直置きをやめてモノの居場所をつくる。ひとつのアイテムから始める「定位置づくり」

あしらいが何もない殺風景なお部屋や、テーブルに置かれたままのおうちの鍵、ついソファに置き去りにしてしまうアウターたち……。
お部屋は寝に帰るだけと考えている方や、コンパクトな空間だからと暮らしを楽しむ余裕を持てずにいる方へ。空間をかしこく使ってとっておきの居場所をつくってあげるだけで、モノにはより一層の愛着が湧き、ただ片付けるだけでなく“飾る”楽しみが生まれます。ポイントは、テーブルや床への「直置き」を少しだけやめてみること。

お気に入りのトレイにぽんと置いたり、何もない空間に一本のハンガーバーを取り付け、サッと掛けるだけ。ひとつのアイテムをプラスで取り入れてかしこく使うだけで、お部屋がバランスよくすっきりと美しく見えます。また、そのまま乱雑に置くのとは違い、モノを大切に扱う丁寧さが自然と景色に表れます。

今回は、素材の温もりを大切にする友安製作所のアイテムを使って、お部屋にやさしく溶け込む「4つの定位置づくり」をお届けします。収納に限らず、ちょっと意外なものを飾るアイデアも交えながら、あなたらしい空間づくりを一緒に見つけてみませんか。

ぽんと入れる、そっと置く。ひとつ足すだけで美しくまとまる

毎日身につけるアクセサリーや時計、お気に入りのポーチ、デスク周りの文房具たち。こうした身の回りの小さなモノたちには「そのまま入れる・置ける居場所」を用意してあげましょう。細かく仕分けをしなくても、愛らしい入れ物をひとつ用意してあげるだけで、その場が絵になる空間に生まれ変わります。素材の個性を楽しみながら、アイテムを選んでみましょう。

小物置きに。経年変化を楽しむ、真鍮トレイ

アンティークの雰囲気ただよう、マット質感の真鍮トレイ。表面をあえてフラットにせず、凹凸を持たせることで古びた風合いの魅力を引き出したミニトレイや、真鍮を曲げて葉っぱのやわらかいしなりを表現したリーフ型など、種類はさまざまです。リーフ型は、まるで本物の落ち葉をそのまま使っているのかと思うほど、リアルで美しいかたちを堪能できます。使うほどに味わいが増す真鍮素材も魅力的で、ついついうっとりと眺めてしまう愛らしさ。真鍮製の小物置きは他にも友安製作所でたくさん取り扱っているので、お好みのかたちを探してみてくださいね。

💡定位置づくりアドバイス

トレイは、リングなどのアクセサリー置きとしてはもちろん、行き場をなくしがちなコインや、玄関先でサッと使いたい印鑑など、日常の細々としたものの置き場としても優秀です。本来ならテーブルや収納家具にそのまま置くことができてしまうアイテムたちですが、その下に一枚トレイを敷いてあげるだけで、不思議と散らかって見えず、「あえてそこに飾っている」ような美しいまとまりが出ます。

使用アイテム

入れるだけで様になる。インテリアに馴染むレザーマガジンバスケット

バスケットの表面に本革を使用した、置くだけでお部屋のアクセントになるマガジンバスケット。空間にすっと馴染む落ち着いた「グレー」と、天然の毛並みが美しい「アニマル」の2種類を用意しています。上部にあしらわれたベルトとバックルが、3段階の長さに調節できるのがこだわりのポイント。口が大きく開いているので中身が見渡しやすく、出し入れもスムーズです。使い込むほどに革がやわらかく馴染んでいく、天然素材ならではの経年変化もじっくりと楽しめるアイテムです。

💡定位置づくりアドバイス

雑誌やブランケットはもちろんですが、口が大きくたっぷりと収納できるので、画材カメラといった趣味グッズなどの居場所にもおすすめです。また、玄関先に置く来客用のスリッパや、トイレにストックするトイレットペーパーなど、そのまま置いておくと生活感が出やすい日用品も、バスケットにぽんと収めるだけで大丈夫。やさしく目隠しをしてくれるだけでなく、レザーの質感が空間を上品に引き締めてくれます。

使用アイテム

蓋をしてリセット。インダストリアルなスチール工具箱

爪切りや常備薬など、どうしても生活感が出やすい細々としたアイテムの定位置には、インダストリアルな佇まいがかっこいいスチール工具箱がおすすめです。友安製作所では、東洋スチールとコラボしたスチール工具箱を3種類ご用意。特に2段式は自由に調節できる仕切り板がついているため、細かなモノの整理に最適です。下段は仕切りがないフリースペースなので、少し高さのあるビンやストック類もすっきり収まります。スチールならではの重厚感とマットな質感が、お部屋のインテリアに心地よいアクセントを加えてくれます。

💡定位置づくりアドバイス

ハンドクリームやサプリメントのボトル、散らばりがちな文房具など、テーブルや棚の上にそのまま直置きするとごちゃついてしまうモノたちも、この工具箱にそのまま入れるだけですっきりと整います。蓋を閉めれば中身が見えないので、気楽に放り込めるのも嬉しいポイント。
また、丈夫なスチール製なので、おうちの中の収納箱としてだけでなく、ピクニックやキャンプなどの外出先の荷物入れとして使うのも◎。コーヒーグッズをまとめておけば、その場が小さなカフェコーナーに変身します。

使用アイテム

※もう少し小さい・平たい工具箱を探している方は、トランク型もしくはコンテナ型がおすすめです!

