【テーブルトーク vol.3 】プレイングマネージャーの苦悩(!?)「入社6年目の若手リーダー」編

あんなことやこんなこと。友安製作所の中身を、もっともっと知ってほしい。
そんな思いから、さまざまな共通点がある友安製作所の社員が集まり、ざっくばらんに語り合う連載シリーズ「テーブルトーク」。

第3回目は、入社6年目の若手リーダー3名に集まってもらいました。世間では「中間管理職の悲哀」なんて言葉もありますが、果たして友安製作所のリーダーは、どんな思いでチームをまとめているのか?悲哀はあるのか!? 3人で腹を割って語ってもらいました。

この人たちが語ってくれました!

Cumin(クミン)
社歴6年目
ブランドデザイン部・ブランドコミュニケーション課/課長

Punch(パンチ) 
社歴6年目
ファブリケーションデザイン部・製造物流課/課長

Rye(ライ)
社歴6年目
コミュニティデザイン部・レンタルスペース事業課/課長

ある朝突然…? 若手リーダーへの抜擢


━━今回は、皆さん「課長」というポジションなので、自己紹介も兼ねて、それぞれのチームの紹介もお願いします。

Cumin 私が課長を務めるブランドコミュニケーション(BC)課は、その名の通り、会社全体のブランディングを担当している部署です。広報、情報発信、インナーブランディングなどをやっています。あとは、まさにこの記事が載っている「Ttimes」の運営ですね。記事の企画から執筆まで全部。イベントの企画なども担当して、幅広くいろんなことをやっている部署です。
メンバーは6人で、そのうち半分が新卒。若くてフレッシュなメンバーが多いチームですね。

Rye レンタルスペース事業課では、カシカシという、スペースを貸したい人と借りたい人をつなぐプラットフォームを運営しています。現在は4,000件弱のスペースが掲載されていて、「場所を借りたいけど、どこで探したらいいんだろう?」という人に、1時間単位などで利用してもらうサービスです。
運営メンバーは、イベント運営も行うマーケター、事務作業やSNS運用の担当者、エンジニア、営業の4人。それぞれの業務の枠にとらわれず、新しいことにも積極的にチャレンジしてもらってます。

Punch 製造物流課は、製造が主にオリジナルブランドの家具を鉄や木でつくって、そのつくったものを物流さんが出荷してくれるっていうような課です。今10人ぐらいのメンバーで、溶接工が3人、木工職人が一人。一緒に働いてくれる溶接工を募集してます(笑)! 

━━皆さん一般的に「若手」と言われる世代で課長になっていますが、課長を任された時の率直な気持ちを教えてください。

Punch この中なら僕が最初に課長になったのかな? 2年目の終わりくらいに。でも僕は、まだピンと来てなかったですね。Bossから言われた「製造を引っ張っていってほしい」ということだけ僕の中でフューチャーされて、「よし!俺が引っ張っていくぞ!!もっとよくしていくぞ」っていう、やる気だけはあって、課長を受けましたね。次がRyeかな?

Rye 僕の場合は、ある朝Bossから突然、「課長に」って言われたんですけど、それよりもそのときは、前任者が退職されるっていう衝撃の方が強かったんですよ。それで残ったメンバーで、他は1年目の人ばかりだし、サービスを伸ばすって考えたら自分がやるしかないかなって。

Cumin なるほどね。私の場合は、最初にBossから言われたときは、「私でいいの?」って感じだったんですよね。でも私は、山登りが好きなんですけど、人の決めたルートをついていくよりも、絶対自分でルートを決めて、自分で準備して、全部自分で先頭で登りたいんですよ。それを考えると、ある程度自分で裁量を持って進められる方がモチベーションも上がるかなとポジティブにとらえてましたね。

言語化の壁。メンバーみんなに「一緒に走ってもらう」には?


━━みんなポジティブな感じで受けてるということですね。実際にリーダーなって「意外と…!」なんて変化はありましたか?

Cumin めっちゃありましたね!
Punch 僕も!
Rye え?全然なかったです(笑)
PunchCumin え~!ないんや!?(笑)

Punch 単純に時間が足りなくなったよね。プレイヤーしながらマネジメントも乗っかってきたから。友安製作所は、リーダーになったからってリーダーの仕事だけになるわけじゃないからね。いわゆる「プレイングマネージャー」ですよね。

Cumin あとは、会社全体を見ないといけなくなりますよね。部活のキャプテンみたいに、そのチームを勝利に導くには?っていうだけじゃなくて、他の部署とどうやって上手くやっていくのか?会社をどうやって良くしていくのかを考えるのが課長の役目だと思うので、その辺の目線が変わりましたね。

Rye 確かに目線は意識的に変えたかな。課長になったから、そうしないといけないだろうと思って。

Cumin 私の場合は、自分ひとりの業務なら、走りながら考えるタイプ。やりながら自分の頭の中で完結させる。でもリーダーになったら、それじゃ無理なんだってことをひしひしと感じてますね。

Punch 僕も走りながら考えるけど、「こういうゴールに向かって走っている」というのを言語化しないと、メンバーは付いてきてくれないっていうのがわかった。気合と根性でついてこい!って言っても誰も付いてこないですよね(笑)。

Cumin だから、走りながら考えるけど、一緒に走ってもらうにはどうしたらいいかを考えるようになりましたね。

Rye 僕の場合は、そもそも前任者のリーダーが退職したところからだったんで、マネジメント方法を自分のやり方にガラッと変えたんですよ。僕自身はやりやすいようにしただけですけど、そこに合わせてくれたメンバーが大変だったと思いますね。

Punch 確かに全くタイプが違う(笑)!

