塗り壁をを実現できます。
『ひとりで塗れるもん』 とは、その名の通り一人でも簡単に塗ることができるDIY製品。さらに 漆喰と同じ石灰石の天然素材で、湿度調整、消臭、断熱、保温、防カビ効果があります。
・収納も風通しよく
水蒸気を含んだ空気は下に溜まっていきます。押し入れなどの収納でも下方に空間を設けることで、風通しよくなります。例えば、押し入れの布団の下には、日本で昔から使われている「すのこ」を。布団にも湿気が溜まらず、快適な睡眠にもつながります。
◆コツ4:「色」による効果で涼しく
ファッション分野でのパーソナルカラーのように、「色」には様々な効果があると言われています。この色の効果を使って、見た目から涼しいおうちをつくっていきましょう。クッションカバーやランチョンマットなどの手軽なファブリック、夏らしいモチーフの小物などに次に紹介する「色」を取り入れてみてください。
・「青」は、リアルに体温が下がる!?
「青」は「休息の神経」と呼ばれる副交感神経を刺激し、心を落ち着かせる働きがあります。脈拍や体温も下がるため、リアルに涼しさを実感できますよ。
・リラックスできる「緑」
「緑」は中間色という調和の色。刺激が少なく、森林や自然をイメージさせることから、リラックス効果があると言われています。緑のグラデーションでインテリアをそろえ、夏の暑さを忘れる癒しの時間を過ごしましょう。
≪まとめ≫
もう夏はすぐそこに。暑さで体調を崩さないよう、 今回ご紹介した夏対策を実践して、 インテリアからも「涼」をつくり出すのはいかがでしょうか? 少しでも「清涼感」や「快適さ」をアップさせ、もっと夏のおうち時間を充実させましょう。