DIYには欠かせないアイテムの一つ「2×4（ツーバイフォー）材」。DIY初心者でも使いやすく、ホームセンターやネットでも手軽に手に入る便利な木材ですが、そのまま使うと「ちょっと安っぽいんだよね…」って思った事ありませんか？ そこで安い 2×4 材でも少しの手間で高級木材っぽく見えるコツをご紹介します。
目次
2×4材とは？
2×4材は、アメリカの建築工法「ツーバイフォー工法」で使われる木材のこと。
「2インチ(38mm)×4インチ (89mm) 」という断面のサイズから、こう呼ばれています。他にも断面の厚み 2インチ を基本とし、幅によって「 2×2」「 2×3」など様々なツーバイ材があります。また、断面の厚みが1インチのものは「ワンバイ材」と呼ばれています。
★2×4材の特徴
●リーズナブル…規格サイズなので大量生産で安く買えます。
●手に入りやすい…ホームセンターやネットで手軽に手に入ります。
●処理済み…表面処理されてなめらか。角も丸く加工されています。
●加工しやすい…木の材質が柔らかいため、釘を打つのも容易。
2×4材を高級に見せるコツ
2×4材が手軽で使いやすいのは大きなメリット。でも上の写真を見るとわかるように、ちょっと「そのまんま」過ぎて安っぽい？ そこで次のようなコツを使えば、同じ 2×4材 と思えない高級感を出すことができるんです。
➀サンドペーパーをかける
電動サンダー 
友安オリジナルハイピッチファイル
2×4材はそのままでも木のささくれなどは処理してありますが、ちょっと手間をかけて磨くのがポイント。最初は100番くらいの粗目のサンドペーパーをかけていきましょう。ちなみにサンドペーパーは数字が小さいほど目が粗くなります。 『 友安オリジナルハイピッチファイル 』は、軽いポリカーボネート製プレート で、やすり掛けも楽になりますよ。 女性や力の弱い方は、電動サンダーを使えば、より簡単にやすり掛けできます。
➁布で拭いて木くずを取り除く
粗目のサンドペーパーをかけたら、一旦いらない布などで、木くずをキレイに拭き取りましょう。 見た目以上に意外とたくさん木くずが出てることも。
➂再度サンドペーパーをかける
次にもう一度サンドペーパーをかけていきます。今度は、目の細かい600番程度のサンドペーパーがおすすめです。 手で表面を触ると、徐々に表面がなめらかになっていくのがわかります。また、サンドペーパーをかけることで、次に塗る塗料もしみこみやすくなります。
手作業の場合は、写真のように小さな空き缶や木のブロックなどにサンドペーパーを巻き付けると作業しやすいですよ。
⓸自然塗料「U-oil」を布で塗る
サンドペーパーでなめらかになった 2×4材を、➁と同じく布でキレイに拭き、自然塗料「U-oil」を塗っていきます。今回は、より木目を活かすために透明な「クリア」をチョイス。このとき、刷毛ではなく布で塗るのがポイント。木目を活かした自然な塗装が可能です。U-oil が塗れたら、約24時間程度乾かしていきます。梅雨の時期や冬の寒い時期は、乾燥に時間がかかることもあるので注意。表面を触って、ベタベタしなければOKです。
⓹もう一度サンドペーパーをかける
塗料が乾いたら、最後にもう一度サンドペーパーをかけます。こちらは、目の細かい600番くらいがおすすめ。磨いていくうちにツヤが浮かび上がってきます。
【比較】コツを使うとこんな感じ！
写真の右が今回のコツを使って仕上げた 2×4材 。左は何もしていない 2×4材 です。写真ではちょっとわかりにくいですが、右の方はツヤがあって木目に味が出ています。今回は透明なクリア色を使いましたが、ブラウン系など色の入ったものでも、このコツでツヤがきれいに出て高級感のある仕上がりになります。
「ちょっと手間をかけて、もっと完成度の高いDIYがしたい」「安っぽい仕上がりにはしたくない」という人はぜひチャレンジしてみてください。
2×4材を使ったDIYの方法➀
賃貸でも使えるDIY商品 「 LABRICO(ラブリコ)シリーズ 」と2×4材を使ったDIYの実例。ラブリコは木材を突っ張るだけで棚ができるので、初心者でもチャレンジしやすいアイテムの一つです。こちらのレシピは、突っ張り棚で収納を加え、間仕切りとの2役をこなす優れもの。詳しくは下記サイトをチェックしてください。
2×4材を使ったDIYの方法➁
DIYするときに便利な作業台も2×4材を使ってつくってみましょう♪コンパクトに収納することもできますので、狭めの部屋でもDIYを楽しめますよ。 詳しくは下記サイトをチェック ！