床に置く荷物をふわりと浮かせて。縦の空間を使って整った景色に

ソファの上やダイニングの椅子に、ついつい置き去りにしてしまうアウターやバッグ、タオルなど。これらはお部屋の「縦の空間」を使ってふわりと浮かせてみませんか。何もない空間にスッと一本の美しい線を引いてあげるだけで、乱雑に床置きするのを防ぎます。散らかって見えがちなモノたちが、まるでお店のディスプレイのようにすっきりまとまります。

吊るしてできる、一筋の美しいライン。天井付けアイアンハンガーバー

空間の何もない場所にスッと馴染む、無駄のないスリムなデザインの「アイアンハンガーバー ten/ten・ki(天井付けタイプ)」。アイアン素材なのにもかかわらず、つなぎ目のないフラットなバーのten、無機質なアイアンのブラケットとナチュラルな木材のバーとの組み合わせが魅力的なten・ki。飽きのこない、洗練されたマットなアイアン素材がお部屋の空気をキリッと引き締め、上質な雰囲気をもたらします。天井から空間を有効活用できる頼もしいアイテムです。

💡定位置づくりアドバイス

よく着るアウターの指定席としてはもちろん、天井付けならではの「空間を仕切る」ような使い方もおすすめです。例えば、日当たりの良い窓辺やリビングの中央に取り付けて、グリーンやお花を飾る場所に。また、冬の時期にはイルミネーションライトを巻き付けて、お部屋のライトアップを。何もない空間に細いラインを引いてあげるだけで、アートのような役割を果たし、お部屋に立体感が生まれます。

使用アイテム

デッドスペースを自分好みの居場所に。一本のつっぱりポール

壁に穴を開けられない賃貸のお部屋や、家具を置くほどのスペースはない狭い場所でも大活躍するのが、縦に突っ張る「DRAW A LINE つっぱりポール」です。床から天井までの高さで、どこでも設置可能。別売りの専用フックやトレイなど、豊富なアクセサリーをご用意しているので、それらを自由に組み合わせて、ライフスタイルに合わせた自分だけの空中の定位置をカスタマイズできます。床面を一切占領しないので、掃除機をかけるのが格段に楽になります。

💡定位置づくりアドバイス

「DRAW A LINE」は、組み合わせる専用アクセサリー次第でどんな場所にもフィットする万能アイテムなんです。デスクの横に立てて、フックにヘッドホン、シェルフにタブレットを置けば、デスクの上に散らかりがちなモノたちのちょっとした定位置に。作業スペースが広々と使えます。また、寝室のちょっとした隙間に突っ張り、ラックに化粧水やメイクブラシ、トレイに香水を置けば、省スペースな「浮かせるドレッサー」にも。細々とした小物も、ポールという一本のライン上に揃えてあげるだけで、不思議と洗練されたディスプレイのようにまとまります。

使用アイテム

COLUMN

小さな道具をインテリア雑貨に変える。真鍮S字フック

ハンガーバーやつっぱりポールなどと組み合わせて、あちこちで活躍する小さな主役が「真鍮S字フック」です。使い込むほどにアンティークのような深みを増していく真鍮のゴールドは、アイアンのマットな黒や、木製の家具とも相性抜群。プラスチックのフックにはない、重厚感とクラフトマンシップを感じられるアイテムです。

使用アイテム

壁を彩り、手に取りやすく。余白をかしこく使う壁付けの定位置

お部屋の広い面積を占める「壁面」。床は行き場のないモノたちであふれているのに、この壁の部分をただの仕切りとして使うのはもったいないです。余白をかしこく使って、お気に入りを壁面に並べるという新たな居場所をつくってあげましょう。お部屋がコンパクトな方はもちろん、あまり壁をごちゃごちゃさせたくないという方でも大丈夫。壁面に溶け込みやすいシンプルカラーをそろえれば、毎日がもっと暮らしやすい日々になるでしょう。

お気に入りを飾る。主役を引き立たせるマガジンラック

壁に溶け込むようなミニマルなデザインが魅力の、「壁付けマガジンラック bun」。マットな質感のアイアンタイプと、木の温もりが優しいウッドタイプの2種類を用意しています。立てかけやすいマガジン型のウォールシェルフと、ストッパーとなるバーが分かれているため、置くアイテムのサイズ感に合わせられます。壁にふわっと浮いているように見える軽やかな佇まいは、どんなインテリアにもすっと馴染み、空間に心地よいリズムを生み出してくれます。

