湿気も気温も高い夏。今年もさらに猛暑となりそうですが、インテリアで室温や体感気温を下げることができるのをご存じですか?
今回は、友安製作所のスタッフが実際に夏におすすめのインテリアをコーディネート。夏を快適に過ごすお部屋づくりのコツを「機能」と「カラー」でご紹介します。
コーディネートしたのはこの人!

コーディネート担当:Cyan
▼こんなお仕事をしています
友安製作所で広報や記事作成など担当しています。
▼コーディネートのポイント
見た目だけでなく機能性も重視して、「実際に涼しくなるようなアイテム」と「視覚的に涼しくなるアイテム」を選び、夏らしくコーディネートしていきました。
目次
機能で涼しく:サンシェードとウィンドウフィルムのW使い

夏に最適なインテリアアイテムの機能は、遮熱性・UVカット機能・遮光性など。今回は特に涼しく快適に過ごせることを重視し、次に2点の機能を重視してコーディネートしてみました。
✅遮熱性
遮熱機能は、外からの強い日差しや熱気をカットし、室内の温度上昇を抑え、冷房効率をアップすることができます。
✅UVカット機能
UVカット機能は、紫外線による人の日焼けはもちろん、家具や床の色あせも防いでくれます。
今回のコーディネートでは、それら機能にこだわったサンシェードとウィンドウフィルムをチョイス。
2つを組み合わせることで、厚手のカーテンを使わなくても、紫外線や熱をカットし、夏の快適な室内を実現しました。
それぞれの特徴を詳しく解説していきます。
高機能デニムスタイルサンシェード「Durablée(デュラブリー)」

UVカット率99%、遮熱性は最大45%という高機能をデニム風のおしゃれなルックスで実現した友安製作所の自信作。
アウトドア用品・家具、マリンアイテムに使われている退色に強いオーストリアの生地を採用し、デニムのイメージを崩さない耐久性も備えています。
ウィンドウフィルム Leaf

まるでエッチングガラスのような繊細なデザインで、最大約90%の紫外線をカットするウィンドウフィルム。
接着剤やノリを使わず、水で簡単に貼ることができるので、DIY初心者の方でも、賃貸の方でも手軽に使えるのも魅力です。
また、防カビ加工が施されているので、上の写真のようにバスルームやキッチンなどの水廻りにも使いやすいですよ。
カラーで涼しく!視覚から“涼”を取り入れるコーディネート
夏の部屋づくりで意外と大切なのが、「色の選び方」。
たとえばクールカラー(Cool Colors)のインテリアは、視覚から涼しさを感じ取り、ウォームカラー (Warm Colors)よりも体感温度が1〜3℃下がるとも言われています。 つまり、涼しげなカラーを取り入れるだけで、気分も空間もぐっと快適になるということ。今回のコーディネートでは、そういった暑い夏を涼しくするカラーのアイテムをピックアップしました。
ブルー:涼しげな海や空のイメージに
海や空を連想させるブルーは、視覚的にもっとも涼しさを与える色。濃淡によって印象が変わり、ライトブルーはやわらかく、ネイビーは引き締まった印象に。
暑さが気になる窓まわりや、暑苦しくなりがちなファブリック類に取り入れるのがおすすめ。
クッションカバー

クッションカバーはサンシェードに合わせたブルー系をメインに、薄いグレーやホワイトのカラーもチョイス。すべて友安製作所が得意とする輸入生地を使ったアイテムです。
リネン風など爽やかな素材や植物柄で涼しさを演出しています。
クッションカバーは、模様替えでも比較的取り入れやすいアイテムの一つ。どれから夏のアイテムを取り入れようか迷ったときは、手軽にクッションカバーからスタートしてみましょう。
アクセント小物
白い壁にも馴染むグレーの北欧スタイルの振り子時計や、まるで本物の本のような佇まいのホウキとチリトリのセットなど、小物もブルー系にまとめて統一感と涼感を。
こちらのホウキは、友安製作所のオリジナルブランド『BRUSHUP』シリーズの一つ。
同シリーズは、『iF DESIGN AWARD 2025』で最高賞の「iFゴールドアワード」を受賞したデザイン性と機能性も兼ね備えたプロダクトたち。今回コーディネートした夏らしいスモーキーミントの他にも、クリアな印象のホワイトやクールなブラックなどもご用意しています。
ホワイト:抜け感が生まれる万能カラー
空間に抜け感と清涼感を作ってくれるホワイトも夏にぴったりのカラー。
どんなインテリアともなじみやすい万能カラーで、光を反射して空間を明るく広く見せてくれるのも嬉しい魅力。
レースカーテン

ホワイトのカーテンは定番中の定番。今回はホワイト一色ではなく、ホワイトをベースに幾何学の刺繍が入ったトルコのメーカーのレースカーテンを選びました。
太目の糸で施された繊細な刺繍がステキなカーテンは、裾の刺繍が映えるように掃き出し窓に使うのがおすすめです。

ウィンドウフィルムとサンシェードで紫外線をカットしているので、室内はレースカーテンだけも十分。厚手カーテンがない分、涼しげな見た目も強調されます。
3Dクッションウォールパネル

高級感のあるレザー調の3Dクッションウォールパネルも、ホワイトを選んで清涼感のあるイメージに。
遮熱保温効果もあるので冷暖房効率も上がり、見た目以上に涼しさに貢献してくれるアイテムです。

コーディネートの写真ではわかりづらいですが、プリントでは出せない立体クッションパネルならではの高いデザイン性が特徴。今回は縦に使いましたが、横向きで使ったり、曲面に使ったりと、自由度高く使えるので、私たちのコーディネートでも役立っています。
グリーン:自然の中にいるような清々しい気分に
葉の色を思わせるグリーンは、目にも優しく、心を落ち着かせてくれる癒しの色。
フェイクグリーンや観葉植物だけでなく、カーテンやファブリックにも取り入れても、ナチュラルな涼感を演出できます。
フェイクグリーン
夏に弱りやすいリアルな植物に比べ、フェイクグリーンは世話する手間も、季節も気にせず楽しめるアイテム。
今回のコーディネートでは、暑さを感じやすい窓まわりや、アクセントになる照明にフェイクグリーンを。照明のガラス素材も、視覚的な涼しさにつながる素材です。
夏のインテリアに模様替えしましょう
夏のインテリアは、大がかりな模様替えをしなくても、「機能・カラー」を意識するだけで、ぐっと心地よくなります。
今回ご紹介したコーディネートのように、次のようなポイントに注意してアイテムを選び、涼を感じるお部屋をつくってみましょう。
✅遮熱性・UVカット機能を備えたアイテムを選ぼう!
✅カラーは、ブルー・ホワイト・グリーンといったクールカラーを
まずは、気になったアイテム1点から、ぜひお部屋に取り入れてみてください。
今回使用した「Leaf」の柄は、バリューサイズ(91×182㎝)の展開があるので、掃き出し窓にも最適です。バリューサイズがないデザインも、すべて上下左右の柄が続くようにデザインされているので、何枚か合わせることでおうちの窓に上手く合わせることができますよ。