どこにでもある、賃貸の白いビニールクロス。お求めやすい価格で耐久性や防水性に優れ、水拭きもできる機能的な壁紙ですが、インテリアを楽しむという点では、どうしても無難な印象になりがちです。
「カフェのような漆喰壁にしたいけれど、賃貸では一生叶えられない」と思っていた人に、ここで朗報です! 友安製作所で人気の塗り壁材「ひとりで塗れるもん」と、「剥がせる壁材用下地マスキングテープ リペイントテープ」を組み合わせれば、賃貸でも本格的な塗り壁が楽しめます。
ちょっとしたコツさえ押さえていれば、誰でも左官職人レベルのDIYができるので、この記事を参考に下地テープも取り揃えてみてください。今回は、実際に賃貸で暮らしているCyan(シアン)のおうちでDIYに挑戦してみました。
賃貸DIYの救世主「リペイントテープ」とは?

「剥がせる壁材用下地マスキングテープ リペイントテープ」は、塗り壁材を塗る前に、既存の壁紙の上から貼る専用の下地テープです。
POINT 01:賃貸でも原状回復ができる
一般的なマスキングテープと同様に、のり残りが少なく綺麗に剥がせるのが最大の特徴。賃貸ではタブーだった塗り壁を可能にした、魔法のアイテムです。
POINT 02:「ひとりで塗れるもん」と相性抜群!
クリームのように伸びが良い「ひとりで塗れるもん」は、初心者でも左官職人のような質感を出しやすい塗料。リペイントテープの上からでも密着性が高く、漆喰と同じ石灰石を使った天然素材の塗料のため、質感を楽しめる点や、消臭・断熱など、お部屋で過ごしやすい機能がたくさんある点も魅力です。誰でも安心して使える優れものでありながら、今のおうちを大きくアップデートできます。
POINT 03:30cmの幅広タイプで施工が簡単
テープ幅が30cm(A4ノートの長さほど)と広いため、広い面積で貼り付けられます。工程もシンプルで、塗料を塗る前なら何度でも貼り直しができるので、DIY初心者の一人作業でも安心です。
準備するもの

- 剥がせる壁材用下地マスキングテープ リペイントテープ
長さが40mあり、今回は壁一面のみの施工だったため、1つで十分でした。
- 塗料(今回はひとりで塗れるもんでチャレンジ!)
今回はひとりで塗れるもんの「ヴィクトリアグリーン」の11kg缶を使って挑戦。Cyanのおうちの場合は少し余ったくらいでした。
- 霧吹き
塗料が乾いてきたとき用に霧吹きを用意。数プッシュ水分を加えて、再び塗り壁を湿らせます。 - マスキングテープ(養生用でコーナーに貼るもの・太めのもの)
- マスカーテープ(床などの広範囲を覆う用)
- 施工道具一式(パテ板、コテ、角ベラ、地ベラ、カッター、スムーサー、タオル)
- ゴムヘラ
- 水を張ったバケツ
- サンドペーパー
- 脚立
01. まずは一番大事な「下地づくり」から
賃貸でも「ひとりで塗れるもん」を塗れるようにするには、下地づくりが成功のカギを握ります。壁に汚れや傷をつけないよう、丁寧に行いましょう。
①壁面の掃除
ホコリや油分、のり残りは密着を妨げる原因に。タオルなどで拭き取り、まっさらな状態にします。Cyanのおうちでは、以前に「DIY楽のり」を使って「Fiona ワイルド ブーケ」の輸入壁紙を貼っていたので、のり残りがないよう念入りに拭き取りました。
②端(コーナー)のマスキング
隣の壁への色移りを防ぐため、コーナーに太めのマスキングテープを貼ります。リペイントテープだけだと、テープの芯が壁に当たるため、転がすだけだと角に隙間ができがちです。マスキングテープは天井と巾木(はばき)の上下を5cmほど余らせるように貼りましょう。
マスキングテープを貼った後はスムーサーなどで優しく押し込んで密着させてください。爪などで押さえてしまうと敗れる恐れがあるため、注意してください。
③隣の壁の端に太めの養生テープを貼る

塗料の汚れが付かないように、マスキングテープの後、さらにこぶしくらいの太さのテープを外側に貼ります。後で剥がすものなので、ここはラフでOK!
④リペイントテープを貼る
上下を5cmほど余らせ、リペイントテープを壁の端から垂直に貼っていきます。

テープの芯(筒)の中に手を入れ、壁に沿って下に滑らせるように動かすと、力が均等にかかってシワになりづらく綺麗に貼れます。多少のシワは、ひとりで塗れるもんの質感で隠れるので、神経質になりすぎなくても大丈夫です。
⑤スムーサーでさらに密着させる
テープが浮かないように、手のひらやスムーサーで撫で付けます。ズレた場合は一度剥がして調整しましょう。
⑥良い長さでカット・角ベラで角を合わせる
巾木よりも少し長めにカッターでカット。その後、角ベラで壁と巾木のつなぎ目を優しく密着させます。上下に余らせたテープは天井と床に貼っておきます。