チームにも、個人にも、個性あり


━━じゃあ、それぞれのチームで特徴はありますか?

Rye 特徴というか、「自立しましょうね」っていうのは、最初からずっと伝えてますね。僕もエンジニアの業務をしないといけないので、メンバー一人ひとりに細かく指示してる時間がない(笑)。 なので、僕からは大まかな提案はするけど、もっといいアイデアがあれば個々でそれをやってくれていいし、決めるのはメンバー自身。さらに、エンジニアやマーケターっていう職種の枠にとらわれず、自由に挑戦してねって伝えています。

Punch 確かに、それは友安製作所の「自分事化し、主体的に取り組む姿勢」っていうコアバリューにもつながるよね。僕ら製造物流課も、気合と根性だけじゃないからね(笑)。

Cumin そうなん(笑)?

Punch 気合と根性は、あくまでも何かを成し遂げるための道具。根底にあるのは、職人としてのプライドですね。出来上がった製品で、「他社に負けない」というプライド。だから、みんな僕が言ったことでも違うと思ったら、やらないですからね(笑)。全部「自分事化」して、例えば木工職人のBigなんかは、クッション張ったり、左官をやったり、木工の枠だけじゃなく、友安製作所が他社に「大したことないな」って思われたくないからやってる。BC課はどうなん?

Cumin うちは、社外的にも社内的にも「友安製作所らしさ」を最も体現しないといけないチーム。じゃあ、友安製作所らしさって何?というと、多様性があって、それを認め合うみたいなところやから、それぞれの個性とかやりたいこととかが実現できる場所でありたいと考えてます。特にBC課は何をやらないといけないと決められている課じゃないからこそ、自分たちのやりたいことに挑戦できる場所にしたいですよね。
そのために、友安製作所らしい「あそび心」は大切にしたい。ちゃんと仕事はやるけど、ユーモアや楽しい発想が浮かぶようなゆとりや雰囲気は大事にしたいです。

━━メンバーそれぞれ個性があると思うんですが、チームをまとめるのに工夫していることはありますか?

Cumin メンバーの個性で言うと、製造物流課が一番強いんじゃないですか?

Punch 確かにそうかな?まあ、課のスタンスとしては、短所は伸ばさなくていいってスタンス。逆に長所を伸ばして尖らせた方がいいと思ってます。その人の得意なことを探して、それを伸ばす。個性が強いからこそ、それぞれが伸び伸びできる環境がいいですよね。

Cumin みんな個性があるけど、反発し合うよな個性ではないですよね。だから、特にリーダーとしてまとめないと!っていう工夫はなくて大丈夫だと思ってます。

泣き落としで解決!?リーダーの苦難


━━リーダーになって壁にぶつかったことはありますか?

Rye 僕はないかな~

PunchCumin え~!いかついな(笑)!!

Punch 僕めっちゃありますね~。プレイヤーから抜け切れなかったんですよね。やっぱ製造で一番大事になってくるのが量をつくること。クオリティの高いものをつくればつくるほど、売り上げにもつながるし。でもリーダーになってから、マネジメントの業務が増えて、圧倒的に生産量が減った。それが申し訳ないと感じて、みんなが帰った後にめっちゃ残業してたんです。でも、逆に他のメンバーは、「Punchが自分のことを信用してくれてないから、Punchの担当の仕事を任せてくれない」と思ってたんです。そんなときに僕の限界が来て、泣きながら溶接工のPeter(ペーター)に話したんですよ。「もうしんどい。どうしたらええの?」って(笑)。

CuminRye え~(笑)。どうなったん?

Punch そしたらPeterが、「自分たちができないマネジメント面をPunchがやってくれてるのはみんなわかってる。ちゃんと俺に言ってくれたら、俺が全部つくるからつくらせろ!」って言ってくれたんです。それでめちゃくちゃ楽になりましたね。リーダーやから全部やらないといけないではなくて、みんなで問題を共有しながら解決していった方が、圧倒的に楽しい!って。

Rye でも確かに、リーダーになって生産量は落ちましたよね。落ちるとわかっていたので焦りはしなかったですけど、前述したみたいに代わりにみんなが「自立」して、どんどん一人で動かせるようになったことで、今売り上げが上がっている状態ですね。

Punch やっぱり僕らはゴリゴリのプレーヤーやから、自分が全くプレイできないのもストレスになるよね。

Cumin 私も最初は、自分がやった方が早いなと思っちゃって、自分でやるんですけど、結局は自分自身がボトルネックになってしまったっていう失敗がありました。でも、周りから見たら、Punchの話のように、「私ら頼ってよ!」ってことなんだと思います。

すべてのチームが「超スゴイ集団」に


━━リーダーとして、今後こんなチームにしたいっていう目標やビジョンはありますか?

