9月10日で、友安製作所のオリジナルブランド「by TOMOYASU S.S.」が1周年を迎えました。これまで、型にはまらない自由な発想から生まれてきた、たくさんの製品たち。職人が手間暇かけてつくられたオリジナル家具は、今日も誰かの暮らしをそっと支えています。
1周年を記念して、この度、社内に向けた工場見学のイベントを初開催しました。日頃からby TOMOYASU S.S.によく関わるスタッフはもちろん、仕事柄これまであまり関わることのなかったスタッフまで、本社の鉄工所と木工所に改めて訪問。商品の製造工程にまつわるお話や、職人たちのこだわりに触れて、ブランドの1周年をみんなでお祝いしました。一般の方向けに開催している工場見学とは違い、社内に向けたイベントだからこそ、実際に商品をつくっている様子も間近で見学。おかげで、「知らなかった」という初耳の情報もたくさん飛び交い、みんなで盛り上がりました!
目次
まずは友安製作所のものづくりの振り返りから
時間になり、参加者一同が鉄工所に集まってイベントがスタート。by TOMOYASU S.S.のお話に触れる前に、まずは友安製作所のものづくりの歩みをみんなで振り返りました。一度はものづくりを諦め、それまで使っていた機械を残したまま輸入販売の事業に力を入れた社長・Bossが、再びものづくりを始めるまでのストーリーを共有しました。
友安製作所のものづくりの歴史について、詳しいお話はこちら


by TOMOYASU S.S.の誕生から各職人の役割紹介まで
続いて、by TOMOYASU S.S.のお話へ。もとは「TEKKI CRAFT」の名前でオリジナル商品を製造販売していましたが、もっと幅広く商品を生み出し、ブランドとしてパワーアップさせたいとの想いから昨年にリニューアルしました。その最前線で職人としてブランドを引っ張るPunch、Peter、Big、Chalが、それぞれどんな役割を担っているかをご紹介。

ちなみに、「S.S.」は製作所の頭文字を取った略称「SS」から取っていますが、鉄工所のあちこちにあふれている通い箱に書かれた文字が「友安 S.S」だったことも、ブランド名が形成されたきっかけの一つになったのだそう。ものづくりが生まれる空間に当たり前にある物からヒントを得るとは、なるべくしてなった名前のように感じます。
by TOMOYASU S.S.の手間暇がつくる機能美についてはこちら

職人技を目の当たりに!品質を支えるこだわりの手仕事
アイアンと木材を中心とする素材でつくられる、by TOMOYASU S.S.の商品たち。私たちのものづくりの特徴の一つとして、1階に木工所、2階に鉄工所と、すぐ近くに2つの工場を構えていることが挙げられます。そのため、アイアンと木材を融合させた家具の生産技術がスピード感・品質ともに優れている点が強みです。その代表商品の一つと言えるのが、テーブル脚「ren」。今回は、実際に「ren」を製造している様子をみんなに見てもらいました。
鉄工職人の製造風景
友安製作所のアイアン加工の特徴は、溶接によってできた接合部分の盛り上がりを削り、溶接跡を残さずツルツルに仕上げていること。その工程を行うためには、「面取り」や「穴開け」「曲げ」「開先(かいさき)加工」など、溶接前に行う加工も重要です。

特に印象的だったのは、溶接前に行う加工の一つ、「開先加工」のお話です。開先加工とは、溶接をする接合部分に溝をつくる加工のこと。これによって、溶接をした箇所の強度が高くなるというメリットがあります。スタッフのみんなも、溶接自体はよく聞くワードとして知っている人が大半でしたが、それ以外の加工、仕上げについては詳しく知らない人が多く、興味津々の様子。ものづくりの難しさや、品質を維持するためにこだわっている手間暇について、職人たちの胸の内を知ることができました。


木工所では、取り扱う木材の種類や特徴、その加工方法について、職人のBigに教わりました。日頃から「一枚板」を使った家具製作も一人で行うBig。私たちが生み出す木工商品は、大型の機械で大量生産された商品ではなく、一点一点、彼の手仕事によってできた商品となっています。木材のお話の後、鉄工所でできた「ren」のアイアン部分を受け取り、木材部分をみんなの前で繋ぎ合わせる作業を見学。木工に真剣な表情で向き合う姿を、温かく見守りました。


鉄工も木工も、この一つひとつの丁寧な職人の手仕事が、インテリア・家具の温もりと機能美を生み出しているのだと実感しました。
驚きと新発見が続々。イベントに参加したスタッフの声
- ものづくりに回帰する友安製作所のストーリー〜by TOMOYASU S.S.の誕生:一度は諦めたものづくりをBossが再起させた熱い背景があること。
- 職人による下準備への工夫:溶接前の「開先加工」、木材の厚みを整える「製材」など、強度や美しさを保つために手間暇がかけられていること。
- 手仕事の温もり:丁寧な職人の手仕事が、温もりや機能美を生み出していること。
仕事でよく関わる人も、名前だけ知っていた人も、さまざまなスタッフが参加してくれた今回の1周年イベント。職人の技術や手間暇だけでなく、日々、職人がいかにものづくりと真剣に向き合っているかを知るきっかけとなりました。


具体的な加工方法や強度の上げ方など、製造工程に秘められた見えないこだわりをたくさん知ることができました。「この素材や工程を活かして、次はお客様にどんなアイテムをお届けしよう?」と想像しながら、新商品のヒントをもらうつもりで耳を傾けていました。
by TOMOYASU S.S.の詳しい話を聞いたのは初めてでした。名前の経緯やブランドに込められた想い、どんなこだわりを持ってつくられているかを分かりやすく教えてくださり、とても勉強になりました。イベントを企画した広報のCyanに誘ってもらったのがきっかけでしたが、とても楽しい時間を過ごせたので、参加して良かったです。
まとめ:職人の想いに触れる!私たちのものづくりをぜひ見に来てください
友安製作所は、まちづくりやレンタルスペース予約プラットフォーム「カシカシ」、工務店、カフェなど、多くの事業を展開しています。普段は直接ものづくりに関わらないスタッフも、事業の枠を超えて「友安製作所の原点」に触れることで、商品に込められた熱量や想いを共有する、濃密な時間となりました。
ここからまた、by TOMOYASU S.S.の次の1年が始まります。これからも、職人の手仕事による機能美の追求と、型にはまらない自由な発想とあそび心のあるものづくりで、皆さまの暮らしを彩る商品展開の幅を広げていきます。
また、友安製作所では毎月「工場であそぶ日」を開催しています。このイベントは、鉄工所、木工所、オフィスなどのものづくりの現場を一般の方に開放して、あそびながらものづくりに触れていただく1日です。興味がある方は、ぜひ友安製作所にあそびに来てくださいね!
by TOMOYASU S.S.がリニューアルした対談記事はこちら
過去の「工場であそぶ日」のレポート記事はこちら


