角ベラを使用するときは、横面を優しくスライドさせましょう。先の尖った部分で押さえたり、強い力で押さえたりすると破れる恐れがあるので、注意してください。
⑦2枚目以降も貼っていく
1枚目に1〜2cmほど重なるように貼ります。ここが隙間ガードの重要ポイントです。
⑧テープ貼付完成
Cyanのおうちの壁一面では、10枚分をカットしました。3人がかりで貼り付け作業を行うと、かかった時間は1時間ほど。塗料が一切壁に漏れることがないよう、頑丈な土台ができました。

2枚目以降にテープをまた剥がしながら貼っていく工程は少し難しくて、何度か列のバランスを崩してしまいましたが、先に真ん中の部分を綺麗に貼って、上下を後から綺麗に整えるように貼ってみると上手く修正できました!貼り直しが簡単にできるっていいですね。
02. いよいよ「ひとりで塗れるもん」に挑戦

リペイントテープを貼って下地づくりができたら、いよいよひとりで塗れるもんを使って塗装していきます。
①マスカーテープ・新聞紙で床を養生する

テープとポリシートが組み合わさったマスカーテープを用意します。巾木にテープを合わせ、塗料が床に付かないよう、広範囲にポリシートを広げます。両端には余った新聞紙などで広げておくと、さらに安心です。

ポリシートは踏んだときに破れないよう、壁に寄せるように広げます。広げたポリシートにはマスキングテープを貼り、ズレないように安定させておきましょう。
②パテに塗料をのせる
ゴムベラで塗料を救い、パテ板にのせます。混ぜたり練ったりする必要はありません。
③一度塗りしていく
少しずつ、壁に塗っていきます。手や腕に塗料が付くのを防ぐため、右利きの人は左から右に向かって、左利きの人は右から左に向かって、虹を描くように塗り広げます。
一度塗りは下地が透けるくらいでOK。厚さを均等にすることを意識しましょう。

下地テープの上でも、綺麗に色がのって感動しました! 壁に直接塗るのと変わりない質感です♪
④コーナーや細部を塗る
端や角は先が尖ったコテに持ち替えます。端は数ミリ、マスキングテープに被るくらい薄くのせればOK。塗料が厚くのってしまうと、剥がすときに固まった塗料が割れて、ポロポロ落ちてきてしまう可能性があるため注意が必要です。
④乾燥させる

ところどころ濃淡が気になってもOK。塗料が手に付かなくなるまで、1時間ほど乾かします。

筋をあまり残したくない質感にしたい場合は、サンドペーパー(#200〜600程度)で軽く磨いてあげると凹凸が滑らかになります。今回は極細目の#600を使用しました。
⑤二度塗りしていく

好みに合わせて質感を残しながら塗っていきます。
二度塗り後も多少濃淡が気になることがありますが、乾くと馴染んでいくため様子を見ながら塗り進めてください。今回使用したヴィクトリアグリーンの場合は、乾くと少し深いカラーになった印象でした。
途中で乾いてしまった場合は、霧吹きで湿らせると再び塗りやすい緩さに戻ります。実際にDIY中、乾いた際に塗料のかすがポロポロと落ちたり、滑りが悪くなったりしたので、特に二度塗りでは大活躍でした!
⑥再び乾燥させる
今回は20時間ほど乾燥させると、程よく質感の良さも感じられる壁に仕上がりました。
⑦リペイントテープをカット
地ベラとカッターを使って、余らせた上下のテープをカットします。壁紙と同じ工程で、地ベラを壁に沿わせて上下と左右に切り込みを入れ、カットしていきましょう。
塗料が厚い部分は何度か優しく切り込みを入れるようにしてください。撫でるように切るのがコツです。
⑧完成
真っ白な壁から、爽やかなグリーンが映える空間に。家具を戻せば、一段と華やかな雰囲気に変化しました。

以前していたFionaの壁紙は、愛らしい柄が特徴でインテリアの主役になっていたので、それ以外のアイテムはシンプルなものばかりでした。今回のDIYを機に、新しいインテリアアイテムを揃えたくなりますね。次はどんな部屋にしようか、ワクワクが止まりません!
まとめ:賃貸でも、おうちづくりは楽しめる
いかがでしたか?
「賃貸だから、壁の色は変えられない」
そんなふうに、理想のインテリアを諦めていた方は多いかもしれません。しかし、今回ご紹介した「リペイントテープ」は、そんな賃貸暮らしの当たり前を鮮やかに塗り替えてくれるアイテムです。
もちろん、壁一面を塗るのは、少しだけ時間と根気が必要です。苦労して塗り上げた壁は、世界でたった一つの「あなたの居場所」に変わります。
「原状回復」というルールを味方につけて、あなたも壁からおうちづくりを楽しんでみませんか?































パテ板とゴムヘラにも事前にリペイントテープを貼っておくと、後片付けが劇的に楽になるのでおすすめです!