Cumin 私がよく考えているのは、「私がいなくても仕事は回るけど、私がいた方が楽しい!」そんなチームの状態がいいかな。

Punch なんか友安製作所っぽいね。

Cumin 私のクミンっていう名前は、カレー好きが由来なんですけど、もう一つ理由があって…。カレーに絶対欠かせないスパイスはクミンだから、それが会社として欠かせないスパイスになれるようにって思ってたんです。でも今は、その役割は置いておいて、同じカレーのスパイスでも、あった方がより香りが良くなるカルダモンみたいな存在。それで、単純だけど、みんなが毎日楽しく働けるチームが一番いいかなと思ってます。

Punch 僕は、モチベーションをチーム全体で上げていくために、今その人が何が好きで、どういうふうな職人になりたいかっていうのを密にコミュニケーションを取って理解するようにしてるんです。「みんなカッコよくなりたいね」っていう大きなビジョンがあって、そこに向かって各々が成長していけるような、それがモチベーションになるような環境づくりをしています。

Cumin 確かに超スゴイ人たちの集団になりたいというのは思いますよね。「友安製作所のあのチームスゴイね!」って言われるような。

Punch それ最強やね!Ryeは?

Rye そうですねえ。さっき話していた「自立」っていうのがキーワードになるんですけど、「自分がサービスの成長に寄与しているんだ」っていうのを実感できるような環境は心がけてます。例えば同じ業務ばかりをやっていると、組織の歯車のような感覚になっちゃいますよね。それを避けるために、一人ひとりがいろんなことにチャレンジできる機会をつくってます。上手くいかないこともあるけど、上手くいったら自分が動いたことによって、わかりやすく数字が伸びる。つまり、売り上げが上がる。それで、サービスの成長にかかわっていると実感してもらいたいんです。あと、うちのチームはみんな若手だから、新しいスキルを伸ばして、その方向でキャリアを築きたいのであれば、空いたところに新しい人を入れていくというスタイルでチームをつくればいいと思っています。

Cumin カシカシチームも私たちのチームも、若手中心ですもんね。これからなんにでもなれるチームですよね。

Punch 製造課は、僕より年上のメンバーも多いから、定年になっても泣き落としで残ってもらう(笑)。

まるで社内起業!? 好きなことができる環境


━━せっかくなので、リーダー同士で聞きたいことはありませんか?

Punch Ryeって、仕事に対するモチベーションは何が一番高い?

Rye そもそも会社選びの基準が、ゼロからの新規事業立ち上げか、動いていない赤字のサービスを復活させるかのどちらかにかかわることだったんですよ。で、カシカシは動いていない方のサービスで、今は当時の売り上げの120倍くらいで黒字にすることができた。だから今のモチベーションは、次の売上目標のためにいろいろチャレンジすることが楽しいかな。

Cumin もともと起業したかったんですよね?

Rye そうそう。カシカシは友安製作所の中にありながら独立した事業になっているのも、僕にとっては魅力ですよね。ちょうど社内起業したような形なのが、モチベーションにもなってます。

Punch 僕も家具屋として起業したくて、友安製作所はその通過点だと思って入社したんです。でも、今では起業しているのと同じくらい好きなことができてますね。

Rye じゃあ、一緒ですね。

Punch 友安製作所は、商品企画から「こんなふうにつくってほしい」って画像なんかの資料が渡されてくるんです。でもそのままつくるのって、今あるものをつくることになる。だから、それを改良してもっといい独自のものをつくるのが僕ら。もともと起業を考えていたオーダー家具屋でも、お客さんの想いをヒアリングして、そこに対して僕がもっといいと思うものをつくるというのをやりたかった。まさに、今の友安製作所での仕事なんですよね。

Cumin じゃあ、なんやかんや言うて、2人ともやりたいことができてるってことですね!

PunchRye そうですね!

まとめ:同じポジションだから話せるあれこれ

今回は若手リーダー3人のトークということで、普段はなかなか聞くことができない、リーダーとしての想いやチームメンバーへの想いも聞くことができました。
なかには、プレイヤーと管理者というWワークの悲哀(?)なども。同じポジションだからこそ話せるあれこれ。いかがだったでしょうか?

今後もこのテーブルトークでは、さまざまな視点のメンバーが、「友安製作所で働くこと」について語っていきます。
次回のテーブルトークのメンバーも企画中。あんなことやこんなこと、いろんな立場で、ざっくばらんに語り合います!