💡定位置づくりアドバイス

お気に入りの雑誌や本を飾るのはもちろん、「レコードジャケット」「大判のアートブック」を立てかけてみるのもおすすめです。棚にしまい込んでしまいがちなレコードも、壁に飾ってあげれば、立派なウォールアートに。直置きすると倒れやすく、置き場に困る薄いモノたちも、壁面を定位置にすることで、場所を取らずに美しくまとまります。

使用アイテム

「置く」と「掛ける」を同時に叶える。ホテルライクなタオルラック

ステンレス素材のマットな質感フレームに、きらりと光るゴールドのアクセントが効いた「Laito-Ette」のタオルラック。先端に施された、網目のローレット加工など、細部までこだわりが詰まった上品なデザインです。特徴は、上段がシェルフに、下段がバーになっていること。壁面に「置く」と「掛ける」の2つの定位置を同時に生み出してくれる、見た目以上に頼もしいアイテムです。

💡定位置づくりアドバイス

タオルを置いたり掛けたりする王道の使い方はもちろん、例えば上段のシェルフにはお気に入りのルームフレグランスやトレイをセットし、下段のバーにはS字フックを使って、ブラシを吊るして収納するのもあり。洗面台周りに直置きするとごちゃつく必須アイテムたちも、ラックに集約してあげるだけで、ホテルのエントランスのような洗練された景色に変わります。トイレのトイレットペーパーストックとしてや、玄関に設置して靴べら掛けや傘立てとして利用するのもおすすめ◎。

使用アイテム

抜け感を生かして、くつろげる空間を家具でつくる

淹れたてのコーヒーと、読みかけの本。押し入れの奥ではなく、リビングでいつも腰掛けるあの場所で、いつでも手の届くように置いておきたいモノがたくさんある場合は、家具で定位置をつくってあげましょう。お部屋を圧迫しない、風通しの良いデザインの家具を選べば、ただの収納スペースではなく、最高のくつろぎの時間を準備しておく特別な場所になります。

北欧モダンの風をまとう。マガジンラック付きサイドテーブル

繊細なアイアンのラインと、台形フォルムが印象的なサイドテーブル「FinLinje」。上段は取り外し可能なトレイ棚、下段は一部がマガジンラックになっており、スリムながらも必要なものをしっかり受け止めてくれる一台です。シックなブラックと、ニュアンスのあるスレートブルーの2色から、お部屋のトーンに合わせて選んでいただけます。

💡定位置づくりアドバイス

ソファ横に置いてくつろぎセットの居場所として利用するのはもちろん、下段のラックを「ワインボトルのストック場所」にする意外な使い方もおすすめです。上段のトレイを取り外してワイングラスをそのまま運ぶことも。キッチンの床などに直置きすると生活感が出やすいボトルも、アイアンの美しいラックに寝かせて収めるだけで、バーのディスプレイのような景色に。大人のためのゆとりある定位置です。

使用アイテム

空間にそっと寄り添う、余白の棚。ラダーシェルフ

はしごのような愛らしいフォルムのラダーシェルフ「towa」。上に行くほど奥行きが浅くなるデザインは、壁面に圧迫感なく溶け込み、お部屋に「抜け感」のある余白を生み出してくれます。8色のアイアンフレームと5種類の棚板から、お部屋のトーンに合わせて好みの組み合わせを選べるのも嬉しいポイント。足元の真鍮アジャスターが、さりげない上品さを添えています。

💡定位置づくりアドバイス

植物や本を飾る王道の使い方だけでなく、キッチンの一角につくるカフェグッズ置き場としての使い方もおすすめです。コーヒーミルや豆の瓶、お気に入りのマグカップたちをこの棚に並べておくと、お店のようなディスプレイに見えながらコーヒータイムがスムーズに始められます。 また、お気に入りのアートや大切な思い出の写真を飾る、小さなギャラリースペースとして楽しむのも素敵ですよ。

使用アイテム

まとめ:定位置づくりで、暮らしの景色をもっと気楽に心地よく

卓上の小さなトレイから始まり、天井から吊るしたり、壁面に掛けたり、ちょっとした収納家具まで。今回は友安製作所のアイテムを使った「4つの定位置づくり」をご紹介しました。直置きをやめて、ひとつのアイテムにぽんと置いたり、「線」にサッと掛けたり。それだけで、殺風景だったお部屋にもバランスよい彩りが生まれ、すっきりと美しく見えます。
それは、乱雑に置くよりも、モノを大切に扱う「丁寧さ」が自然と景色に表れ、愛着へと繋がっていくから。さらに、真鍮やアイアン、木といった上質な素材でデザインされたアイテムたちが、空間に洗練された印象をもたらしてくれるからです。

お部屋がコンパクトでも、毎日忙しくて寝に帰るだけでも、一度にすべてを整えようとしなくて大丈夫です。まずは、毎日手にするおうちの鍵や、ついソファに置いてしまうアウターなど、ほんの小さなひとつのモノにとっておきの居場所をつくってあげることから始めてみませんか。あなたらしく整った心地よいお部屋で、日々の暮らしにやさしい余白が生まれますように。